![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/6e/0dec45871704107b85874e05c95b8582.jpg)
このところ、私は忙しいのだ。
なぜなら、義母の病気全快の内祝いを配る作業が始まったからである。
ギフトの店に行って、発送してもらえばどうってことない。
しかし、義母はそれでは納得しない。
いつもお茶を買う店で
義母の好みを取り入れたお茶の詰め合わせを作ってもらう。
それが届くと、友人関係に配るのだ。
義理や礼儀というより、それを口実に一人一人に会いに行く。
その行脚(あんぎゃ)の同行者として、わたくしめに勅命がくだりたもう。
名誉あるお役目を果たすには、それ相応の忍耐力と
運転技術(みりこん家・比)を兼ね備えていなければならぬのじゃ。
いと、かなし。
「あ、そこの角を曲がってみて…あら?行き止まり?
じゃあ、さっき通り過ぎた所かも…バックバック!あはは~」
…笑ってごまかす義母。
「この道よ!通ったことあるわっ!ほら!やっぱり!」
…得意満面の義母。
一軒ごとに、その行程を何度も繰り返す。
こんなことでムッときていては、とても身内なんぞやっちゃーおられん。
つまらぬイラ立ちは、おのれの首をしめるに過ぎない。
年寄りというのは、昔ながらの入り組んだ場所に生息していることが多い。
離合不能、複雑な迷路状の
道路と呼んでやるにはおこがましい路地、小路を
行ったり来たり向きを変えたりする。
しかも「暑いし、日がかげってから…」という指定により
夕方、交通量がマックスに増えた時間帯限定である。
しつこいようだが、年寄りの家というのは
車を停めるスペースなど無いことが多い。
やっとこさたどり着いて、義母がキャッキャ言ってる間
後ろから車が来ないかと気が気ではない。
「じゃあね~」
と言ってからが長い。
義父ならぶっとばされ、かつ、車の四隅は丸く変貌し
夫の姉ルイーゼならば、置き去りにされるであろう。
息子である夫は例の整体に行くので、最初から対象外だ。
昨日の部、最後に回った家は比較的大きな道路沿いにあった。
その先に工場や住宅地があるため、車がビュンビュン行き交い
その場で停車して待つことができない。
義母を降ろして向きを変え、道路の反対側で待つことにする。
やがて出て来た義母は、こちらに向かおうとする。
門を出たら、歩道や車両進入禁止ラインなどの余白がなく
いきなり車道というデンジャラス地帯だ。
その様子を車内から見ていた私は、思わず叫ぶ。
「ぎゃ~!」
車が義母のすぐそばをかすめる。
なんで無事なんだ?と不思議なほどの間一髪。
義母…気付かず。
見送りに出てきた家の人に、振り返って手なんぞ振りながら
名残惜しげにまだ何か言ってるからだ。
迫る夕闇…見通しの悪い緩やかなカーブ…
しかもなにげに下り坂…黒いワンピースの義母…
事故には絶好のコンディション。
義母は気にも留めず、さらに前に進もうとする。
「ひ~!やめれ~!」
降りて迎えに行こうにも、車が横をじゃんじゃん通るので
ドアが開けられない。
車が一台が通過したって、後続車があることや反対側からも来ることが
わかってないのだ。
見送るほうも、ここに車の通らなかった昔から住んでおり
なおさらわかってないので、お互いのん気に手を振り合っている。
道路の横に家を建てたのではなく
道路が家の前に出来たので、現状のすべてを認めてないふしがある。
ひらり…ひらり…義母はゲームに出てくる勇者みたいに
奇跡的なタイミングで道路を横断。
窓を開けて「気をつけろ!」なんて叫んだら
こっちに意識が行ってなおさら危ないので、天に祈りつつ耐える。
このヒト…死ぬ時は病気じゃなくて、交通事故かも…と一瞬思う。
お茶をひととおり配り終えると、次は「商品券組」が始まる。
お茶を飲まない家、店にお茶を置いている家
自分の店で商品券を買って欲しい家…などがそうだ。
せっかく元気になったのに
車に轢かれていたのでは、元も子もないではないか。
次回からは、反対側で待つのは絶対にやめよう…と深く反省した。
なぜなら、義母の病気全快の内祝いを配る作業が始まったからである。
ギフトの店に行って、発送してもらえばどうってことない。
しかし、義母はそれでは納得しない。
いつもお茶を買う店で
義母の好みを取り入れたお茶の詰め合わせを作ってもらう。
それが届くと、友人関係に配るのだ。
義理や礼儀というより、それを口実に一人一人に会いに行く。
その行脚(あんぎゃ)の同行者として、わたくしめに勅命がくだりたもう。
名誉あるお役目を果たすには、それ相応の忍耐力と
運転技術(みりこん家・比)を兼ね備えていなければならぬのじゃ。
いと、かなし。
「あ、そこの角を曲がってみて…あら?行き止まり?
じゃあ、さっき通り過ぎた所かも…バックバック!あはは~」
…笑ってごまかす義母。
「この道よ!通ったことあるわっ!ほら!やっぱり!」
…得意満面の義母。
一軒ごとに、その行程を何度も繰り返す。
こんなことでムッときていては、とても身内なんぞやっちゃーおられん。
つまらぬイラ立ちは、おのれの首をしめるに過ぎない。
年寄りというのは、昔ながらの入り組んだ場所に生息していることが多い。
離合不能、複雑な迷路状の
道路と呼んでやるにはおこがましい路地、小路を
行ったり来たり向きを変えたりする。
しかも「暑いし、日がかげってから…」という指定により
夕方、交通量がマックスに増えた時間帯限定である。
しつこいようだが、年寄りの家というのは
車を停めるスペースなど無いことが多い。
やっとこさたどり着いて、義母がキャッキャ言ってる間
後ろから車が来ないかと気が気ではない。
「じゃあね~」
と言ってからが長い。
義父ならぶっとばされ、かつ、車の四隅は丸く変貌し
夫の姉ルイーゼならば、置き去りにされるであろう。
息子である夫は例の整体に行くので、最初から対象外だ。
昨日の部、最後に回った家は比較的大きな道路沿いにあった。
その先に工場や住宅地があるため、車がビュンビュン行き交い
その場で停車して待つことができない。
義母を降ろして向きを変え、道路の反対側で待つことにする。
やがて出て来た義母は、こちらに向かおうとする。
門を出たら、歩道や車両進入禁止ラインなどの余白がなく
いきなり車道というデンジャラス地帯だ。
その様子を車内から見ていた私は、思わず叫ぶ。
「ぎゃ~!」
車が義母のすぐそばをかすめる。
なんで無事なんだ?と不思議なほどの間一髪。
義母…気付かず。
見送りに出てきた家の人に、振り返って手なんぞ振りながら
名残惜しげにまだ何か言ってるからだ。
迫る夕闇…見通しの悪い緩やかなカーブ…
しかもなにげに下り坂…黒いワンピースの義母…
事故には絶好のコンディション。
義母は気にも留めず、さらに前に進もうとする。
「ひ~!やめれ~!」
降りて迎えに行こうにも、車が横をじゃんじゃん通るので
ドアが開けられない。
車が一台が通過したって、後続車があることや反対側からも来ることが
わかってないのだ。
見送るほうも、ここに車の通らなかった昔から住んでおり
なおさらわかってないので、お互いのん気に手を振り合っている。
道路の横に家を建てたのではなく
道路が家の前に出来たので、現状のすべてを認めてないふしがある。
ひらり…ひらり…義母はゲームに出てくる勇者みたいに
奇跡的なタイミングで道路を横断。
窓を開けて「気をつけろ!」なんて叫んだら
こっちに意識が行ってなおさら危ないので、天に祈りつつ耐える。
このヒト…死ぬ時は病気じゃなくて、交通事故かも…と一瞬思う。
お茶をひととおり配り終えると、次は「商品券組」が始まる。
お茶を飲まない家、店にお茶を置いている家
自分の店で商品券を買って欲しい家…などがそうだ。
せっかく元気になったのに
車に轢かれていたのでは、元も子もないではないか。
次回からは、反対側で待つのは絶対にやめよう…と深く反省した。
私も夕方はスピードを落として運転するくらいですからね。
そんな轢かれそうになって気が付かないお義母さんてなんて強運!(笑)
意外と本人のがケロッとしてるもんなのかもね(^^;
みりこんさんの心臓がもたないだろうから、反対側で待つのはやめましょう☆ミ(ノ^^)ノ ピョン♪
お義母さん、あれを経験すると命を粗末しちゃいけないって真剣に思うよ。
アカン、ちっとも頭が冴えない。
しょーもない事しかコメント出来そうにないんでいったんは退却します。
しかしお義母さん、元気ですなー
本当に病み上がりなの?っつーか本当に病気だったのかいな・・・
とてもそのようなシモベ的役割を担ってる人には見えなかったので!
不思議?いや、素敵!
よく、働きますね~
私はその検定、受ける気にもなれせ~ん♪
あれで人のいいとこあるし、そんなところが隠しアイテム
になっているのかもしれません。
もし轢かれてたら、絶対私のせいだよね!
今後は絶対反対側には停めないようにします(笑)
本当は、そこまでにぶくなってると思わなかったのさ。
あぶね~あぶね~(汗)
気を付けてよ!(汗)
最近は内視鏡使うので、術後の回復が早いですね。
ちょうど一ヶ月前はうんうん言ってたのに
もう元気いっぱいだもんね。
お大事に!
おほほほ。
シモベですよぉ!
このシモベっぷり、ぜひお目にかけたいわ~♪
女王は皇太后を大事にし、誰よりも働くので
女王なのでございますわよ~。
毎日検定中です(笑)
うぇ~ん!
思い出してもゾッとしますが、装置がついていると
思えば…(笑)
なかなか 御伴は出来ないですよね!!
・・・乗せて貰うのを 専門とされている人は。。。
運転手の気持ちなんて。。。 永遠にわかる事はないんでしょうね!!
・・・お疲れ様です
もし、何かが起こるのであれば。。。
他の人の力で そうなってくれると まだいいんでしょがね~っ。
何が?と言われると。。。言葉に詰まりますが。。。
色々と、上手く行きますように~~
乗る人が実情を知らないだけです(笑)
ほんと、運転する者の気持ちなんて、わからない
でしょうね。
そのかわり、自分がどんなに危険な運転の車に
乗車しているかもわからないので、プラマイゼロです(笑)
かずかずさんの優しいお言葉…胸にしみますわ(爆)
いずれ自分もそうなると思えば、長生きを願わずには
いられませんね(笑)