盛岡(二代目のお姉さんのご主人のお兄さんの奥さま)から、かわいいお歳暮が届きました。「松本尚美」様宛で!
二代目父のお葬式の朝。わたしは会場の隅っこで泣いていました。準備から、お通夜、お葬式と想像した以上に忙しく、何だかしっかり泣いている時間がなくて、その朝は束の間の静かな時間でした。
そのとき、盛岡のお義姉さんが近寄ってきて、背中を撫でて下さいました。素人のくせに大きな顔をしてマツモト写真のリニューアルを引っ掻き回した嫁を、お義父さんは快く思っていなかったかもしれない、と秘かに悔やんでいた私に、お義姉さんが、「大丈夫。大丈夫。お嫁さんって大変だけど、大丈夫なんだよ。」と、いっぱい慰めて下さいました(義兄のご実家は、古き佳き名家の、大きな大きなリンゴ農園。お嫁さんのご苦労はいかばかりか……)。それまで、ほんの数回しかお会いしたこともなかったのに、とても甘える気持ちを抱き、チカラを頂いたのを強烈に記憶しています。
遠くて、なかなかお会いすることも叶わないけど、年賀状を書くときに、少し特別な想いになる存在の方がいるというのは、素敵な気持ちです。