海に囲まれたこの小さな国において、海なし県に育った者の『海への憧れ』というのは、海を見て育った人には一生理解できないだろうな、と思います。どうしても我慢できないのです、海が見える度に、「あ!海だ!」と言わずにはいられないのです。だから、今回の旅でも、Mさんやご主人(ここからは、実際にお呼びしていた通り『パパさん』と書きます)が、色々と四国や松山について説明してくださっている最中にもかかわらず、目の端に海が入ってきたらもう気もそぞろ。つい、お話をさえぎってまで、「あ!海です!」と言ってしまいました。そんな哀しい栃木県民を許してください……(海を見慣れた人にとっては、その叫びって、「あ!渡良瀬川だ!」といちいち言ってしまうくらい「あー、まぁね。」的なことなのかなぁ)。
『しまなみ海道』は、愛媛県北部の島々と広島県東部の島々を次々と結んでいく橋たちを含んだ高速道路でした。ひとつひとつ橋の形に個性があって、「どうして同じ形にしなかったんだろ?日本っぽくないなー。面白ーい。」なんてのんきに思いながら、パパさんの助手席でゴージャスドライブを満喫させていただきました(海と橋がよく見えるようにと、途中から助手席に移りなさいって。そんなお心遣いも嬉しいなぁって、喜ばせようって気持ちが伝わってきて、ありがたいなーって思いました)。
名所・名物を効率よく紹介してくださるお二人のおかげで、無駄なくグイグイとしまなみ観光を進めていきました。そんな中で私がとっても楽しかった2箇所について書かせてください(全て書いていたら、このブログ、エンドレスになってしまうから厳選しなきゃ!)。
え?もう終わりだろうって思ったら、『えー、では皆さん、結婚生活に大切な3つの袋はー、ご存知でしょうかー……』って、結婚式のスピーチで始まっちゃった時みたいですって?そーですか。じゃあ、また明日にしますね!
<つづく>