週末は、足利の花火大会でした。
今年は友人たちと騒ぎながら鑑賞した花火、真夜中過ぎに友人を自宅まで送って行ったときに、お財布を拾ってしまいました。大きなマンションの目の前の道路でしたから、そこの住人さんだろうなーとは思いつつも、中を確認し、夜中の1時に電話をするのも現実的ではないよな、と交番へ届けることにしました。
子どもの頃、一回だけお金を拾ったことがあります。どこか大きな駅でした。スキー場から父と二人で帰る途中の女子トイレで1円玉を拾ったわたし。正義感の塊のような子どもだった私は、絶対におまわりさんに届けるんだ、と意地を張ったのです。電車の時刻もあったろうに、父は私の意地に付き合ってくれ、おまわりさんは「ありがとうね。」と感謝状と共に、1円玉を幼い私にくださいました。子ども心に、「これはチョット意地を張り過ぎただろうか。」と、恥ずかしい気持ち半分になったことを何となく覚えています。
さてはて。花火大会の夜は何かと治安が悪いらしく、行く交番、行く交番、おまわりさんはお留守です。もう交番を周っても埒が明かないなと腹をくくって、大きな警察署へ。道に迷いつつやっとたどり着いた警察署では、電話や無線が元気に鳴り響き、何やらとっても忙しそう。財布を届けてすぐ帰るつもりだったのに、「書類を作る間、お待ちください。」と、色々なヒアリングをされ、書類にサイン。通るおまわりさん達がみんな、「花火大会の日の夜中2時に、一人で警察署に座ってる女なんて、悪いやつに決まってる。」と眺めている気がして、どうにも居心地が悪く、小さく小さくなっておりました。数十分後、やっと釈放(?)され、無事帰路につきました。
ご本人に戻ったかな、お財布(相手の方に連絡先は教えないで下さい欄にサインしてきたので、その辺りは分かりませんでしたが、色々なカードが入っていたようだったので、多分戻ったことでしょう)!