前章の補足ですが、潮が緩んだ時にポイントを作り直す為に、大小のダンゴを投下すると書きました。
コレは潮が動いている時と緩んだ時に生じる、筏の移動によるポイントのズレの修正を行う意味でも大切なコトと筆者は考えています。
その修正は潮の緩みかけた時に小ダンゴを投下するコトからすでに始まっています。
強いチヌは海底にあるダンゴ群の中心にいて、他のチヌを牽制しながら海底に落ちている餌を食べている姿を、あらためて思い浮かべて下さい。
③ そこにサシ餌を定着させる
釣果のあがった過去の釣行を思い出した時に、良型を狙っていた時はB~2B程度のオモリを付けていたコトが多かったように思います。
これは、たまたま2Bのオモリを付けて釣りをしていた時に良型が釣れて、その時以降何度も試すようになりました。
さっきまで、『経験上、何となく・・・』だったのですが、本文を書いているうちに筆者自身その理由が解ってきました。
オモリを付けるコトで、ダンゴ群の中心付近から移動するコトなくサシ餌が定着しやすくなります。
(ただし、へ調穂先でダンゴアタリする直近の良型チヌを狙うなどの独特の手法がありますが、これらは除きます)
強いチヌがその他のチヌを牽制している場所にサシ餌があるというコトになりますから、チヌの密度が低いコトもあり、、当然アタリは少なくなります。
最近は、横方向や上下方向のサシ餌を移動させるコトが、より釣果に結びつく場合が多いと言われています。
しかし、良型を狙いにいく場合は『その時』だけは、ダンゴ付近にサシ餌を定着させるコトが必須条件になります。
では、『その時』とは・・・?
潮が緩んできますと餌取りを含めアタリが頻繁しだすコトが多くなる場合があります。
筆者はこの時は『よく釣れる時』と思い、とにかく集中して釣りをします。
穂先に集中していますと、急にアタリがなくなる時があります。
ココが『その時』と筆者は考えます。
おそらく良型チヌがやってきて、海底のダンゴを中心とした勢力図が変わったモノと想像できます。
『その時』がきましたら、『次の1投はB程度のオモリを付けて万全の態勢で挑む!』っていう、、わりと簡単な方法が長々と書きつづった『大型狙いを考えてみた』の結論になりました。
今回(今年)考えて出した結論は、『大型狙い』というより『群れの中の良型をとりこぼすコトなく釣る』という感じになってしまい、まだまだ核心からは遠い感じです。
もしかして大型狙いの核心は、一通り釣りを行った後の夕方の納竿前なのかも知れませんね。
このテーマに関しましてはまた来年以降、さらに勉強して考えてみたいと思います。
永遠のテーマにならないよう、これからも注意深く釣りを続けようと思っています。
今回(今年)も、またまたおそまつな感じで力量不足を痛切する結果になってしまいました。