いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

ピアノ五重奏、弦楽四重奏の楽器の並び そして 拍

2015-06-17 | ピアノ、音楽

 今朝は朝5時から放送されるBSのクラシック倶楽部で、伊藤恵さんとエール弦楽四重奏団によるシューマン作曲のピアノ五重奏曲を聴きました。伊藤恵さんが演奏される様子を見るのは初めて、安定感があって懐の深さを感じる演奏、さすがシューマンのプロだと思いました。エール弦楽四重奏団の若く情熱の感じられる演奏にも胸のすく思いになりました。好きなシューマンのピアノ五重奏曲、第3楽章の陰影ある演奏ではぞくぞくしっぱなし、第4楽章の途中からフーガになるところではそれぞれの楽器が掛け合うように登りつめていくところがよかったです。一人一パート、各声部のパートが違ってそれぞれの役割を果たしているところも♪その後のなだらかになるところも雄大で壮観な眺めを感じました。この曲、CDで聴くことはあったのですが、実際に演奏されている様子を見るとどのように音楽が作りあげられているのかも直に感じることができてよいですね♪

 弦楽器の配置も気になりました。今朝見たエール弦楽四重奏団の奏者たちの配置は、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラでした。ちなみに昨年春に聴きに行った弦楽四重奏団では左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリンという配置でした。ほかには左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロというように高音→低音という順番通りになっているものもあれば、第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、もしくは第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンというようにヴァイオリン同士が向き合う形(「対向配置」というそうですね)になっているものもあるようです。Wikipediaで弦楽四重奏の項目を検索してみたら、クナイゼル弦楽四重奏団の写真が載っていて第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという順番になっていました。ほかの弦楽四重奏団はどのような配置で演奏しているのでしょう?

弦楽四重奏 (Wikipediaより)

 私にとってはおなじみのハイドン氏は実は弦楽四重奏の父と呼ばれていて素晴らしい弦楽四重奏曲をたくさん残しました。ハイドンの弦楽四重奏曲数曲youtubeを中心に聴いてきたのですが、次からは可能な限り奏者たちの配置にも注目しながら聴いていきたいと思いました。

 話題は変わって今日の練習。

 音符や休符の長さを正確に、拍をそろえて演奏する。基本のはずなのですが、途中にトリルが入ったりするとぐらぐらと揺らぎそうになる状態。トリルで回数不足や弾きそこないをなくそうとするあまり、力み余計なところに力が入ってしまい、指のバランスを崩すとともに拍もぐらつくという現象に困っていましたが、トリルを弾こうとしている右手の手のひらの中心を左手の人差し指で下から支えると楽に正確に弾けるのです。ということは、指の支えの原動力となる手の平の中心部分の筋力が不足しているのかな、と思えてきました。そして少しでも、下から人差し指で支えてもらったときの感触を思い出しながら弾いてみるように心がけました。なんとかして精度を上げたいです。


だつりょく その他

2015-06-16 | ピアノ、音楽

 「脱力」という言葉をgoo辞書で調べてみました。

 (スル)からだから力が抜けて、ぐったりしてしまうこと。また、意欲・気力が衰えること。気持ちの張りがなくなること。「―感」「下肢―」「頓珍漢な受け答えに―する」

 あまりよくない意味で使われているようです。

 しかしピアノを弾くうえではこの「脱力」という言葉はとてもよい意味で使われます。「脱力」ができるとどんなに長時間演奏しても疲れないし、音はよく響き美しい演奏になると言われています。力を抜くとこんなによいことがあるなんて、まるで魔法かと思います。しかしその「脱力」というのができるようになるにはものすごい工夫と努力がいるようです。ピアノ教室でも私が子供のころは脱力の「だ」も話題になったことはありませんでしたが、今はピアノ演奏の話になるとたちまちこの「だつりょく」という言葉が話題になります。

 そして脱力関係のサイトを少し探してみたところ、面白い記事を見つけました。拳を作って目の前の鍵盤 (黒鍵がやりやすい)に向かって小指側を下にして腕の重さを乗せるように拳をストンとおろすとよい、と。そこでやってみました、そうしたら本当に響く大きな音が出ました。拳は指一本よりも重いので、鍵盤を動かす質量も大きいです。そのため大きな音が出やすいとのこと。体の大きな人や指の肉付きのよいピアニストが豊かな響きを出しやすいのはもっともだったのかもしれません。また、指も一本だけではなく二本三本で同じ音を弾くと豊かな響きになりやすいとのこと。

 というわけでこれからは拳を使ってピアノを弾きたい、そうしたい、そうしよう、と行けたらよいのですがそれでは曲が弾けません。というわけで指一本でいかに脱力できた音をだすことができるかが大切になってくるのですが。。。しっかり追求しましょう、ということですね。

 今日はレッスンでした。脱力とトリルのことで頭がいっぱいだったのですが、周辺事項でしかも根幹的なことについて指摘がありました。どうも弾いているうちによからぬ癖がどんどんついてしまっていたみたい。しばらく再びゆっくり分解練習です。

 


トリル 祈るように

2015-06-16 | ピアノ、音楽

 ただいま練習中のハイドン作曲のソナタ、譜面だけ見たらあまり難しくなさそうに見えるのですが、実際に自然に美しく聴こえるように弾こうとしたら工夫がいります。

 そして目下一番苦心しているところがトリル。第1楽章、第2楽章ともなんともいえず入りにくいところがあるのです。そこでいかにしてうまく入り、短すぎず粒がきれいで力みのないトリルを弾けるようになるか、というのが最も気になる部分の一つです。

 第2楽章の出だし。入り方で苦心しているトリルを〇で囲みました。

 3小節目はその直前の「ラ」、5小節目は「レ」、10小節目は「ラ」を弾き終わった瞬間が大切、そこで構えるのがベスト。そして構えた後は一気にトリルに向かいたいです。祈るような気分で弾きそうなのですが、それが伝わらないように。。。


モーツァルト作曲グリーグ編曲 ピアノソナタKV545二台ピアノ版

2015-06-16 | ピアノ、音楽

 昨日6月15日はグリーグの誕生日。

 グリーグは作曲だけではなく指揮者、そして編曲者としても活躍しました。そしてグリーグ、なんとあの有名なモーツァルト作曲のピアノソナタKV545も二台ピアノバージョンに編曲していたのですね♪twitterで聴いていた方がいたので改めて聴いてみようと思いました。この二台ピアノバージョン、昨年ピアノの先生が二台ピアノで披露されていたのを思い出しました。

 リヒテルとレオンスカヤによる演奏、第1楽章と第2楽章を貼り付けます。第2楽章の編曲はどんどん神聖、重厚な雰囲気になって敬虔な気持ちになりそうでした。

 第1楽章

 

 

 第2楽章

 

 

 ちなみに第1楽章で、一人二役が多重録音している動画もありました。見事でした!そしてプリモ(モーツァルトの原曲 )、セコンド (グリーグの編曲 )も分かりますね。

 第1楽章一人二役多重録音

 

 セコンドのグリーグの編曲部分はピアノ以外の楽器で合奏しても面白いのではという意見を出された方がいましたが確かにそうかもしれませんね。

 今度もし二台ピアノを弾く機会があったらこの曲も候補、かな。

 


人前演奏

2015-06-14 | ピアノ、音楽

 人前演奏の機会を作りたい作りたいと思って色々なところで弾いていました。結局五月末から三回連続になっていました。 

 弾いた曲は同じ曲、ただ抜粋だったり全楽章だったりしました。演奏は満足いったり満足いかなかったりといろいろありました。そのときそのときで反省してはまた練り直そうとしています。

 そして前回の本番が終わった後は次に弾きたい曲についても夢を巡らしていました。自分が弾きたい曲と向いている曲とが一緒だと幸せですがそういうことってあるのだろうか、などと思ったりもしました。弾きたい曲は全部弾きたいけれど時間は有限、しかも大人の趣味のピアノは人からの強制や要望はほとんどなしで自分の意思でやっている、そんな中いかに納得できるピアノライフを送ったらよいか考えさせられます。

 パソコンが直ったら早速そのピアノについて沢山書こうと思っていたのですが、今は飛び入りだった三回目の人前演奏があり、その直後で言葉がなかなか出てこない状況です。ただ、気を抜くと弾けていた曲もすぐに弾けなくなる、ということがわかりました。弾けるようになるまでの時間はかかるのに弾けなくなるのはあっという間。でも練習したらそれだけ成果となって答えてくれるのもわかるので、また曲ときちんと向き合っていきたいと思いました。

 ピアノの記事もまた書いていきたいです。