曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「軍師官兵衛」第8回「秀吉という男」感想

2014-02-23 23:30:00 | 大河ドラマ
冒頭、いきなり岐阜城に着いていた。旅っぽいとこ見せないから距離感が全然伝わってこない。

僕は牛久のワープステーション江戸に行ったことがある。「八重の桜」のセットが組まれており、「平清盛」のセットがまだ残っていた。今日の岐阜と長浜の町は、両方ともワープステーションのように見えた。がらっと空気感変えてくれないと、違う町に見えない。

ちなみに御着城もワープステーションだと思う。あの城塞は最近の大河で毎回使い回されている。長浜城はCGだと思うけど、イメージ通りでよかった。

信長が濃姫に語った「秀吉は使いやすい道具」は、司馬遼太郎の「新史・太閤記」の影響を受けていると思われる。

圧切をもらったのは本当かもしれんが、信長がやたら誉めて、まるで官兵衛が時代を動かす中心人物のような扱い。最近の大河の悪い癖だ。江姫が明智光秀と天下国家について熱く議論してたのを思い出した。

石田三成が年とりすぎ。官兵衛の14歳下なので、今日の時点では16歳くらいなんだが、28くらいにしか見えなかった。子役っていうか少年役?を用意すべきだった。

もこみちと瀧の相撲が、一部の人たちに受けそうだなと思った。

秀吉が、戦で配下をなくしたと嘆くが、あの時点では官兵衛の家臣に手を出すほど部下不足で困ってないと思う。

「わしらは岐阜におった」の連呼が面白かった。おねに迫られての官兵衛の答えが、官兵衛らしい筋を通したものになっていて、きれいにまとまってた。

今日のはネット界隈では割と面白かったという評価のようだ。僕も楽しんだが、ほとんどが竹中直人の面白さであって、脚本や演出の面白さではなかった。

当ブログの批判を読んだわけではないだろうが、毛利の首脳会議が夕方っぼくて、いつもと違ってた。護衛兵もいたし(前からいたかも)。でも、照明で光の具合はなんとでもなるし、あの三人のシーンはまとめて撮影しているという疑惑を晴らすほどの絵ではなかった。

秀吉と官兵衛の酒盛りの「苦い」肴が、秀吉が底辺だった頃食べてたものだというので、何かと思ったらムカデだった。言いたいことは分かるが、大事な客にそんなもの出すかな? 秀吉なら演出として出すかも? うーむ。わからん。



演出といえば、会議にわざと遅刻してきたから秀吉が勝家達に叩かれず、播磨攻めの大将になれたという理屈が、いまいちスッキリしなかった。最初からいたとしても、秀吉が官兵衛の肩を持たずに我慢すればいいだけの話じゃん。

竹中半兵衛が播磨の極秘調査をしていたらしい。真っ黒な服装で忍者みたいだった。そういうキャラじゃないでしょ半兵衛は。


↑かなり適当な地図だよなあ。3秒くらいしか映らなかったし、雰囲気でいいやと思ってるんだろうね。

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