「福家警部補の挨拶」第6話「愛情のシナリオ」の感想。
犯人(若村麻由美)のミスが非常に多い。自殺に見せかけるつもりなのに文鳥の餌をどうにもしてない。コーヒーの蓋を開けるやり方が違う。スマホを被害者に使われてしまう。テーブルにコーヒーをこぼしてしまう。先が思いやられる。
被害者を背負ってからすぐ落下のシーンに切り替わった。ここでおかしいと気付かなきゃいけなかった。おかしいとは思ったんだけどなあ。
睡眠薬を飲んで飛び降り自殺するかなあ。やったことないから、その心理状態は分からないが、捜査側としては、まずそこから他殺説が出てきてもいいような気がした。
うちの奥さん曰く、若村麻由美は「女優の中の女優」だそうで、さすがの演技力だった。壇れいとの対決は迫力満点で、なかなか見ごたえがあった。倒叙ミステリは、これをやれるからいいよね。
不在配達票が見つかったわけではない。コンタクトレンズが犯人の衣服から見つかって御用かと思ったら、それもない。一応決め手は、不在配達でかけた番号が犯人のスマホだったというヤツだろうけど、印象としては状況証拠に包囲されて観念した感じ。
というように、決め手にズバっと感がなかったが、大したことなかろうと思っていた密室トリックは結構すごくてびっくりした。「鍵のかかった部屋」みたいなツール系じゃなく、発想の転換のみの王道系。遺体が部屋のカギを持っていた理由も合理的だった。大げさに言うと、個人的にはあの古典的名作「黄色い部屋の秘密」以来の衝撃だったかも。
犯人が特定できたら福家は満足するのかと思っていたが、今回は動機にもこだわっていた。最後の写真に何かあるのは分かったが、「あんたも破滅」から、僕は同性愛者かもと思った。あの写真は犯人と被害者の蜜月時代のヤツではないかと。一緒に薬やってる光景とかね。
実際には全然違ったが、最後はちょっとヒューマンドラマ風味出し過ぎだなあ、このシリーズのテイストじゃないなあと思ったりした。普通の2時間ドラマなら親子関係を認めて涙を誘うんだろうけど、否定しきったあたりが、「らしい」ところだが。
次回は前後編の「オッカムの剃刀」らしい。タイトルがかっこいいので期待してる。
犯人(若村麻由美)のミスが非常に多い。自殺に見せかけるつもりなのに文鳥の餌をどうにもしてない。コーヒーの蓋を開けるやり方が違う。スマホを被害者に使われてしまう。テーブルにコーヒーをこぼしてしまう。先が思いやられる。
被害者を背負ってからすぐ落下のシーンに切り替わった。ここでおかしいと気付かなきゃいけなかった。おかしいとは思ったんだけどなあ。
睡眠薬を飲んで飛び降り自殺するかなあ。やったことないから、その心理状態は分からないが、捜査側としては、まずそこから他殺説が出てきてもいいような気がした。
うちの奥さん曰く、若村麻由美は「女優の中の女優」だそうで、さすがの演技力だった。壇れいとの対決は迫力満点で、なかなか見ごたえがあった。倒叙ミステリは、これをやれるからいいよね。
不在配達票が見つかったわけではない。コンタクトレンズが犯人の衣服から見つかって御用かと思ったら、それもない。一応決め手は、不在配達でかけた番号が犯人のスマホだったというヤツだろうけど、印象としては状況証拠に包囲されて観念した感じ。
というように、決め手にズバっと感がなかったが、大したことなかろうと思っていた密室トリックは結構すごくてびっくりした。「鍵のかかった部屋」みたいなツール系じゃなく、発想の転換のみの王道系。遺体が部屋のカギを持っていた理由も合理的だった。大げさに言うと、個人的にはあの古典的名作「黄色い部屋の秘密」以来の衝撃だったかも。
犯人が特定できたら福家は満足するのかと思っていたが、今回は動機にもこだわっていた。最後の写真に何かあるのは分かったが、「あんたも破滅」から、僕は同性愛者かもと思った。あの写真は犯人と被害者の蜜月時代のヤツではないかと。一緒に薬やってる光景とかね。
実際には全然違ったが、最後はちょっとヒューマンドラマ風味出し過ぎだなあ、このシリーズのテイストじゃないなあと思ったりした。普通の2時間ドラマなら親子関係を認めて涙を誘うんだろうけど、否定しきったあたりが、「らしい」ところだが。
次回は前後編の「オッカムの剃刀」らしい。タイトルがかっこいいので期待してる。