今日、山梨の保育園が、福島から避難してきているお子さんの入園を断ったというニュースを知りました。「他の保護者から原発に対する不安が出たときに対処できない」という理由で。
怒り過ぎて涙が出てきた。
瓦礫の受け入れ拒否のニュースのときは、情報が足りないこと、またその情報自体の信ぴょう性が低いと捉えられてしまっている現実、そういったことから、例えば小さなお子さんがいたら過剰に反応せざるを得ないだろうと、声高に「受け入れ反対なんてありえない!」と言い切れずにいました。
でも、今回の話しは別次元だと思う。これは完全に差別だよ。どういうつもりでこんな意見を言った人がいるのか(保育園側の判断なのか、保護者が保育園に意見してこうなったのか)、残念だけど今回は突き詰めなくちゃいけないと思う。傷つくのは、差別された子どもたちや家族だけじゃない。例えば、この保育園に子供を通わせてる親御さんたちとか、例えば、こんなことあり得ないって思っているこの保育園の先生とかの気持ちを考えると、悔しくてたまらないに違いないと思う。
私は本当に今日は、ずっと気持ちが落ち着きません。こんなに許せないという感情を抱くのは、いつ以来か分からない。
絆とか、復興とか、そんな美しいコトバを使う前に、何かもっと根本的なことを考え直さなくちゃいけない時が来てるの?こんなひどいことを、コトバや行動に出せる人がいるなんて、本当に許せない。私はあまり「怒り」という感情を多く持っている人間ではないと、自分で思っています。でも、今、私は怒りをどうしようもできない。
<ニュースソース>http://www.asahi.com/national/update/0302/TKY201203020761.html