☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

【お菓子写真講座・修了作品展】【会場賞=4位~1位・作品発表】

2014年03月22日 | ヲタクの館!写真講座
 投票総数182名。いよいよ第1位~4位の発表です。
投票は、講評会中に入った、最後の1票で決まるという
ドラマティックな展開に。表彰式は、思わず涙!でした~。
  
【会場賞・第1位 野崎 千絵美 さん】



投票総数182名により選出された、26作品のトップに立った
優勝作品をご紹介し
ます!

《野崎さん・作品解説》
バレンタインがテーマだったので赤を基調に、...
デザートがお酒も効いて大人っぽいので、バックは黒で。
大人のバレンタインのイメージで、バージンロード⁈
愛を語っているような…。
そして、この日の為に作って下さった、由季シェフの
『女性らしい可愛さ』も表現したかったのと、
二人が結ばれてる…を表現したかったので
グラスにリボンを巻き付けました。

《講評》
26作品の頂点に立った野崎さんの作品を一言で表現すると、
自由な発想力と言えるでしょう!

お菓子を人に見立ててバージンロードと真剣に語りながら
セッティングをされている姿には、オーラがありました。
また、お菓子の素材から大人っぽさを、
デコレーションから可愛らしさといった相反するイメージ
配色とライティング構成で表現出来たことが素晴らしいです。

野崎さんも夜クラスを受講。
暗い室内、黒いバックで200mm望遠レンズを、
手持ちでぶれずに撮影出来るって、あり得ませんよ!
確かな技術、光沢紙でのプリント、人に伝えたいという気持ち。
3つが合わさっての見事な勝利です。
本当に、おめでとうございました!
 
【会場賞・第2位 毛塚 真理子 さん】 1位とわずか1票差!
 
 
《毛塚さん・作品解説》
初めて課題のタルトを見たとき、
ひらめいたのが「森あるのカフェ」!
緑と木で暖かい雰囲気をイメージして撮影しました。

《講評》
毛塚さんは、8位に続き2枚目の選出が準優勝となりました。
ご本人のイメージ通り、木製の小物とグリーンを使って、
可愛らしい雰囲気でタルトを引き立てるスタイリングです。
何種類か、異なる小物を組み合わせて撮影されていましたが、
どれも、高さ、並べ方、色の組み合わせに哲学があって、
撮影意図がはっきり人に伝わる優れた写真ばかりだったのですが
ケーキ描写が優れているこの写真をセレクトしました。
1位になってもおかしくない、完成度の高い作品でした。

【会場賞・第3位 宮本 二美代 さん】
 
《宮本さん・作品解説》
可愛い赤いベリーが乗ったタルトを見てイメージしたのは、
春先のワクワクした気持ち♪
ポップな雰囲気を表現したくて、ビー玉を使う事に。
ガラスの器の中にビー玉を入れ、ガラスのトレーにタルトを乗せたら、
不思議な浮いた様なタルトになりました。
背景の赤い布のシワの光沢加減と
ガラスの留め具の付いたタッセルも合わせたら、
よりタルトの存在感が際立った雰囲気になりました。

《講評》
さすがに色々なスタイリング小物に、驚かなくなってきましたが。
タルトにビー玉! 私の頭の中には浮かばない発想です(笑)。
不思議な写真で、見る人の目を奪いますよね。
この1枚を撮るために、時間中、ものすごい粘りを見せた
宮本さんに拍手!宮本さんは、5位に続き2枚目の選出です。

【会場賞・第3位 さかえ さん】
 
 
《さかえさん・作品解説》
春のフルーツのタルト ということで、
春らしい色のお花に囲まれたタルトを撮りたいと思いました。
普段、ケーキよりもお花を撮ることが多いので
ついお花にピントが合ってしまいがちなのをグッと堪えて
タルトの奥のブラックベリーが浮き立つように撮りました。
実は、講座中に思うように撮れなかったので
講座後に買って帰り
自宅でセットを組んでまた撮り直したものです。

《講評》
復習フォト、早出セット作りと。熱心さNo.1のさかえさん。
個性的な面白い作品を、次々と生み出して下さいました。
お花畑を思わせる、反色を組み合わせたお花の背景に
タルト中心に持ってきて、被写界深度をコントロールし
幻想的な写真となりました。プリント用紙の選択も良かったです。
 
 
 【会場賞・第4位 綿田 博吉さん】


《綿田さん・作品解説》
タイトル:夏の日の恋
初めのイメージはトリコロールで撮りました。
ブルー、赤、白
ブルーは1900年代のイギリス製のアンティックの器、
同じメーカーの皿、タイル、ガラスの破片
赤はタルト、白はテーブルクロス
ケーキをアップで撮り後方にアンティクカップをボケる様に
撮りました。
出来はクラシックなホテルのティータイムになり良かったです。

《講評》
いつも、絶妙な小物遣いに唸らせて下さる綿田さん。
ベリーのタルトに夏のイメージで来るとは!
とても楽しい驚きでした。
しかも、赤青白で、これの配色面積比は難しいですよ!
アンティークの食器で、一気に高級感が出ました。
通なお客様にも大好評の作品です。
テーブルウエアの知識をスタイリングに活かせましたね。