調理師試験の問題ではないが、現在社会を騒がしている食材偽造だ。さていくつ出来るだろうか。次の例を参考にして各問題の右の空欄に回答せよ。例 ホワイトエビ[大正海老] ①バナメイエビ[ ]②ブラックタイガー[ ]③韓国産栗[ ]④アルゼンチンアカエビ[ ]⑤牛脂注入肉[ ]⑥国産牛[ ]⑦既製品[ ]⑧冷蔵ホタテ[ ]⑨既製品ジュース[ ]⑩長崎産地鶏[ ] 以上が有名ホテル、老舗ホテル、有名店のメニューの食品偽装のほんの一部である。原料が急に高騰、又は徐々に値上がりしても売価は決まっており、上げられぬとなれば、ここで料理人の智慧が生かされる。『窮すれば通じる』という訳だ。一方食材を卸す各問屋がこれまた、智慧を絞って代替品を持ち込む。各店舗は味が変わらずに一定の利益があり、客にも判らなければ使える。現在食品偽装だとマスコミが連日大騒ぎをしている。この問題、偽装が悪いのは当然であるが、老舗、有名などの看板で料理を味わうお客の味覚も問題だろう。どうせ本物の味が判らないだろうとバカにされたことになる。それでは問題の回答だが①芝海老②車海老③フランス産栗④ボタン海老⑤サーロインステーキ⑥和牛⑦自家製⑧活ホタテ⑨フレッシュジュース⑩雲仙地鶏。このように簡単に化ける、まるで手品だ。日本中の老舗、有名ホテル、デパート、有名店が考え抜いて出来た、インチキ品だ。これから特にエビを外食する時は、このエビの種類は何かと、頭を捻るだろうが茹でると皆赤くなるので見分けは難しいようだ。