先週末は音楽充な2日間だった。
土曜日は街角でグランドピアノを弾くイベントに出演した。かっちりしたステージでのコンサートではなくて、生活の地である街角で生演奏をしたり聴いたり出来る機会を富山市で持てたらという趣旨で主催者の方が企画されたこのイベント、出演資格がプロ、アマチュア問わずピアノを弾ける方と懐が深く、ピアノを人前で弾ける場を求めている人にとっては心優しいイベントだと感じている。そして、私にとってはこの地でのピアノ仲間との出逢いとピアノサークル発足のきっかけにもなったイベントだ。この企画は2回目の出演、路上では初めての出演、主催者のお言葉に乗って、曲数も当初より増やし、今までの練習会以外の私の人前演奏の中では一番多数の曲を弾かせていただいた。十分な準備ができたとは思えなかったし、外は風が吹いていて、手がかじかみそうな状態でもあったのだが、いざ弾き始めたら楽しくなってきて、勢いで全曲弾ききれたような達成感があった。もっと深めて練習すればよかったと感じた曲もあったのだがそれは今後の課題だな。お手伝いもした。運営、勉強になった。企画し支えて下さる方がいるからこそこのようなイベントが成り立っているんだ、と感じた。
このイベント、ピアノ仲間も複数出演。熱演をたっぷり聴かせていただいた。ピアノが大好きで真摯に向き合って来られたのが感じられる演奏ばかりだった。そして他の出演者の方たちの演奏からも個性が滲み出ており、新たな発見もあった。街角のピアノが運んできた憩いと出逢いの場。。。これからもずっと続いて欲しい。
日曜日午前は古楽の講座を受けてきた。クーラント、コレンテについての講義だった。歴史や元となる踊りが分かるとさらに実感を持って舞曲を感じることが出来ると感じた。音楽を聴いたり踊りを見たり出来て楽しいひとときだった。
午後はピアノ仲間が出演するバンドを聴きにジャズのイベントに行って来た。切れのよいサウンド、躍動感と推進力が感じられる、パンチが効いていてクラシックとは違う面で複雑さを感じた演奏に刺激を受けた。ピアノの演奏のされ方も私にはお馴染みのクラシックソロとはかなり違い新鮮だった。フレンドリーな演出も楽しかった。ジャズとは言っても色々な種類があるというのも短時間ながらも感じることができた。思わず何かのスイッチが入りそうに。楽しかった、また行きたい。
欲張りすぎだったかもしれないけれど、幸せな音楽充の2日間だった。
そして今後のピアノ、新曲の譜読み開始。来年に向けて中長期戦。思わぬところが難所、弾いてみて初めて感じる羽目に。でも大好きな部分、数ヶ月後には気持ちよく弾けているといいなあ。