いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

2017年春の絵

2017-06-25 | お絵かき

 梅雨に入った富山、それにしてはあまり雨も降らず梅雨らしくない日々が続いている。本当に今年の春は、晴れの日が多かった。    

 今年の春の絵の締切日が近づいていた。明確な締切日や本番日が決まっている仕事や音楽関係のイベントに対して、ゆる~く趣味で描いているこの絵は、締切というものを自分で設定する必要がありそうな気がした。そこで3ヶ月単位に作っている締切、前回は3月末だったので今回は6月末、これを設定することで今も絵を描き続けられている気がしている私。無事に今季も間に合い、ほっとしている。    

 題材を見て描いた順に挙げていこう。今回は時期も場所もばらばら、しかも色を付けていない部分もある。水彩色鉛筆の絵を描き始めた頃は背景に色をつけないでいた時期もあった。そういうのもよいかもしれない、と思った。  

 満作の花。3月兼六園に行ったときに、鮮やかな黄色の帯のような花弁が放射状になって咲いている様子が非常に印象的だった。その日は植物を観察して植物の図鑑にも使えるような正確な絵を描くという、植物図の展示会を見に行き、植物のつくりをつぶさに観察し正確に描写することの貴重さを実感したのだった。その記憶を呼び起こし、撮った写真をもとに一枚一枚の花弁を線で描いてみた。そして植物図では色を塗らないことが推奨されていたので、この絵も色を塗らないでみた。 なかなか貴重な経験だった気がする。   しかしついつい色を塗りたくなる性分で・・・絵に対しては全くストイックになれない私なのであった。それでも、また気が向いたら、このような絵を描くかもしれない。

 この春は晴れの日が多く、立山連峰も見える日が続いた。立山連峰の絵に対しては、シンプル路線を目指したくなってきて、水墨画で描いてみたくもなっていたのだが、その手始めとして一色の色鉛筆で描いてみることにした。春山らしい色遣いにしてみた。

 

 単色なので楽かなと思ったらとんでもない、シンプルなものほどごまかしがきかないということを痛感したひとときだった。でも楽しかった。単色での立山連峰、また描いてみたい。

 5月末に出かけたコンサート、立山連峰も良く見えたのだけど、もう一つ面白いところに寄ってみた。大きな風車があったのね。その日は天気もよかったうえに、風もほどよく吹いていた。そしてその風車、真下にまで行くことが出来たので行ってみたら、シュワッ、シュワッと、大きな音を立てて、回っていた。まるで生き物みたいだったな~。風車愛好家の友人によると、この風車、気持ちの良い天気のもとで順調にシュワッ、シュワッと回る日は珍しいらしい。初めての見学ながら随分いい思いをしていたのだと分かった。

 天気の良い日々が続いて喜んでいたのは我が家のサツキ。好天気が続いたからか、今も沢山咲いている。富山に引っ越してきて、ここまで咲いたのは初めてだ。花も気候に馴染んでくれたのかもしれない。よかった! そこで第1号第2号の花と第3号のつぼみを描くことにした。今になって気づいたのだけど、我が家のサツキ、今まで一度も描いたことがなかったのね。今まで、外の花は沢山描いていたのに・・ごめんね。やっと描けたよ。

 2017年春の絵は以上です。夏の絵も早速題材が出てきているので、9月末にはアップできるように準備を進めていこう。 

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イタリア協奏曲全楽章 舞台初披露

2017-06-11 | ピアノ、音楽
 今日はあるところで、イタリア協奏曲全楽章を弾いてきた。
 きらきらした第1楽章への憧れから始まったこの曲への取り組み、弾いているうちに、段々欲が出てきて、やっぱり全楽章をやって曲全体をつかまなければ、という想いになっていた。その願望は恐らく、ソナタを弾くのなら全楽章を弾かないと、という願望と一緒だと思う。本格的に取り組んだら、第1楽章だけでも、難しいのに、だ。

 しかし身の程知らずと欲というものほど、強いものはないのかもしれない、いつの間にか、第2、第3楽章と譜読みしていて、どこかで弾こうと決めていた。そして練習会で初披露。最も自信のなかった第3楽章も、弾いているうちになじんできた。中間部のフーガの部分や、曲全体を流れているシンコペーションにぞくぞくしつつ。そしてなんだか弾けそうな気がしてきて、ステージともいえる場でどこまで弾けるだろうかと思いつつ。
 
 演奏順も、初体験の遅い順番、これはもうどんと構えるしかない、と思い、ひとまずどんと構え、椅子の距離と高さを調節した。そして第1楽章、昨年の秋には緊張のあまり指が震えて大変だったが、今回はそのようなこともなく、落ち着いて弾けたような気がする。とはいえ、やはり緊張のあとは出ており、思わぬところで指がすべって音を外したりもしていたのだけど。
 第2楽章は技術的には弾きやすいように思えるのだが、一音一音への集中力と音楽づくりが実は大変。今回も録音を聴いてもっとも課題の多い楽章のように感じた。即興的なイメージ、そして和声のつかみ、あああ、ヴィヴァルディを、聴きなおそう。
 第3楽章、技術的に最も不安だったので最も直前まで練習した。そして直前の練習で気づいたことも多々あり、この曲の奥深い魅力を実感し、その魅力が伝わるように弾きたいという思いになっていた。そして本番、うん、出だしは、なんとか弾けたかな、でも弾いていて我ながらいっぱいいっぱいな感じだった。中間部の難解であり心惹かれる部分もなんとか乗り切れ・・・と思ったら、時間制限にひっかかり途中で終了。こんなに時間、経っていたっけ、と思いつつも、今度の弾く場では磨きをかけたうえで本当に全部きちんと弾きとおそうという決意がますます強固なものとなった。


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久しぶりに立山連峰!

2017-06-02 | 気になる場所、風景

 この頃、立山連峰の写真を撮っていなかったことに気が付いた。けれども先日演奏会の会場に向かったときにはしっかりと見ることが出来た。

 のどかな田園風景の背景に聳え立つ山々!天気にも恵まれた一日だった。

 

 天気が悪くなる直前、神々しく山々が見えることがある。これはこれで、かけがえのない瞬間だ。