終戦記念日ですね。今年はオリンピックにうつつを抜かしている内に、もう今日を迎えてしまいました。数年前から自分に課している、8月が近づいたら、戦争に関する本(今のところ、兵隊さんの手記に限定していますが)を読むというタスクも全く果たせないまま。
去年は8月を過ぎても、買いためた本を続けて読んでいました。でも、あるときから、全く同じ夢を、連続して見るようになり、それらの本を遠ざけてしまいました。
それは、ある戦場に私がいて。水たまりで溺れていく兵隊さんが沢山いて、その周りにご家族かと思われる女性や子供たちがいて。みんなで私を見るんです。でも、私は気付かないふりして、すーっと通り過ぎて、自分に玉が当たらないように、それだけを考えて走っていく・・・そんな夢。
もう慣れてきて、「これは夢。起きよう。」と、冷静に起きることが出来るようになったし、自分の無力感のようなものが現れたんだろうな、と理解できるし、それほど深く悩んだわけではないのですが、ただ単に、安眠が欲しいという理由で、遠ざけました。
また、読み始めましょう。それが何になるのか分からないけど、私はこの年になるまで、あまりにも知らなかったから。
知るため、理由はそれだけ。