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彦根市大藪町 上流
滋賀県彦根市を流れる、琵琶湖に注ぐ川。
一級河川の起点は、現在、友仁「山崎病
院」と「都惠神社」がある彦根市竹ヶ鼻
町の覆桜の定久保。犬上川右岸沿いを北
西に流れ、小泉町→西今町→戸賀町→大
藪町→彦根市大藪町を経由し、大藪浄水
場北の琵琶湖東岸に注ぐ。途中、平田町
の鳴宮神社近くを抜けていく。
彦根市大藪町 下流望
【桑枝国の神】
桑枝国の神。クシヒコ(ヲコタマ)のこと。
コモリ14女のアサ姫とその夫ツエがタガ
付近(彦根か)に住んでいて、通りがかっ
たコモリから蚕飼いと絹の織り方と裁縫
を習う。アサ姫らはヲコタマの神を祭り、
民に裁縫を教えたところ大いに普及した。
クシヒコを桑枝国の神と称え、その里の
名もヲコの里と呼ばれるようになる。
『(アサ姫) ヲコタマの神を祭りて 五
臓 養し 御衣 刺し作り 裁縫の 道 教
ゆれば 八方徹り 桑枝国の神 ヲコの
里 蚕飼 得るなり』24文
【都惠神社】
ツエジンジャ、滋賀県彦根市竹ヶ鼻町。
祭神:大國主神 配 事代主神、綿津見
神。社名の「都惠」は杖のことであろう。
『古事記』に、伊邪那岐大神の「投げ棄
つる御杖に成りし神の名は、衝立船戸神」
とある。祭神の久那斗神である。突立来
勿所(くなど)の意味で、此所より邪神は
来るなといって禍を防ぎ留める意の名で
あるという。
【鳴宮神社】
祭神 菅原道真公、由緒延文の頃の創立という。
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【資料】
・「農業汚濁水問題を考える」
・「村の鎮守さま」
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