『徳兵衛、狂人の頭の中』
米「一つの中国」尊重…米中首脳が電話会談
大統領就任前かな?台湾の総統と非公式に連絡を取って、
中国の逆鱗に触れるも意に介さなかった大統領。
本格的に政務に就いて、次第に事の重要さが解ってきたのか
今回は「ひとつの中国」と、手のひらを返した反応で「なに考えてるの?このおっさん??」
中国は最近シナ海、さらに外海を「我が海域」として、世界があたふたしている間に
まさに「次から次」へと『人工島』を作り実効支配をすすめ
中国のバックボ-ンである「中華思想」への実現を進めている。
まぁ、その内「朝貢(ちょうこう)外交」を始めるのではないか?
大昔は、我が日本も中国に対して、「日本国王」を認めてもらうため朝貢をしていた。
しかし、中国はそれどころではない「経済」がかなりがたついているからだ。
アメリカも中国も互いに「経済問題」が喫緊の問題であるために、
この両超大国がさや当てを始めるのは時間の問題だろう。
西欧諸国から見れば、「もはや中国のうま味はなくなった」のであり、
世界は「中国の次、そしてインドの次」を模索している。
私、徳兵衛の視点から見ると両国共に国内に人種もしくは古くからの身分社会が根強くある。
両国共にこの状態は、西暦以前からの話しであり、昨日今日で解決できる話しではない。
この様な「お国事情」では、『西洋型資本主義の実現』は無理であり、
『奇形した資本主義社会』が形成がなされ、それは少なくとも『資本主義の未来形』ではない。
「資本主義自体は『もう、ほころび始めたシステム』」であり、
アメリカはひたすらそこから視線を外して、ただ「悪役は外国で測る物差しは『株価と失業者率』』
という単純な事にだけに国民の眼を向けさせ、
オバマ前大統領は他国に対して「及び腰の平和主義者」でしかなかった。
だからといって、「アラブ諸国に喧嘩を売り続けるアメリカ」も非常にリスクが高く
第二の『アメリカ同時多発テロ事件』を生む可能性は大である。
アメリカは中国の「調和無き世界観」とどう向き合うのか?
そういったことでは、アメリカも現大統領を始めアラブ諸国に紛争の火種を点け続けた事を考えれば
「調和無き世界観:アメリカ版」なのかもしれない。
話しはさかのぼり、第二次世界大戦の戦勝国の西欧諸国がユダヤ人社会からの強烈なプッシュで
イスラエルを建国したことから始まるように見える。
国際連合にうたわれている
『国連憲章第1条2、国連総会決議第1514号(1960年12月14日)
「植民地諸国、諸人民に対する独立付与に関する宣言」』=民族自決をたてに
「建国は当然でかの土地は『約束された場所』である」としたのである。
今、世界のニュースにはなかなか登らなくなった中国での多くの民族によるテロ事件も
この「民族の自決権」を求めて中国中央政府に対して彼らが訴えているところである。
アメリカも本来は「ネイティブアメリカン」がいた場所であるが、
西欧諸国の「新大陸発見」という身勝手な世界観の元、西欧諸国がそれぞれ急いで「縄張り」を主張した。
今のアメリカは、フランスやイギリスなどから割譲、戦争により「勝ち取った」と言っているが、
「ヨーロッパ諸国に嫌気がさした白人の逃げ場所」で
ネイティブアメリカンはその「割を食った」具合である。
保護主義、排他的主義はこのボーダレス社会では「死語」になっている。
時代遅れの「メキシコとの国境強化策」などは、もはや「世界No.1」とは言えぬ立ち回りである。
今、大統領は選挙戦の時と違い「厳しい現実」と向き合っているだろう。
その発端が「ひとつの中国」の表明であろう。
このままでは、「歴代大統領の中で平均点以下」になりかねない。
二期出来るのかな?
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