草加市議会は22日(2月議会開会日)、新型コロナウイルス感染症による自宅療養者支援の経費を2323万9千円増額する補正予算を可決しました。
■支援数が急増し経費不足に
草加市では昨年8月から、新型コロナ感染症による自宅療養者の生活支援をおこなうため、食料や日用品などを調達・宅配をおこなっています。
ところが、今年に入ってからの感染拡大第6波により生活支援の配布数が急増(表参照)し、経費が不足してしまいました。市は不足分を「予備費」で対応していましたが、必要な支援が継続できるように「新型コロナ緊急対策基金」を取り崩して事業費にあてる補正予算を2月議会に提案しました。議会は執行部からの要請を受けて、一日も早く予算確保できるよう議会開会日に採決(先議)をおこないました。※通常の議案は3月23日の閉会日に採決
なお、今回の補正により、自宅療養者への生活支援の予算合計は6236万4千円になりました。
以下、これまでの生活支援の経緯です。
<自宅療養者への生活支援の経緯>
2021年8月19日:災害用備蓄食を活用して支援スタート
➡10月11日:衛生用品やオムツなど各世帯の実情に対応した日用品も支援できるよう「予備費」での対応に変更
➡10月27日:埼玉県と県内市町村の覚書を締結。県と市の役割分担が明確になったことから財源の活用を再検討
➡12月議会:上記検討の結果、財源を「予備費」から「新型コロナ緊急対策基金」に変更(財源振替)
➡2022年1月11日:県との覚書により、県が必要を認めた陽性者へのパルスオキシメータの配布をスタート
➡感染拡大の第6波により、必要な支援が急遽増えたため、不足する財源を再び「予備費」から充用
➡2月議会:年度末まで必要となる財源を「新型コロナ緊急対策基金」から繰入補正
<表>自宅療養者への生活支援の各月配布数
↓自宅療養者への生活支援内容についての詳細はコチラ↓
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