フォーレのノクターン4番、今練習している曲。車中のCDで聴いたのが出逢いのきっかけ。一目ぼれならぬ、一聴ぼれだった。しかし、弾く方は、私には難しそう。こんなに難しい曲、選曲する日はやってこないだろうな、と思っていた。しかし、ある日突然、この曲を弾こう、弾かなくてはならない、この地にいるときに弾かなくてはならない、という気持ちになった。そして弾いている。音にするのも大変なように思っていた、たしかに、時間がかかったが、なんとか、音にまでは、出来るようになった。しかし、そこからが・・・やっぱり大変。
なのに、この曲を人前で弾こうと思っている、弾くしかないと思っている。自分を知らないというのは、こういうことなのだろうか。いや、そういう自分なんか、知らなくてもよい、自分に制限をかけるのは、勿体ない。だって一生は一度だけだから。ただせっかく弾こうと決めたのなら、とことん、美しく、弾きたい。
先日、レッスンで、とても有難い指導をいただいた。もっと音を聴かなくちゃ、そして、いろいろなことに気づかなくちゃ。