若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

「いいねぇ、君は気楽で」

2010-08-14 20:35:16 | 日々雑多
宿も予約し、蔵王の旅計画もいよいよ佳境に突入。もう既に「何を着て行くか(結構涼しいとか、いやいや意外と暑いんだよ、とか様々な情報が入ってきて分からない)」、「荷物を最小限にまとめるため、小さい洗面道具を用意しなきゃ(珍しく公共交通機関等を利用した旅です)」等といった具体的な計画もスタートしています。二代目は「旅支度が何よりも一番嫌い」といつもぶぅぶぅ言っていますが、私はこの時期が一番楽しい!出張でさえ、「2日目はこのTシャツと靴下~」とか考えてるだけで、少しわくわくしてくる位ですから。

さて、今回私達は宿泊を2泊とも素泊まりってやつにしてみました。今までさほど旅行経験がある訳でもありませんが、意外と『ザ・旅館の食事』には裏切られているのです。わざわざグレードアップして「あわび踊り焼きコース」にしたのにあわびが踊らなかったり、「蟹食べ放題コース」にしたら、めちゃくちゃ細い蟹の足が山になっていてウンザリしてしまったり……。いわゆる凝った料理が苦手な二代目は(旨いもんをドーンと一杯!が大好物)、基本的に旅館食に向かないし。

という訳で、今回食べ物は別途お店を見付けて、名物をガッツリ頂こうじゃないの、という方向にしてみました。そしたら、結構よさそうなお店がいっぱいあるんだ~。

「お?蔵王って米沢が近いんだ。何々?しゃぶしゃぶと焼肉が同時に出来る最上級米沢牛しゃぶやき!?何だ?それは!?」、「え?ジンギスカンって蔵王が発祥の地なの?北海道じゃないんだ?じゃあ、蔵王の夕食は決まりだな…」ってな具合に、私の空想食べ歩きの旅は既に始まっています!!ご当地ソフトクリームも、玉こんにゃくも食べなくっちゃいけないし。駅弁だって外せないしなー……。


すると二代目が恨めしそうに隣で一言「いいねぇ、君は気楽そうで……」。実はこの旅行、二代目には撮影目的があり、ちょっとしたプレッシャーと共に歩む旅となる予定。ガンバレ二代目!

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蔵王に旅行するんだ!

2010-08-13 09:11:17 | 日々雑多
旅行計画を立てるのは本当に楽しい作業。最近はインターネットという強力な武器もあるので、真夜中にゆっくり情報収集した上で、宿予約まで出来ちゃったりして、便利なことこの上なし。

ただ、結局昔ながらのガイドブックが好きなんです。先日も、蔵王についてたった数ページしか記載のない『山形まっぷる』を買ってしまいました。

インターネットは、『この宿の空き状況』や『この施設の定休日』など点の情報を、最短距離でズバっと見付けてきてくれて、非常にグッド。ただ、『ココで半日空くなぁ』とか、『この街とこの街を見る間に、もう一箇所寄ってみようかなー』といった面の情報になると、絶対的にガイドブックが便利な気がするのです。

今回も、ガイドブックの地図ページを眺めていて「お?この辺りはノーチェックだったけど、詳細地図と特集ページがあるぞ。なんと!?旅番組を見ていつかは行きたいと思っていた山寺まで、蔵王からたった1時間程度で行かれるのか!」といった発見をしましたし。

そんなこんなで、ここ数日ガイドブックをパソコンの横において、夜な夜な空想旅行をした結果、1泊の予定が2泊に変更になってしまいました、とさ(山寺の1015段の石段、運動不足の私たちに登れるだろうか……)。

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♪Joyful joyful♪

2010-08-12 09:05:24 | 映画と本
若者たちが集まって、困難を乗り越えて、何かを達成する……タイプの映画・ドラマは大抵好きです。どちらかというと、同年代だった学生時代は恋愛モノを好み、今の方が青春モノを好んでいるかも。両方とも、無いものねだり、かな。

『ウォーターボーイズ』(私はテレビドラマ版の方が好き。1も2も。)や『スウィングガールズ』、『フラガール』、『うた魂』、『コーラス(洋画)』など、みんな大好き。いかにも~って感じですが。もしかして、監督も同じ人だったりするのかな(二代目と違って、映画セレクトにあまり監督を重視しないので、よく知らない。でも、好きな映画って監督が同じことが多いので、やっぱり映画の空気を決めるのって監督次第なのかも)。

で、昨夜。二代目が遊んでくれないので、1人でぼんやり観る当てもなくテレビをつけたところ。『天使にラブソングを2』をやっていました。もともと大好きな『♪Joyful Joyful』のシーンですが、昨日は異常に泣けてしまって我ながら吃驚。蔵王の旅行計画とか立てながら適当に映画自体は眺めていたはずなのに、その曲が始まった途端に釘付けになって。終った後、自分で「なんじゃこりゃ!?」と思わず吹き出してしまうほど、号泣してました。今まではこのシーンを観ても、「いいねぇ。うまいねぇ。この子」くらいだったのにな。

年をとると涙もろくなると聞きますが、それって40歳になると始まる現象なのかっ。

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モーツアルトとせみ

2010-08-10 17:53:21 | 映画と本
東京で気ままな2人暮らしをしていた時は、週末ごとに近所のレンタルビデオ屋さんに繰り出したものですが、最近では会員カードを作るのが勿体無いと感じてしまうほど。あの頃は「もう観る映画がないね」状態でしたが、今はたま~に行くので「あぁ、この映画も!うわっ!この映画も!」と、観たい映画が目白押しで嬉しい悲鳴。

2人の映画趣味が180度違うので、昔は暇に任せて一緒にお互いが選んだ映画を観ていましたが、今はバイオレンス系は私の就寝後、ラブコメ・ドラマ系は二代目の仕事中、にそれぞれバラで観ることが多くなりました(『カールじいさんの空飛ぶ家』は一緒に観ました)。

昨夜二代目の留守中に、『モーツアルトとくじら』という映画を観ました。私のご贔屓のジョシュ・ハートネット君(パール・ハーバーの可哀相な方)が出てるから!というミーハーな理由でセレクトしましたが、ココロを揺さぶった末に、幸せ気分になれるとてもイイ映画でした。私はこういう、終了後にほっこりする映画がやっぱり好きだなー。この映画に『モーツアルトとくじら』という題名を付けた、そのセンスも素敵でした。

で、今日はずっとモツレク(って言うと毎回怖い顔して「モーツアルトのレクイエムと言いなさい!」と叱る人我が家に約1名)を聴いています。まぁ、せっかくほっこりしたのなら、モーツアルトでもハッピーなヤツを選べばいいじゃんって感じだけど、とりあえず手元にレクイエムしか無かったもんで。ばんな寺(大日様)の蝉の大合唱と、レクイエムの重く厳しい合唱が一緒になると、何ともいえない悲しみを感じます。蝉の命がはかないと知っているせいかもしれませんが。
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ようこそ

2010-08-09 05:21:48 | 日々雑多
私は滅多に自宅に人を招きません。

というのは、料理が不得意(なので「ご馳走するから、いらっしゃいませんか?」の台詞を言う訳にはいかない)だし、掃除が不得意(なので、突然の来訪に「あがっていきませんか?」とクールに言えない)だし、昼間は来客チャイムや電話が鳴れば、おしゃべりを中断しなくてはならないし、夜は階下の二代目両親(今はお義母さん)に一応気を遣ってみたりして。

でも花火の日は特別。もう20年近く、毎年花火大会には足利入りしてくれる銀行員時代の先輩を迎え入れるのが、我が家の習慣になっています。実家→アパート→この家と、私の足利拠点が移り変わっていく中で、彼女の受け入れ先も変化して。

今年は、その先輩が大怪我している関係で、さすがに花火来足も無理だろうと思い、かなり盛り下がっていました。が!二代目と友人M君が車を出してくれて(友人M君ももう10年以上、花火大会仲間)、東京までドアtoドア送迎してくれるとのこと。なんて紳士的な!『今年は先輩が花火に来ない』と落ち込んでいた私は、俄かにやる気が沸いてきました(それが、大掃除→模様替え大作戦につながっていった訳だ)。

さすがに、松葉杖の先輩を河原まで連れて行く訳には行かないので(車両通行止め)、初めて我が家からの花火鑑賞となりました。「じゃあ、階下のお義母さんも呼んじゃおう」→「それじゃ、実家の両親も呼んじゃおう(先輩と私の両親は仲良し)」→『うわー。料理しなきゃ』。「鳥のソテイと、炊き込みご飯と…」と検討している最中にひらめいたメニュー!義母が『ちゃちゃっと』揚げた天ぷらや、母が『ちゃちゃっと』煮た牛肉の佃煮に、主婦歴の違いを見せ付けられつつも、私も私らしいおもてなしを。

私のメニュー、テーマは『家に居ながら、屋台を満喫』。
・ポテト入り焼きそば(この地域では焼きそばにジャガイモは不可欠)
・ニラ多過ぎチヂミ
・いつもじゃ買わない高級枝豆と実家から届いた枝豆とご近所から頂いた枝豆
・メロン味のみカキ氷
・花火に興奮して出し忘れたクレープ
以上!

紳士二人がお姫様を迎えに行っている間、一生懸命準備しつつ、『あぁ、お客様を待ちながら、おもてなしの準備をするって楽しいなぁ』と、実感したのでした。

た~まや~!
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叱られて

2010-08-07 00:28:28 | 日々雑多
「髪を染めたら、眉毛を描くペンシルも茶系にするといい」という友人のアドバイスを受け、今日ドラッグストアで、普段愛用している資生堂のアイブローペンシルのブラウンを買いました(もともとコレを使い始めたのも、銀行時代の先輩の薦めで)。

で、ドラッグストアのカゴの中に、使い古して短くなった鉛筆みたいなのがポロンと一本。その他にも明日の花火に備えて、大きなお茶とか、おせんべいとか、ポテチとか買ったから、「このペンシル、私がレジ係だったら見逃すな~」なんて思いながら買い物していました。で、駐車場で、ふっと気になって袋を覗いてみるとペンシルが見当たらない。戻って、レジのお姉さんに尋ねてみると、買い物カゴの中にチョコンと残っているのを発見!お姉さんに平謝りされて、「いや~、いいんすよ~。こんなの誰でも見逃しますよぉ。あははは~」とその場を去りました。

で、家に戻って大イバリで。

わたし:すっごい褒められると思うよ。
二代目:そうかそうか。褒めてやろう。
わたし:(上記の話を一通り説明し、注意力散漫ではなかったことをアピール)
二代目:……。何故、レジに通すときに凝視していなかったんだ!


……しまった。
一緒に買い物行くと、レジにピッとしてくれている間、キョロキョロ余所見をしたり、ペチャクチャ喋ったりする私は、いつも二代目から「(一生懸命やって下さっている)レジの方に失礼だから、きちんと凝視していなければいけない」と指導されていたんだった!

ちぇ。内緒にするんだったよ。1回叱られ分、損した~。

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出会い

2010-08-06 10:30:20 | 映画と本
遂に読み終えました、『最後の手紙』戦場に遺された二十四万語の届かなかった手紙 重松清・渡辺考 著


戦場で拾われた手紙の内容が羅列されている本なのかと思っていました。でも、実際は手紙というより、アメリカやオーストラリアが敵国(日本)を研究するために翻訳し戦争の史料として保管していた日本兵の手帳や日記を、NHKがテレビ番組とするために作家の重松清さんを迎えて取材した、工程の記録でした。


ラジオでこの本の存在を知ったことも、合唱の先生の絡みで『六本木男声合唱団倶楽部』のコンサート ~最後の手紙~』を聴きに行き、「(この本を)読むんだ」と背中を押されたことも、偶然の出会いでした。そして、本を読んでいる最中にも、不思議な出会いが。

それは、重松さんのあとがきに記されていたエピソード。この記録を、携帯世代の若者たちにも読んで欲しい、と取材先を探していたとき。栃木県足利市出身の兵士の記録が目に留まり、その親戚筋から、足利工業高校(足工)の定時制の生徒たちに読んでもらうことになったとのこと。その学校の全日制の卒業アルバムを作っているので、私にとっては今や母校よりもよっぽど近い存在の学校です(実際担当しているのは、影の二代目ですが)。何だか妙に吃驚しました。

「2003年か。この番組見たかったな。NHKのドキュメンタリーなら、過去のも見られる方法がありそうだけどな」と思って、何気なくググったら、今月の28日23時~、再放送があるそうな。

出会いは偶然且つ必然……。

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おばあちゃんの味

2010-08-04 13:34:46 | 日々雑多
昨日の大掃除から、今度は『模様替え魂』に火がつきました。暑い中、我ながらご苦労サマなことです。朝からチカラ仕事していたら、パワーダウンしてきて、お腹もすいたので、今は二代目の撮影が一段落して「お昼にしよ~」と言われるのを、じっと待ってます。

模様替え中に、引越し以来3年開けてないぞ、という箱をオープンしてみました。『懐かしいが、使わないが、捨てられない』モノが詰まっていました。専業主婦時代に熱中したクロスステッチの道具箱、夜中に登山する時のヘッドランプ、かな習字セット等々。その中にあった、おばあちゃんの形見箱。形見分けの時に見つけた、おばあちゃんのメモや扇子などが入っています。その中に小さな大学ノートを発見。開いてみると、それはおばあちゃんのレシピ帳でした。

よく『おばあちゃんの味』というと、醤油・味噌系だけど、彼女はハイカラなものが好きだったな。初任給の際も、「私が奢るよ!何でも食べたいモノを言ってね」と言ったら、自由が丘の駅近パスタ専門店に連れて行かれましたからね。

ノートは、昭和31年に1年間書いたものだったようです。『鳥のソテイ』や『トマトのスパゲテー』や『チヨコレイトのケーキ』など(カタカナの『イ』と『ー』の使い分けが何とも絶妙)、魅力的且つ基本的なメニューが並んでいます。これは、私のレシピ本にしようかと読み始めたものの……。

『鳥のソテイ』 鳥五丁ヲ焼ク
『トマトのスパゲテー』 スパゲテーヲユデル


それだけじゃ、分からないよ、おばあちゃん(泣)。
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強力ノリ野郎との戦い

2010-08-03 18:32:23 | 日々雑多
年末に日本中が大掃除をしているとき、私は大抵冷や汗をかいて仕事をしているので、「やった!自分達の年賀状も発送したぞっ」の瞬間にボーン(除夜の鐘です)と聞いてしまったりする始末(今年こそはもっと計画的な自分になるぞ)。

そんな訳で、いまこの『暇期=激暑期』に大掃除をするしか仕方ありません。でも、この時期は洗濯しただけで、もうデロ~となってしまうほどなので、とてもじゃないけど、大掃除なんて……とあきらめていました。

が!今日は文字通り“汗水たらして”大掃除しまくってしまいました。

我が家はまだ新築と呼んでいい状態なのですが、新築受け渡し直後から床に問題が。それは、工事のときに傷を付けないように何かで床を覆っていたらしく、それを貼っていたノリ剤が残ってしまっていて、いくらお掃除しても、そのノリ部分が取れないのでした。勿論、建築屋さんにお願いして2回もプロのお掃除さんがきて、キレイにしてくれたのですが、時間が経つとまた元の木阿弥。正直言って、もうウンザリして、見て見ぬフリをしていました。

ところが、今日!ふっと思い立って、前にも何回も試した洗剤を床に垂らして磨いてみたら……。今までにはない感触でスルスルとノリ剤がはがれていくのです。私の考えでは、この暑さでノリもぐったりし、貼り付く元気が無くなった(要するに溶けていた)のではないかな。もう嬉しくて興奮状態の私は家中のベタベタ・スポットを磨きまくりました。お陰で、いま腰痛だし、手は洗剤でボロボロだけど、心と床はスッキリ。今夜のゴハンは美味しそうだ!

……と、今二代目に家中ツアーをして自慢したのですが、「また黒く戻ってしまっても、落ち込まないんだよ」と諭されました。確かにね、プロがやっても戻ったくらいの強力ノリヤローだもんね。

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『感じが変わったね』

2010-08-02 10:46:38 | 日々雑多
昨日は、隣町のホールでピアノ発表会の撮影。1年に2~3回程度お世話になるホールなのですが、スタッフの方がとっても親切で、ウチの機材のセッティングや片付けまで、いつも手伝って下さいます。昨日なんか、集合写真終了後に、舞台で小さい子たちが遊んでいたから、「あの子たちが居なくなってから片付けよ~」と呑気に構えていたら、片付けが終了していたほど(職務怠慢!ゴメンなさい!)。

開演前に、スタッフのおじさま(多分重鎮)にご挨拶に行ったところ、いつもニコやかに迎えて下さるのに、何やら不思議顔。『あれぇ?1ヶ月前にお会いしたばっかりなのになぁ。忘れちゃったのかなぁ。』と思っていたら、帰り際に「感じが……変わったよねぇ。最初分からなかったよ」とのこと。

私の髪型チェンジに気付いて下さったおじさまに二代目は「スッゲー。気付くか?普通?すごいなー!いつもの尚美を覚えてるってことだもんね!」と驚愕・感心しきり。

……いやいや、私に言わせれば、「○○さん、すっごい髪短くなってたでしょ!」や、「○○さんって、髪の長さが肩くらいの人?」や、「今日、白のパンツはいていた人?」などの問いに対していつも「うーん。覚えてないよ」と答える二代目の方が(職業柄的にも)珍しいのではないかと、思いますが。

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