殿は今夜もご乱心

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大草原の小さな家

2019年06月19日 09時57分19秒 | みりドラ


 


『大草原の小さな家』は、中学生の時にテレビで知ったと思う。

新天地を目指す旅。

何があっても家族、家族、笑顔、笑顔。

 なんて素晴らしいんだ…。

こんな暮らしがしてみたい…。

私の頭の中にあった三大物語

赤毛のアンも、アルプスの少女ハイジも

小公女も吹っ飛んだ。


これらの共通点は「親の不在によって生じる各種の不都合」。

女の子が読む本といったら、たいていそんな屈折した話だ。

しかし『大草原の小さな家』は違う。

逆境をものともせず良い子に成長するという

教訓めいたところが無く、手放しで楽しめた。


そんなある日、学校の図書室で

『大草原の小さな家』というタイトルの本を発見。

ドラマの原作らしいではないか。


夢中で読んだが、期待に反して内容はテレビと異なっていた。

何もない所で火をおこすことから始めるサバイバル本か

家事の指南書みたい。


バターの作り方も書かれていたが

まず牛の乳しぼりから始めるという

気が遠くなるような工程。

できあがったバターを薄黄色に着色するため

すりおろした人参の汁を加えると書いてあった。

そうまでして色付けをする必要があるのかどうか

中学生の私は頭をひねるのだった。


ともあれこれで、昔の旅や何もない所での生活が

かなり大変そうなのはわかった。

生活全般がキリスト信仰を中心に営まれるのは

面倒くさそうだし、狼なんかも出てくるというではないか。

というわけで、私の憧れは消滅。

が、ドラマのほうは大好きで

放映されるたびに見て現在に至る。


お父さん役のマイケル・ランドン、超ステキ。

でも一番好きなのは、オルソン夫人と娘のネリー。

同じ町で、スーパーみたいな店を経営する資産家だ。

母娘ともども、意地が悪くてどうしようもない。

橋田須賀子の渡る世間…なんて目じゃない。

この2人が出てくるとワクワクする。


さて冒頭の絵は、お父さん。

説明が必要な似顔絵って、どうよ…とも思うが

仕方がない。

お母さんも並べようとしたけど、挫折。

お父さんを描いていて、思った。

「これ描けたら、江口洋介から竹内力まで描けるわ~」
コメント (8)
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