いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

白き立山連峰その2

2014-11-25 | 気になる場所、風景

 立山日和、続きました♪今度はちょっと足を伸ばしました。

富山県の東部と西部とを分けていると言われる呉羽山。そこからの景観は素晴らしいとのことだったので。

最も眺めが良いと言われる呉羽山公園展望台。到着するなりこのような凛々しく堂々たる風貌の青年の銅像が目に入りました。飛鳥時代のクラーク博士のようですね!

 いや、彼は佐伯有頼という飛鳥時代の人物で、立山を開山したと言われる方なのです。その後越中ではこの有頼を見習って立山を登るのを目標として子供たちを育てるようになったと案内に書かれていました。

 佐伯有頼氏を手前に臨んだ立山連峰の風景です。大志を抱いて立山を目指せ、と語っているようです!

 銅像の手前からは山々をさらによく見ることが出来ました。それにしても本当に美しいですね。現地はものすごく寒いのでしょうけどね。

 紅葉も美しい季節。色とりどりの葉で楽しませてくれました。

 次に高岡市の雨晴海岸に向かいました。手前の島と遠方に見える立山連峰、そして日本海。この自然の美しさに万葉の歌人大伴家持もすっかり虜になり多くの歌を詠んだそうです。2014年、本当に最近ですが「世界で最も美しい湾クラブ」として日本では松島の次に選ばれました。

 雨晴の語源ですが、源義経がここを通りかかった時、にわか雨にあったもののこの海岸の岩に家来ともども雨宿りしたのが由来だと、看板に書かれていました。左の写真がその海岸です。そして右の写真は源義経が雨宿りしたと言われる雨晴岩です。神聖な岩として神社のようになっています。

 そして海岸に向かいます。ごつごつした大きな石の上を足元を見ながら歩いていきました。手前の松の生えている島、そして向こう側の立山連峰の組み合わせが誠に美しいです!

 ちょっと違う石の上に乗って撮影してみました。こちらは海、立山は山、遥かに離れているのにこんなにしっかりと見えるなんて嬉しいですよね!

 この雨晴海岸の絶景スポットは意外に歩くところが少なかったです。しかし大きな石がある岩場は気を付けてあるかないと転んでしまいそうでした。家族連れがこの島と山を眺めようとやってきていました。

名残惜しい思いを残しながらも退散し、近くの二上山という山に向かいました。

大伴家持が越中の国司として、現在の高岡市の伏木に赴任した時にも二上山を題材とした歌を詠んでいます。季節は立夏なのですがこんな歌もありました。

 玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声こゑの恋しき 時は来きにけり

そういう歴史があるからでしょうか、二上山の中を通る道は万葉ロードと呼ばれています。

こちらも紅葉まっさかりと言った感じでした。

 平和の鐘のあるところ、展望台と降りてみたのですが、最も立山連峰が綺麗に見えたように思えたのは、西端の城山公園というところでした。高台からなので見える風景が違います。目の前にあるのは高岡の市街地や水田、畑です。

 少し見る場所を変えてみました。

画面の中央あたりには、新湊大橋という橋が見えます。その近くには帆船海王丸が浮かんでいて海王丸パークとなっています。

 少し歩いていくと大きな観音像が目に入りました。平和観音像と言われ、世界平和と人類の繁栄を祈願して高岡市制80周年を記念して昭和45年に建てられたそうです。それもですが背景の雲の美しさにも見とれてしまいました。

 二上山の南西部には小矢部川が流れています。急流河川が多く平野部の割合が少ない富山県内の川ですが、この小矢部川は平野部を流れている割合が70%と多く、写真のように美しく蛇行しながら流れています。印象的な夕方の空とともに、忘れがたいシーンとなりました。

 以上、晴天が続いた中、白き立山連峰を複数のスポットから見てみました。まだまだよき景観スポットがありそうです。

山とともに美しくユニークな自然環境をこれからも楽しみたいと思います。

 

 

 

 

 


白き立山連峰その1

2014-11-24 | 気になる場所、風景

 11月も中旬を過ぎ、すっかり寒くなりましたね。

 相変わらず天気の良い日は、山と空の風景を楽しんでいます。そしてこのところ、美しい山が見えることが多いのです。今日はその内容をアップします。 (すみません。宇奈月の記事はタイミングを逃してしまいました。)

 11月20日の朝6時15分。朝焼けです。東の空でこんなに美しい朝焼けが見ることが出来たのは初めてのような気がします。真ん中の黒い点は鳥でしょうか。

 そして11月21日。朝から快晴で立山連峰を観るのには絶好の一日でした。

5時50分 日の出前

6時40分

6時50分 日の出

そして昼になると白い雪がくっきりと見えました。

北方面をズーム。剣岳の険しさが印象的ですね!

全体。神社のある雄山も見えます。右上にあるのは流れ星でしょうか?

折角なので市内で立山連峰を見に行けるところに足を運ぶことにしました。

富山市役所の展望台からよく見えるということでまずそちらに向かいました。素晴らしい景観でした!ガラス越しなので写真にはちょっと影が入ってしまいましたが。。。

 景観は素晴らしかったのですがガラス越しというのがちょっと残念に思えていたところ、海の近くによく見えるところがあるという情報を入手。公共交通機関でも行けるというのもいいです。

 富山駅北。ここから行き先に向かう電車、ポートラムが出ているのでした。それもですが向こう側に見える山々が綺麗です!

 ポートラムに乗って向かった先は終点の岩瀬浜駅。もともとはJRが走っていたとのことで、床も低くほとんど揺れず乗り心地抜群。意外と運賃も安いのでした。

 岩瀬浜駅から海の方に向かいました。岩瀬海水浴場。日本海と立山連峰両方観ようというたくらみです。

日本海!向こう側には山が見えます。堤防らしきところから撮りました。ちょっとさみしかったかな。海水浴場という事は夏になると賑わうのでしょうね。

 カメラを右に向けると山々が美しく見えました!

 海岸から離れて岩瀬の古い町並みの方へ向かおうと思いました。他にも立山連峰が美しく見えるところがあるのではないかという期待を込めて。。

そうしたら、なんと、岩瀬海水浴場や岩瀬浜駅から、岩瀬の街に向かう途中の橋が長めの良い場所だったという事が判明しました。

運河の向こうに見える山々、本当に美しいです!

そう思いながら眺めてみたら電車が見えました。来るときに乗ったポートラムです!嬉しかったです♪

富山港には展望台があるときいたので海方面に足を運んでいたところ、さらに海側にも橋がありました。そちらの橋からの眺めもよさそうな気がして途中まで渡ってみたらご覧の通りの景観です。

ズームアップ!素晴らしいです♪

山を見るのに橋の上というのは絶好のポイントだという事が今回のことでよく分かりました。(展望台からも見えたのですがちょっとガラスが曇っておりまして)

 岩瀬の古い町にやってきました。

 北前船廻船問屋もあり江戸時代を想像させるような美しい街並みだったのですが、さすがに平日の夕方、人が少ないです。気になるところもあったのですが今回は山を見るのが目的なのでそちらに向かうのは次回ということにして、足休めに喫茶店へと向かいました。

 「あぷりこっと」というお店です。

 注文した後にサイフォンで丁寧にコーヒーを淹れてくださいました。とても気さくな店主さんで初対面とは思えないぐらい話が弾みました。店の雰囲気を慕って来られる常連の方がいらっしゃるようですね。富山にはこのようなサイフォンがある古き良き雰囲気の喫茶店が意外と多いのでした。

 その珈琲と共にいただいたのは二種類のチーズで作られたというチーズケーキ♪絶品でした!

 絶好の立山日和、雪の立山連峰を楽しむことができて良かったです。