iPod touch 5thでHipstamatic ～ Sochi Hipstapakの巻

昨日、Hipstamaticの2月分のパックがリリースされました。YUЯI 61レンズとRasputinフィルムのセットで、Sochi Hipstapakというやつでした。

ソチオリンピック開幕と同時リリースで、パッケージのデザインも冬季五輪仕様って感じです。


昨日の日没後（日本時間）に出て、今日は大雪。まったく作例を撮れる状況ではありません。レンズとフィルム個別の研究は後日やることにして、とりあえず今日は自宅の窓から撮ったものを掲載します。


これはソチpakで撮影したもの。


こちらはLowyレンズとBlanko Freedom 13フィルムで撮ったもの。


これはソチpakで撮ったもの。

まともな風景を撮ってないので、まだ詳しくは分かりませんが、現時点の僕の感想としては、YUЯI 61レンズは、やや赤方向にシフトしつつコントラスト増加、白が青白くなる。Helga Vikingを赤くしたような印象。Rasputinフィルムは、赤かぶりor赤いもやもや汚しテクスチャと細い黒枠。かな？

BMW 535i MSportを試乗したことを思い出す

ヒプスタの2月分のパックのことを書こうと思ってたのに、リリースが遅くてまだ作例になるようなものを撮ってないので、ネタがなくなってしまった。しかたないので今日は昔別のところで書いた試乗インプレのサルベージで誤魔化します。

試乗したのはBMW 535i MSport。現行の5シリーズのまあまあのやつ。僕がそれまで運転したなかで、もっとも高価なクルマでした。

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・色は黒。今調べると、車両本体価格879万円（税込）。どっひゃー。

・18インチホイールや、ドアのガーニッシュに「M」のエンブレムがついてる。一応説明しとくと、「M」はBMWの過激バージョンで、ホンダでいえば「無限」みたいなもんです。

・が、これは「M5」ではなく、あくまで「MSport」なので、雰囲気だけの「M」だ。サスペンションとかはノーマルの5シリーズより強化されてるみたいだけど。

・スタッフの説明が結構長い。「ノーマル」と「スポーツ」と「スポーツプラス」の3モードがある。シフトレバーとパドルで任意にギアチェンジできるが、しばらくするとオートに戻る方式。サイドブレーキは電子式で、センターコンソールのレバーを引くだけ。

・シートとステアリングが、誰がどう見ても本物の本革って感じ。なめらかすべすべ。汚い手では触れない。ステアリングは「M」用の小径のものだそうだ。

・シートは電動。テレスコも電動。巨大なセンタートンネルが聳え立っていて圧倒される。すげー囲まれてる。デカい車なのにドライバーのスペースは全然広くない。

・サイドミラーがすごく小さい。車幅があるからか。確かにこれ以上ミラーを大きくすると、狭い路地裏で擦りそう。

・始動から低速域まで、重厚感ありつつ余裕たっぷりに加速する。後輪も操舵するアクティブステアリングのおかげか、駐車場内の取り回しが妙に楽。

・これも、運転中にクルマのサイズが小さく感じる。1780mm×4500mmくらいの感覚。実際には1860mm×4910mmもある。でけええ！

・同乗スタッフは、ステアリングの遊びがなくてコントロールしやすいから小さく感じるんですと言っていた。

・それは50：50の前後重量配分のせいかもしれないなあと今思った。

・ノーマル状態でもスポーツ状態でも、路面の凸凹は拾わない。でも某T社のようなフワフワな感じではない。がっちり路面をつかんでいるけどドライバーには凸凹を伝えず、クルマが自主的に処理してる感じ。

・なんつーか、クルマがすべての状況を考慮して瞬時に判断して的確にパワーを配分してタイヤを曲げてる感じ。ものすごいハイテクな感じがする。ドイツの技術は世界一ィ、という感じか。

・116もそうだったけど、FRだからすっきり爽やか雑味のない操舵感、ではない。軽く（ストリームよりは重い）、気持ちよくハンドルを回せるように、それでいて路面情報もある程度は伝えるように（少なくともドライバーが路面情報を得ているような気にさせる）人工的に調整している感じがする。

・そういう意味では、ホンダの電動パワステの方がナチュラル（というか原始的？）なのかも。慣れの問題もあるかもだが。

・エンジンは、3リッター直列6気筒ターボで306馬力。「シルキーシックス」の快音は、完璧な遮音で聴こえなかった。

・スポーツモードで踏んでみた。一呼吸おいてから静かに加速。ヤバいので、すぐアクセルを戻した。BRZは「いくぜえええ！」みたいな感じだったが、535は「行きますけど何か？」みたいな傲慢な加速だった。

・パワーだけならインプレッサWRXやV36スカイラインクーペも300馬力超えだったが、この535は、静かに知的に恐ろしいほどの安定感を持ってシューーーッと加速するのがすごい。絶対に挙動が破綻しないという安心感はあるが、1.8トンの巨体がガードレールに囲まれた狭い道をすっ飛んでることを考えると、一歩ハンドル操作を間違うと終わりだなという不安感もあった。いくら加減速が鋭く機敏でも、絶対的な物理的質量の大きさを感じるというか、狭いところで大きくて重たいものを高速で動かしているのが怖いというか。

・パドルでギアチェンジしてみたが、8速もあるのでエンブレはまったく効かなかった。というか、これだけ重厚で傲慢な高級車なので、不用意に回転が上がってガクっとなったら恥だと思ってるみたいな感じだった。

・BMWのスタッフは熱心だった。BMWはガラの悪いのが多いのでイメージがよくなかったのだが、これで一気にイメージアップした。

・が、535について、「これに乗ってるとみんな避けますね」と言ってた。そういうところは否定しないんだな、と思った（笑）。