いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

学習のために

2014-10-31 | ピアノ、音楽

 10月ももうすぐで終わり。前回の更新からあっという間に1ヶ月がたとうとしています。

 その間私は宇奈月や称名滝に行って素晴らしい景観を楽しんできました。詳細を書かねばと思いつつも延ばし延ばしになっております。申し訳ありません。働くところも決まり少しほっとしているところです。

 今回は、本ブログのタイトルに合った内容の記事を書きます。 富山市内の某練習室で練習したバッハのインヴェンション13番を音源編にアップします。一応レッスンでは卒業をいただいたのですが(人前を前提としていないのでハードではありませんでした )、自称卒業ということで、録音してみました。

 練習会やレッスン以外の人前での演奏の機会がない今、アップして聴いてもらう演奏を目指すことも、私にとっては励みになるのではないかと思いました。

 なので、発展途上で突っ込みどころ満載だというのは、ご承知いただけたらと思います。下のリンクからです。

いろはにぴあの音源編 (その3 ) 2014年10月に弾いた曲 バッハ作曲インヴェンション第13番


練習記録 謎つき

2014-10-05 | ピアノ、音楽

 本ブログ、時々練習記録も書いていきます。自分が感じたことが主です。あまり分かりやすいように書けていないと思います。申し訳ないです。

 ただいま練習中の楽興の時第4番。楽譜を見てみたら高音部譜表(右手)の声部は途中から複数に分かれているのが分かります。最初から、というよりも、途中からみたいな感じです。たとえば8小節目、上段の上部に四分休符があります。この休符から、右手は図で表したような声部に分かれているのが分かります。赤の全音符の所、本当は伸ばすのが正解なのですが本当に伸ばすのは大変だからペダルと音色で調節するとよさそうに思いました。その上にある16分音符との弾き分けが大切なんだと感じました。

 そして曲がもっと進み、第一部の終了部でしょうかかっこいいところがあります。彼女の音源で言うと35秒からの部分。

下の楽譜で言うと15小節目から。高音部譜表部分については声部毎に色分けしたのですが、ちょっと不思議に感じたことがありました。15小節目から声部が増えて細分化、赤青ピンクの声部に分かれるように思えます。ピンクの声部の八分音符がその増えた声部。大切な呼びかけ部分。そのピンクの呼びかけ声部前半の17小節目までは右手も左手も同じ長さの八分音符なのですが、後半の18~20小節目の右手、点線の部分はなぜか十六分音符のまま。考えてみたら不思議です。

  

 18小節目からディミヌエンドが始まっているからそれまでとの対比も兼ねてそのようにしているとも考えられそうですが、左手は八分音符のままなんですね。ここで感じたこと、twitterにも書いたのですが右手はそれまでがオクターブになっているので和らげるためなのではとおっしゃって下さった方がいました。確かにそのようにも思えます。それにしてもラフマニノフ、どうしてそのようにされたのだろうなと思います。

 ちなみに実際の演奏では、18小節目からも点線で囲んだ部分は目立つように演奏しているものが多いです。

 それ以前に、高音部譜表部分がくっきりと声部に分かれていることが分かった今、赤で囲んだ声部だけを取り出して練習しました。そうしたら曲で歌いたいところがくっきりと見えてきました!ショパンの練習曲「革命」に似ているような気がしてきました。それにしてもこのこと、もっと早くから気づいておくべきでした(^^ゞ ついつい速く動かすところとかっこよさそうな雰囲気にとらわれがちだったのですが。。。

  

最後に先ほど紹介した音源のピアニストさんはリーリャ・ジルベルシュテインさん、旧ソ連出身のドイツのピアニストさんです。彼女の演奏、確かに音符の長さこと、音価についてはちょっと短く聴こえるところもありましたが、誠実でスケールが大きな演奏に思えました。



指がはまるために

2014-10-02 | ピアノ、音楽

 今、私が練習している曲にラフマニノフ作曲楽興の時の第4番があります。

 この曲、左手が盛んに動く曲です。跳躍や細かい指の動きなど、音を外したりかすったりしやすいところがいくつかあります。最近いろいろな曲を弾いていて、どうも指がはまっていないと感じることが多く、まずいと感じていました。ゆっくり弾くと大丈夫でもちょっとスピードを上げるとたちまちアウト、ということになって困っていたのですが、そんなときに効果がありそうな方法がありました。なおこの方法はRittorMusic社の『本当に役立つ!ピアノ練習法74 17人の指導者が実践する最強のトレーニング』という本に載っていました。

 跳躍で音を外しやすいとき、倍の幅を跳んでみて、その後元の幅で跳んでみると見違えるように弾きやすくなったりします。下の楽譜でいうと7小節目初めの左手の赤丸で囲んだところが外しやすくて困っていました。そこでつまり一オクターブ多めに跳ぶ練習をしてみました。この楽譜では一オクターブ下に青い音符で書かれた低さまで跳んでみました。その後実際の幅で跳んでみると見違えるほど楽に跳べるようになりました。奥ゆかしさが強い日本人にとっては始めは多少大げさなぐらいの感覚でやるほうが後で普通に戻すときに意識して弾いた時に出る奥ゆかしさが丁度良い具合に働くとのことだそうです。なるほどと感じました。

 指がもつれやすい所は、一音一音音名を声に出してみると音がつかみやすくなって、もつれにくくなったりします。ここでは23小節目左手の丸で囲んだところがろれつが回っていない話し方のような指の動きになって困っていたのですが、一旦音名だけを高低差や臨時記号もなしで声に出してみて、その次に、音名を歌いながら弾いてみると、はるかに一音一音はまりやすくなりました。歌えないところは弾けない、と私もどこかできいたことがあったのにも関わらず練習の時にはすっかり忘れていたようです。

 先日と今日の練習で実感したこの二点、これからの練習に活かしたいと思いました。

 他にも困った所があったらあせらずに部分練習を続けていきたいと思っています。


黒部ダムに行ってきました(到着から)

2014-10-02 | 気になる場所、風景

 黒部湖駅に到着後トンネルをくぐって外に出てみると辺り一面湖が広がっていました!ついに黒部ダムに到着です。

 上の方を見るといかにもダムならではのダイナミックな建造物を前にした雄大な山肌が見えます。

 そして下の方を見ると、水しぶきをいまにも受けそうな激しい放水シーンと

 穏やかな湖を観ることが出来ました。

 あっという間に昼になっていたので早速昼食にありつきました。黒部湖ご当地の黒部ダムカレーです。四角っぽいご飯はダムの堰堤、ルーの上にあるミンチカツは遊覧船ガルベ、内側に入り込んでいるルーは堰堤の中に入れ込むという意味、そしてカレールーの緑色はホウレンソウで湖面の色を表しているとのことです。ぴりっとスパイスの効いた味でホウレンソウかなにかのおかげでクリーミーな味わいになっていました。

 カレーで腹ごしらえした後は、展望台へと向かいました。かなりの段数の階段を上ったと思います。展望台に上がる途中で出くわしたものがこちら。

コンクリートバケットというダムにコンクリートを運搬するための桶状の容器です。このバケットに入ったコンクリートはタワー・クレーンなどによって打ち込み場所まで運ばれました。

 何段かの階段を上りついに展望台に着きました。展望台から見た眺めの素晴らしさは一言では言い尽くされないほどでした。

上の方を見ると雪の残った山々が見えます。富山方面なので立山のような気がします。

 ちょっと方向を変えるとこのような険しい山も見えました。

 そして下の方を見ると見事な放水の様子や美しいダム湖を臨むことが出来ました。

 ダムを作るのに漏れて苦労の元となった破砕水、実は純度が高く美味しいのです。その破砕水でできた「ハサイダー」があったのでいただきました。とてもさわやかでした。

 展望台は上だけではありません。ダムの放水シーンにより近づける新展望広場にも向かいました。

新展望広場から見た放水シーンです。迫力ありますね!

 山もちゃんと観ることが出来ましたよ!こういう険しい山を見るとわくわくしてしまうのでした。

 新展望広場では今年建設50周年を迎えた黒部ダムこと黒四ダムの建設の歩みを伝える企画展がありました。当時電力不足に悩まされていた関西電力が電力を生み出すために最良の候補地としてこの黒部ダムのある秘境の地が挙がって以来の、建設に携わった方たちの使命感と情熱、苦闘の日々を伝えるパネルや映像が展示してありました。限られた期間と予算、そして賭けともいえそうな工事の難しそうな所が無数にある中、命がけでダムの建設に臨んだ方達の様子を伝えた映像やインタビューもありました。このような姿になるまでにものすごい労力がかかりました。大町からダムへのトンネルは最大の難所であり80mもの破砕帯があり、そこを7か月の苦闘を経て突破したそうです。石原裕次郎主演の『黒部の太陽』にそのときの様子が描かれているとのこと(観ようと思っています)。そして黒部ダムの建設は危険を伴う工事も多く、実際に建設中に命を落とした方もいました。その方達と弔う殉職者慰霊碑もありました。

 再び上に戻り放水シーンを見てみました。虹は午前中の方がよく映るとのことですが、どうも前よりも虹が大きく映るようになった気がしたので方角的には最善ではないのかもしれませんが写真を撮りました。

 

 しつこく湖の写真も撮りました。

 最後に遊覧船ガルベに乗って水上から湖を散策することにしました。陸上から見たガルベです。まるでおとぎの世界のように美しいです。

 船着場から出発、湖の下流から上流の方に向かいましたが、美しいシーンが沢山あって、シャッターを切ってばかりいました。

 船から降りてもその余韻は味わいつづけ。。。実は小さな滝も見えたのですよ。上の段の右の写真です。

 そして名残惜しさを残しながらも来た方向と反対方向に、同じ乗り物に乗りついで帰ることにしました。接続の関係で途中ではあまり長居ができなかったのですが、黒部ダム側で比較的天気がよかった大観峰の展望台で少し時間を取りダムや山々を眺めました。紅葉も美しかったうえに、黒部湖をもう一度見ることができて本当に良かったです。上の二枚は黒部湖、下の四枚は立山方向の写真です。

 その後、室堂へとトロリーバスで潜り抜け高原バスにのりました。室堂あたりでは天気も少し荒れ霧がかかっていたのですがちょうど日没になろうとしているところで美しい太陽を観ることが出来ました。本当に楽しいひとときでした。富山県内とは言え、実は市内からでも乗り物を6台も乗り継ぐという大仕事だったのですが、それでも足を伸ばすことができて本当に楽しい一日でした。


黒部ダムに行ってきました(到着まで)

2014-10-02 | 気になる場所、風景

 先日はついに念願の黒部ダムに行ってきました。

 はじめに富山駅から富山電鉄に乗り電鉄立山駅まで向かいました。

 次は立山駅から立山ケーブルカーに乗って美女平駅へと向かいました。1.3㎞、標高差500m、平均勾配24度の坂を登りました。この立山駅からのケーブルカーから急に人が増えました。立山駅まで車で来ている人が多かったのかもしれませんね。

 標高977mの美女平から今度は標高2450mの室堂まで高原バスで走りました。なんと1000mも登るのです、すごいですよね。片道23㎞、50分の乗りごたえあるバスでした。

 その高原バスの車窓から見えた風景です。

 推定樹齢300年の立山杉です。大変太くて迫力がありました。残念ながら一部しか撮れませんでしたが迫力だけは感じて頂けると思います。

 そこからもう少し向かうと、落差日本一を誇るという称名滝を観ることが出来ました。遠くから見てもこれだけ長い線が見えるという事は、近くから見たらさぞかしものすごい迫力なのでしょうね。

 森林の中を入って行きました。山の気候は変わりやすいため霧も沢山出てきました。その後森林を抜けるとたちまち視界が広がり美しい高原の風景を楽しむことができるようになりました。

 紅葉の様子です。動いている車窓から撮ったのもありブレてしまいましたがカラフルさは伝わると思います。

高原らしくなってきました。山肌には氷が残っています。赤、黄、緑のコントラストが美しいです。

  

車窓からなのでガラス越しの影が映ったりと限界がありますが、外から見たらさぞかし美しいだろうと思います。

 

 

そして公共交通機関で行くことができる最も立山に近く標高の高い、室堂駅にたどり着くことができました。

室堂駅は山頂の駅。これから登山しようとしている人たちも多く見受けられました。標高2450mという日本で一番高い位置にあるホテル立山もありましたよ。

室堂駅からは立山の真下を通るトロリーバスに乗りました。片道3.7㎞10分ですがその10分は重みがあります。トロリーバスは普通のバスと違ってガソリンではなく電力で動き、バスの屋根の上には集電装置(トロリーポール)が二本伸び、トンネル内の架線とうまく作動し合いながら進んでいるなど、普通のバスよりも動かせるようになるまでかなりの手間がかなりかかっているからです。バスとは言え電車の仲間とされています。この立山トンネルの工事は非常に大がかりなものであり、特に立山の中心部には地下水を大量に含んだ軟弱な地層である破砕帯、掘っても掘っても天井から崩れるようなところが存在しており、冷たい滝の中に入って作業をするようなところもあったそうです。

 トロリーバスの写真です。

 トロリーバスでトンネルをくぐったら大観峰。展望が一気に開けたような感じです。美しい紅葉がたちまち視界に入って来ました。線は立山ロープウェイの線です。日差し的にもそのときは最もよい時間でした。

 その大観峰から黒部平まで立山ロープウェイで降りました。立山ロープウェイは高い所を降りると同時に景観を保つために間に柱がない点でも有名です。そのロープウェイから見た景観です。葉もすっかり色づいており素晴らしい景色を楽しむことができました。

 

 黒部平駅から最終目的地の黒部湖までは再びケーブルカー。今度は黒部ケーブルカーと言い、地下のみを走ります。距離的には短いのですが傾斜は激しく、最大勾配は31度でした。

 そしてついに目的地、黒部ダム湖と黒部湖に到着したのでした。

 黒部ダムについての投稿は次の投稿で。