狂人の頭の中

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もうすぐ『8・15』-また不毛の舌戦が行われるのか?

2016-08-12 16:05:38 | 狂人の頭の中
日本では「昭和20年8月15日」を『終戦の日』として、正午の黙祷などを行っている。

有志の国会議員連などは、東アジア諸国を煽るように8月15日に靖国神社に参拝している。

今年はあらかじめ、中国から「参拝はしないように」と自嘲気味に警告している。



毎年言うことですが、「降伏の日」ですので、間違いのないように・・・。

日付にこだわれば、「ポツダム宣言受諾」は、昭和20年8月14日ですし、

ミズーリ艦上で重光全権が降伏文章に調印したのは昭和20年9月2日です。



この9月2日は、日本が侵略したアジア諸国が「対日戦争終結の日」としている。

被占領国は、「終戦の日」で解るが、日本が被占領国ように「終戦の日」と名乗るべきではない。



「戦争責任」-『パンドラの箱を開けない日本人』

昭和12年7月7日の蘆溝橋事件以降、世界大戦に日本はなだれ込むわけですが、

明治時代以降、日本軍の大元帥は代々天皇でした。

三国同盟の各国で見れば、旧ドイツのヒトラーが軍隊を掌握し、

イタリアでは、ムッソリーニが軍隊を掌握していた。

このヨーロッパの同盟国の独裁者の生涯の終演は、言わずもがな、である。

日本の左派には「天皇責任論」を唱える人は少なくない。

私は左派ではないが、「ある一定の責任はある」と思っている。

重要な懸案は「御前会議」で行われていたし、

これから日本がどのような方向に行くか了解していたはずである。

「二・二六事件」の際、天皇は自分の信頼している内閣各大臣が暗殺されたことに激怒し、

自分の近衛兵を差し向けようとしたほどである。

終戦後は、「天皇の戦争責任」を極少ないものとするために

敗戦後の内閣及び対連合国と交渉した外交官は努力したようである。

極東裁判やアジア諸国で行われた日本軍人を裁く裁判は、

天皇の名は上がっていない。

連合国も、もし天皇を法廷に出せば各地で暴動が起こることは予知していただろう。

この両者の利害が一致したのではないか?

昭和天皇、今上天皇、特に昭和天皇は「罪滅ぼし」の様に早い時期から、

戦争によって退廃した各地を訪問し、国民を力づけている。

そんな背中を見ていたであろう今上天皇もお体も万全でないと思われるときも

第二次世界大戦で統治していたアジア各国を訪問している。




右翼の方に怒られるかな?

訳も分からず、旭日旗のシールを車に貼っている人よりはマシかと思いますがね。






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