☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

【お菓子写真講座・修了作品展】【会場賞=9位~5位・作品発表】

2014年03月21日 | ヲタクの館!写真講座
お待たせしました!投票総数182名により選出されました、
上位10名の作
品の内、本日は、5位~9位の作品をご紹介します。


【会場賞・第5位 上野 祐子さん】(5位は同票でお二人の作品が並びました!)

 
《上野さん・作品解説》
ベリーのタルトだから、ベリーとあわせようと考えて、
ブルーベリー、ストロベリー、そしてヘデラベリーの枝を用意しました。先生のアドバイスで置いたいちごの赤が、
シルバーのピッチャーに映りこみ、よいポイントになったと思います。
四角いタルトは珍しいと思うので、
その形が魅力的に撮れたらいいなーと思いながらの撮影でした。

《講評》
DMの写真としても皆様に見て頂いた作品です。
この作品展を象徴するような、優れた写真だと思います。
まず、複雑な素材を組み合わせられたこと。
金属、紙、ガラス、ベリー、お花。
一つだけを表現することも難しいですが。
配置と質感を、お菓子の背景として構成されたことは素晴らしいです。

また、お菓子の形と背景とのバランスを考慮した
カメラアングルを時間をかけて捜していらっしゃいました
大人ぽいエレガントな作品です。

【会場賞・第5位 宮本 二美代さん】 5位は同票でお二人の作品が並びました!



《宮本さん・作品解説》
クリスマスがテーマという事で、
イメージしたのは白銀の世界のクリスマス。
背景には、銀世界のイメージで
シルバーのツリーやキャンドルスタンドを。
また、このケーキの綺麗な層になっている断面を際立たせたくて、
銀のトレーで反射をさせて美しいケーキの断面を強調、
そこに白いスノーフレークで
白銀の中にも優しいクリスマスのイメージをプラスしました。
キラッと光るグラッサージュも反射されて、
ケーキの質感も伝えられたらいいなと思います。

《講評》
宮本さんの作品は背景の作り込みが美しい写真となりました。
白銀のイメージとお菓子の色味の双方にあてはまる
ホワイトバランスの選択もよくできています。
お菓子の知識を活かして、
バタークリームの描写と、グラッサージュのハイライトを
見つけられたアングルは、お菓子への愛情のなせる技です。

【会場賞・第6位 関本 和子さん】



《関本さん・作品解説》
バレンタインが課題だったので、とびっきりゴージャスに
そして格調高く、華やかな雰囲気を表現出来ればと思い
撮影致しました。

《講評》
関本さんは、組み写真での出品です。
空間の使い方、デザイン的な画面構成に秀でた作品です。
背景の箱の色の流れなど、細部にわたって繊細な演出が光ります。
ミラーレスより、さらにボケにくいコンパクトカメラで撮影。
被写界深度のコントロール、クローズアップの切り取り方など
リズム感のある華やかな作品で、
お客様より「購入したい!」とのお言葉出たのも納得です。

【会場賞7位は、パクタージュ賞の有我さんがランクイン】
http://blog.goo.ne.jp/okasida-isuki/e/97c16d1f5fa77390ed2b797d824e0899

 
【会場賞・第8位 毛塚 真理子さん】

《毛塚さん・作品解説》
グラス テーマがバレンタインでシックなスイーツだったので
「大人の女性らしさ」をイメージしました。
プレゼントとしてラッピングする想定でフレームに入れてみました。

《講評》
4回の講座を通して、お店のインテリアを意識したスタイリングを
心がけていました。4枚連作として飾ってもよい完成度の高さです。
ラッピングをしてヴァリーヌを撮影しようとする斬新な試みにも
挑戦。惜しくもセロファンに色が入っており、お菓子の色調が
崩れてしまうので、セロファンなしの作品をセレクトしました。

ぼけにくいミラーレスカメラで、
美しいボケを描写出来るだけの知識と技術、
パールのハイライトの流れなど、心憎いばかりの演出です

【会場賞・第9位 黒川 佳代子さん】




《黒川さん・作品解説》
ベリ-のタルト、ひな祭りをイメージして和紙を使いました。
ベリーの色が華やかですので、和紙の色はお菓子より強すぎず、
弱すぎず・・・選んでみました。
タルトの四角い形に合わせ和紙を十二単のように重ねてみました。
タルトのそばにケーキサーバーを置くこと(先生のアイディア)で、
写真にインパクトが出たように思います。
俯瞰でまっすぐに撮るのは難しいと実感しました。

《講評》
黒川さんは、夜のクラスを受講しており、
電球の暗い照明のでの撮影となりました。
手ぶれをせず、形を正確に撮影することの困難さを克服。
カメラのフォールド、シャッターの切り方、
基本をしっかり身につけています。
洋菓子を和のテイストで表現した発想。
計算された和紙選びといったセンスの光るカッコいい作品です。

明日以降は、投票上位4位~1位の作品を、順にご紹介して参ります!
お楽しみに~