3月16日深夜に福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生し、草加市内も停電や断水がおきました。
草加市は震度4、約4万9490軒で停電となりました。被害は商業施設の屋上火災が1件、人的被害などはなかったとのことです。深夜の地震でしたが、市役所危機管理課や水道部、市立病院などの多くの職員が職場に参集して、情報収集や対応にあたられました。
■浄配水場3カ所が停電
草加市水道部によると、市内5カ所ある浄配水場のうち新栄配水場と旭浄水場、中根浄水場が停電により運転を停止し、配水地域で断水がおきました。
3カ所とも停電となったことで赤水や濁った水が出ないよう、停電しなかった吉町浄水場と谷塚浄水場を含めて水圧を調整し、約1時間かけて徐々に水の勢いを元に戻す回復作業をおこないました。そのため、市内の多くの地域で水道の出が弱くなったり、マンションの高層階での断水などが生じたとのことです。水道部の対応により大規模な赤水被害などは起きませんでした。(それでも赤水のご相談が数件寄せられたとのこと)
なお、新栄配水場のみ非常用自家発電設備がありますが、そこだけ稼働させると他の地域で赤水などが生じる可能性があり、非常用電源は配水以外の施設内電力として活用されたとのことです。この点は、水道部も検討を続けている課題点です。
※見出し画像は新栄配水場(草加市水道事業ビジョン2019-28より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます