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映画「ミッションインポッシブル フォールアウト」を鑑賞(2018年 アメリカ 147分)。
久しぶりのトム・クルーズ映画! 観たくてたまらないので、用事を手早くすませた後、DVDロードショーという運びに。
昨年撮られたという今作品で対面するクルーズ――さすがに、老けましたね。私の世代からすると、トム・クルーズというスターは永遠に「トップガン」や「レインマン」などに見る青春スターという記憶が強烈なので、50歳を過ぎた彼の佇まいには趣深いものがあるのです。
しかし、これはかの「ダイハード」と並ぶハードアクションシリーズの「ミッション インポッシブル」。全編、これでもかとばかりのスパイ戦とアクションが続きます。 冒頭からして、核兵器プルトニウムを巡る緊迫の場面から始まり、、トム演じるイーサン・ハントは、パリ、ロンドン、カシミールを広大なスケールで駆け巡る!
2万フィートの上空から、パリの街めがけて飛び降りたり、カシミールの雪山の上をヘリコプターで敵を追い詰めるなど、息もつかせぬアクションが次々飛び出し、正直ついていくのがしんどいですね。しかし、このアクションを五十才を過ぎた大スター、トム・クルーズがやってのけるというのが、何とも素晴らしい! スタントマンなしで、活劇の危険なシーンをこなすというところに、トムの並々ならぬプロ意識・映画への深い情熱が感じられます。
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敵の手に奪われたプルトニウムを奪回すること、元英国諜報部員の裏切り者をめぐって二転三転するスパイゲーム――以前から思っていたことですが、スパイ小説とか国際陰謀の物語というのは、ハイスピードで目まぐるしく情勢が変わり、入り組んだ内容となっているので、理解するのが大変ですね。 私などからすると、フォーサイスの「ジャッカルの日」ぐらいが程よく、最近のハリウッドアクションは、ハイテンション・ハイスピードすぎる! これは、ロバート・レッドフォード&ブラッド・ピットの「スパイゲーム」を観た際にも感じたことです。
それでも、なおパリの街を車やバイクで疾走するアクションシーン、カシミールの高地にあるキャンプ風景などに、スケール大きな物語にしかない興奮を味わったもの。そして、年齢を重ね、スターとしての厚みも感じさせられるトムに再会できたのも、とてもうれしいことでした。
これを機会に、今までシリーズの最初のものしか見ていなかった「ミッションインポッシブル」シリーズも観たくなりました。それにしても、このシリーズ、今まで何作作られたんだろう?