私が朝、音楽を聴くようになったのはいつからだったのでしょうか?思い出せないのですが、朝に聴く音楽に、あるラジオ番組が加わるようになったのは昨年の夏頃からだったような気がします。「古楽の楽しみ」という、中世・ルネッサンスからバロック時代の音楽を紹介している番組でチェンバロの特集を放送していたことがあり、その時以来定期的に聴くようになりました。その後、今まであまり聴こうとしてこなかった、中世やルネッサンスの旋法を中心とした音楽も沢山聴きました。お陰様で聴く音楽の幅が、少しずつ、少しずつ、広がっているような気がします。(この番組についてはtwitterで熱心なリスナーの方たち、そしてまとめをされている方がいらっしゃり非常に勉強になっています。)
そして今週はヘンデル特集でした。ヘンデルさん、聴いた音楽は全部好感度が高かったのですが何となく印象が薄い方でした。しかし今週のヘンデル特集では、合奏協奏曲作品3を中心にヘンデルの曲を紹介していたのですが、聴いたことがある懐かしい曲が沢山登場したのです。
1)水上の音楽 を ニ長調に移調した 協奏曲 ヘ長調 HWV331 (番組ではトレヴァー・ピノックが編曲した合奏協奏曲 ニ短調 作品3 第5から アダージョを間に入れた演奏が紹介されていました)
2)ハープ協奏曲 変ロ長調 作品4 第6
3)オラトリオ“ソロモン”HWV67から“シバの女王の登場”
タイトルだけ見たら今までの私は失礼ながらどんな曲なのだろう、という状態でした。今までも沢山耳にして、洒落ていて素敵だと感じる曲ばかりだったのに。。。聴くたびに温かく幸せな気分でいっぱいになりそうな、そんな音楽を沢山作っていたヘンデル氏に対して私はあまりにも、よい人どまりの印象しか持たないできたような気がしました。けれどもこれからはそのようなことはありません、繰り返して聴いていきたいと思いました。(実はこの番組を通してそのように感じた作曲家が他にも沢山いて溢れんばかりの状態になっているのでした。また折を見つけて書けたらと思います。)
今日の天気もまるでヘンデルの音楽のように爽やかな天気になりました♪