卒業アルバム作りでは、学生諸君の頑張るさまざまな場面の撮影に行きますが、今年から新たに「中学駅伝大会」の撮影にも行くことにしました。去年までは、学年でほんの数人選ばれて(あるいは立候補するのかな?)走る行事だし、七五三・結婚式の多いシーズンなので、撮影はあきらめていたのですが、今年新たに担当することになった中学校の先生が、「駅伝も来てください」と仰ったので、ちょっとキツいけど、頑張ってみるか!と行ってみました。
客席には応援旗がはられ、沿道はギャラリーで埋め尽くされ、走る選手たちの引き締まった顔のかっこいいこと!この時期になると、かなりの生徒さんたちの顔を覚えてくるので、
「うわー。あの子、文化祭であんなにおちゃらけてたのに、早いんだなー。」
とか、
「おとなしいのかと思ってたら、意外とやるね!」
とか、
「さっすが!陸上部のエース!」
とか。写真屋さん独自の目線で眺めながら、撮影しました。
運動会のリレーもすごいと思うけど、長距離な分、駅伝の一人のプレッシャーってすっごいと思う。まさに、「たすきを繋ぐ」責任。横っ腹を抑えて、ふらふら走っていた男の子が、沿道の声援が届いたときだけ、必死にペースを上げる姿には、素直に感動しちゃいました(私が撮影してた学校の子じゃなかったけど)。
13~15才のある秋の日に、たった10分間されど10分間の責任を全うした経験って、大人になったとき、かなりデカい糧になるような。そんな気がしました。