殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

バンド結成

2009年05月13日 10時56分01秒 | みりこんぐらし
先日、同窓会の集まりがあった。

日曜祝日の無い仕事に就いていたため

しばらくご無沙汰だったが、今回久しぶりに参加。


そこで部活の話になる。

参加者20数名のうち、数えたら半数以上がブラスバンドの仲間だった。

「これは異常だ!」

ということになる。


田舎なら当然だが、就職や結婚で故郷を離れた者のほうが多い。

その中で残った地元や近隣在住組に

ブラスバンドがこんなに多いのは、普通ではない。


部員に自営業の後継者が多かったこと

都会に出ても出世できそうにない者が多かったこと

などの理由が挙げられるが

それにしても珍しいことではないか…。


「これは、バンドを結成しろという啓示だ!」

「そうだ!そうだ!」

いつもながら、我が同窓会はノリがいい。


さっそく事務局を設置。

飲食店経営の女子の店。

会長…建設業の男子。

副会長…ヒマな私。


ついでだから…と部員でなかった者も巻き込むことにする。

「え~?無理だよ~!ボク、無線部だぞ」

あんた、確かヤマハに行ってたよねっ!ネタはあがってんだ!で決定。


「私、楽器なんてやったことないし~!」

あんた、保母じゃんっ!必須でピアノがあったはず!で決定。

ガタガタ言う者は、鈴、カスタネット、トライアングルでお茶をにごす。


ブラスバンドの頃、私のパートはフルートだった。

高校の時は、個人のバンドでギターなど弾いていたが

下手なのでほとんど格好だけ。

たまに「ア~♪ウ~♪」とあいの手を入れる。

ま、にぎやかし…というやつだ。


他にもスリー・ディグリーズ(知らんだろうな~)を夢見て

コーラスグループを結成。

歌のうまい子にほとんどを任せ、やっぱり「ア~♪ウ~♪」。


今回も、できれば慣れたフルートをやりたいが

そんなもん、バンドでやるのは

ブルー・コメッツ(知らんだろうな~)くらいしか知らない。

フルート担当のおじさまは、バトントワリングみたいに

ソロが終わると、フルートをクルッと回して脇に収めるのが

かっこよかった…。


吹奏楽のバンドは、私の夢であった。

このさいアルトサックスにチャレンジしてみようかと思っている。

演奏になるならないは別にして、みんなで何かをやる…

楽器に触れる日常を送る…

というのにあこがれていた。

それが気心の知れた仲間で出来るなんて最高じゃ~ん。


打ち合わせは粛々と進行する。

楽器は各自で調達。

練習場所は、サティアンと呼ばれる同級生の隠れ家。

まだ「たら」「れば」の段階なのに

話しているだけで興奮してしまう。


夏祭りに出よう…などという大胆な意見もあるが

まずは3年に一度の同窓会で披露…が目標。

次の目標である、老人ホームの慰問が出来るようになる頃には

自分たちも入所しているのではないかと思われるが

一同、できるだけ持ちこたえることを決意。


「じゃあ、これから携帯に連絡が増えると思うのでよろしく!」

会長が言う。

我々が揃って最初にした活動は、携帯文字の拡大であった。
コメント (19)
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