前章で『大型への道の第一歩は、まずは1匹釣るコトから』と書きました。
考えてみたら、小型であれ中型であれチヌが釣れ難いのに、大型だけが釣れるハズもない訳です。
午前中は、型にこだわらずに手返し重視の釣りを行い感を養い(取り戻し)ながら、その日の雰囲気を感じ取るようにします。
泊や白浦など、たまたま数が出た過去の釣行を振り返りますと、お昼前に一時全くアタリがなくなる時間帯がありましたが、お昼過ぎ(その時は14時頃)に急にバタバタと釣れだしました。
その時に、良型チヌが釣れた記憶があります。
薄らとした記憶をたどりますと、潮が緩んだ時(潮止まり)だったように思い出されます。
その時は特に大型を意識した訳ではありませんが、筆者の行動パターン(毎回同じ)では、『潮が緩んできたかな?』(緩み始め)と感じた時(時々勘違いがあります:笑)、筆者は小ダンゴを、やや潮上方向に2~3個放り込みます。
この行動は、このお昼の時間帯に限らず、潮が緩んできたかな?と感じた時に、その都度おこなっています。
小ダンゴを放り込んでから5分位経っても潮が止まらない場合は、先程と同様にまた小ダンゴを放りこんでいます。
理由はただひとつ、、チヌの群れを定着させる為に有効な方法と考えているからです。
前々章・前章と書き進むにつれて、、だんだん手掛かりが掴めてきたような感じがしてきました。
②大型チヌの定着位置を作る
前々章のDVDの水中撮影のくだりで、強いチヌはダンゴの近くに陣取って他のチヌを牽制しているように見える、、と書きました。
潮は絶えず動いていますので、朝から釣りを続けていますと、竿下から潮下方向にダンゴの成分が拡散していると思われます。
潮が止まった(かなり緩んだ)と判断した際に、すぐに崩れるダンゴ(例えば小サイズ)・それよりも遅く崩れるダンゴ(例えば中サイズ)・なかなか崩れないダンゴ(例えば大サイズ)を竿下に投下すると、ボケたポイントを立て直し、ダンゴの割れ具合を変えるコトでポイントとしての有効時間を長くする効果があると言われています。
ここで考えなければいけないのは、ダンゴの中に入れるアンコです。
数狙いならば、その日の雰囲気に従って、よく釣れるサシ餌を数種類アンコにする方が良さそうですが、比重が軽く浮遊性のある餌がソコにいた良型チヌの好物だった場合、良型だけがポイントから外れていく(笑)可能性が想定されます。
手堅くいくには、ポイントを立て直す為に投下した大・中・小のダンゴのアンコは重くて定着性のある餌を選んだ方が、理にかなった選択になります。
次回の釣行の際は『コーン』『ダンゴとよく混ぜて泥状のアミエビ・オキアミミンチ』をアンコにしようと考えています。
、、、明日につづく
大型チヌの潜んでいそうなポイントに、ひたすらチョイ投げする、、という方法も考えられます。
また、時期や釣り場によってはイガイの落とし込みが良かったりします。
アプローチする手段を詳細まで考えた場合、もしかして釣り場の数だけ方法はあるかも知れません。
今回は筆者の好きなダンゴ釣りでの攻略をポピュラーな場面を想定して、すぐに実践できる方法について考えてみようと思います。
①チヌを寄せる
②大型チヌの定着位置を作る
③そこにサシ餌を定着させる
、、、DVDの水中映像を拝見する限り、コレが攻略の理想型でしょうか。
①チヌを寄せるについて
大型チヌだけを寄せるコトはできませんので、エサ取りも含めまずは魚を寄せるところからスタートします。
朝イチは『寝ないでこんなトコまでやって来て、もしかしてボーズやったら嫌やなぁ~』『フトコロが寂しいのに、せっかく餌を沢山買ってボーズやったら洒落にならんし・・・』みたいなトコがありますので、『年無を!』なんて贅沢なコトは言ってられません。
まずは1匹確保に全神経を注ぎたくなるのが人情というもので、とにかく『おチヌ様いらっしゃい』と、アタリがあればアワセていくのが世の常です。
1匹確保して『良かった、、釣れた』と、胸をなでおろすトコからスタートするのが、どうやら『大型への道の第1歩』になりそうです。
1匹が2匹、、2匹が4匹と、、欲が出てくるのが我々『凡人釣り師』ですから、午前中は『大型がどうのこうの』と考えずに、ひたすら手返しをして釣果を求め、結果としてチヌを寄せるコトに尽力するコトになります。
本項の目標である『大型への道』は、現実的にはどうやら午後からになりそうですね。
、、、つづく
時には思いつきでパーッと突っ走って結論を出した方が上手くいくコトもあります。
今回は『ジックリ考えようかな』って思い、まずはK様のZERO攻めの水中映像を出勤途中に見てみるコトにしました。
釣り始めにダンゴを投下しますと、最初チヌは遠巻きに見ているようです。
光の加減もあり判別が難しいのですが、どうも最初に色の濃いチヌが寄ってくるみたいです。
前回考察した際は、大型の身体的特徴(動きが遅い?老眼?等)に目を向けてしまい考えがまとまりませんでしたが、今回はDVDを見ていて『大型≒強いチヌ≒そのエリアのボス』という観点で考えるコトにしました。
ただ、『そのエリアのボス=大型』とは限りませんが、結果として大型に近づくコトになると思います。
ダンゴが崩壊後、黒っぽいチヌは潮下方向にだんだん移動していくようです。
そしてダンゴの付近では、盛んに銀色のチヌが底の餌をついばんでいます。
これは、オキアミなどのアンコ(美味しい餌?)を、黒っぽいチヌが優先的に食べに行くのでは?と推測できます。
時間の経過と共に、黒っぽいチヌがまた画面中央に戻ってきます。
そして、今度は黒っぽいチヌが盛んに銀色のチヌを牽制しているように見えます。
このような水中映像を、もっともっと見るコトが出来れば、もう少し精度の高い推測が出来るのですが、このコトから『強いチヌは餌を独占する力がある』と推測できます。
釣り人目線で見ますと、『海中の餌(主に撒き餌)の位置によって、ある程度チヌの勢力図を描ける』可能性がでてきました。
、、つづく
『大型釣りたきゃ、大型が釣れてるトコに行きなはれ!パラダイスー!』って声が聞こえてきそうですが、筆者には特に急ぐ理由がありませんのでボチボチ考えながら、筆者流にジックリ釣りを楽しみたいと思います。
実は以前にも同じようなコトを考えた日があるのですが、その時はいくら考えても手掛かりにすら届きませんでした。
今までは先に書こうと思うコトを頭に描いてから書き進めていましたが、本項はゼロからスタートして、考えながら書き進めて行きたいと思います。
今まで色々な釣り場で経験した断片的な思い出や聞いた話・読んだ話などを整理してリンクさせるには、この方法がイイかなと思い見切り発車してみたのですが、、、どうなるコトやら・・・・。
本ブログの数少ない読者の皆さんへ、、
参考にならなかったら、、ごめんなさいね。
スタートです。