☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

どうでしょう?5

2006年10月16日 | カメラマンになるまで。

’あらた おん’のHPはこちら。



<<先週、ジャパンケーキショーに行きました。今年はディスプレイと飴細工
が見応えありました。出品者、出展者、関係者の皆様。お疲れ様でしたぁ!>>

ヤケクソでお付き合い下さった皆様。今週で完結。あと少しの辛抱です。(詫)
最終回は、本音トーク「カメラマンの資質って?レポート!」をお送り致します。

写真学校を去る日。毎日キツかったはずなのに、楽しい事しか思い浮かばない
のが不思議でした。根性の入った友人が、愚痴を聞いてくれたお陰だな。と思い、
渋谷の交差点の前で、オヤジ立ちして(注:しつこーい!)、信心してない神様に
みんなの成功をお願いしようと~~~っ・・・。そんなの、必要ないよね?!

 だって。必ず、夢を叶えるでしょっ!だから、心配してない。ほんとだょー!

今回。「カメラマンに必要な資質は、何ですか?」と、ご質問頂いた訳ですが。
真っ先に、頭に浮かんだ答えが、この人達の性格そのものでした。

 何と申しましょうか。「自分の可能性を信じ抜く、厚かましさ。」とでも・・。
 常識を超越した、脳天気と言い換えても。一念岩をも通すと、言いますしね。
(写真界に「革命おこす!」と言ってました。←なんか、はったりじゃない気がするんですよー。)

まあ正直な所。仕事上で、次々と困難が襲って来ない人は、稀だと感じます。
例えば「到底無理~っ!」とか、「今、ブチ切れて会いに行っても良いですか?」
とか、「袋小路って、これが?」とか、「世界の中心で、ダメ人間と叫びたい!」
とか。(ちなみに、私。キレてませんよっ!だって、社会人だもん。涙は出ちゃうけど。←アホ・・・。)

 そういう状況に陥った時。自分を、バカみたいに信じてあげられるかどうか。
 単純だけど、とっても大切なことだと思います。

でも、現場に立つ時は。デザイナーさんや印刷会社さん、一緒に仕事をする
全ての人に、心を開いて。信頼しながらシャッターを切る。それが、もっと大切
なことじゃないかと、思うようになりました。(←ちょっと成長しましたか?)

プロとして、初めて撮影に臨んだ日。ライトを組む私を、大勢の関係者の方が
見守って下さいました。 (余程。心配だったんですね?凄い人数だったんですけど・・・。)
緊張で震える手。・・が。メーターの数値は予想通りの値を弾き出していました。

 自然光での面光源が組めると判断し、対角線上に補助光を1灯。ライト変更。

時間と共に変化していく光線が、食器を照らすのが、美しく。隣にいた社長さん
に、レフ板の角度を指示している自分が、いました。(す、すみませんでした!)
一瞬を写し止める作業に、セオリーはないのかな、と思います。(おいおい。。)

ここで申し上げたいのは、セオリーを無視しろというのでなく(汗)。状況の変化に
対応できる力が、商業カメラマンには、求められるのではないか、ということです。

よく、良い写真は、才能と感性の産物だ!などと言われ。写真作家の友人には、
「理論ばっかに拘って、自由じゃないんだよなー。」と、説教されてますけど。
テストシューティングが出来なかったり、突然のアクシデントや、表現方法を提案
したい時など。基礎知識&基本技術が、助けになってくれると思います。

 一緒に、オタク道を極めてみませんか?(暗い、と言われちゃいますけどね。)

反対に、写真作家を目指される方は、友人の言う通り、心を自由に解き放てるよう、
発想を柔軟にしておくことの方が、大事かも知れません。

どうも、周囲を見回してみると。こと写真に関しては、悩みも、挫折も、後悔も。
全部ひっくるめてシャッターを押した人の写真に、奥行きがあるような気も、
しないではありません。推測ですけど。 (怨念が写っちゃうっとでも、申しましょうか・・・。)

ちまたでは。功成り名を遂げた諸先輩方が、後輩が道を誤ることのないようにと、
優しくアドバイスして下さいます。がっ!失敗の過程に落ちている物が、宝箱に
変わるのだとしたら。つい、見に行ってみたくなりませんか?(←悪魔~!)

 もうバカバカしくて、お読みになっていらっしゃらない気もして来ましたけど。
 匿名さんの身に起こる全てが、ご自身の写真の糧になったら、良いですね。

さ、私もそろそろ。埋蔵金を掘り出しに行くことにします! (←時代劇の見過ぎ。。。)
色々な人に出会って、様々な物を見て。それが、千両箱に付いている錠前の
鍵なのかも。と、勝手に妄想しています!

 関係ないのに、長~い間、お読み下さった皆様。ありがとうございました。

これにて、お開き!(そう言えば、私の愚痴って長いもんね。首コリましたぁ!)

 今日の写真は、松銀亭さんの垂れ幕とコルトン用に撮影した写真を。
  担当の方から、「売上が伸びた。」とメールしていただいた時は、嬉しくて
  モニターを抱きしめてしまいました。忘年会や新年会のご予約は、こちらへ!


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私もオタク道極めたいです。 (akenbow)
2006-10-16 22:10:12
こんばんわ。



いよいよ、最終章ですね。

読んでいて、私自身が励まされます。



とるてんさんが、書いてあるとおり、自分を信じる事、臨機応変に行動できる事、カメラマンでなくても社会に出てもこれは相通ずるものがあると思います。

それと、一番重要な事はって厚かましさだと私は、今の学校に通っていて強く感じました。先生も、人を押しのけてまでも先に進んでいける人間がカメラマンに向いているっておっしゃっておりました。それと夢を絶対叶えるって気持ちも大切。

今の私に足りないものといえば、良い意味での厚かましさと、絶対に叶えてやるという強い気持ちが無い事かもしれません。

全ては自信の無さから来ているんですが、わからないなりに、率先して機材を触ったり、セッティングしたりしています。

早いもので、今の学校も残り半年となってしまい、自分なりに悩みながらせっせこと進んでいます。やらずに悩むより、やって失敗して覚えていくほうがきっといいですよね。

5週に渡っての掲載お疲れ様でした。

また、いろいろ経験豊富なとるてんさんのお話を読める事を楽しみにしていまぁ~す。



今日、久しぶりにブログをアップしました。

私の悲惨な物撮りの写真がありますので、良ければ見て笑ってください。我が人生初の物撮りです。



長々と支離滅裂な文章ですみません。
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すごいね! (grass)
2006-10-16 22:33:55
カメラマンへの道のりと情熱が伝わる日記でしたね!

垂れ幕かぁ~、そりゃ見たら嬉しくなるね!

今後も応援しています~☆

返信する
こんにちは^^ ()
2006-10-17 14:06:00
最終回、じっくり読ませていただきました。

>全ての人に、心を開いて。信頼しながらシャッターを切る。

この言葉が印象的でした。

全体が一つの空気になる。それで一つの作品を作る。

これはどんなときでも一番大切なことなんでしょうね。

基本を学び感性も養う。

写真って本当に奥深いです。



今日の写真を見た素直な感想。

「食べたいっ!!」
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先生らしいですね(笑)! (とるてん)
2006-10-17 23:23:48
>akenbow

何だか先生らしい、素直じゃない物言いですね~。人を押しのけて

行かなくても良いように、頑張れ!と言うエールなんですネ。



前職を離れる時、お世話になったシェフと一つ約束をしました。

”若手の料理人が、夢を持って仕事が出来るように。写真の力で

サポートすること。”「出来るな?」と聞かれて、頷いてしまった

ので、道半ばで降りられなくなりました。(汗)



自信はありません。才能とは、どういう物かも分かりません。

失敗もいっぱいで、恥かき王で。何時もブツブツ言っています。

おそらく、これからもずっと、悩んで行かざるを得ないでしょう。



なので、私。せっせこ進むakenbowのやり方。妙に共感を覚えます。

残り半年、きっと充実した学生生活が送れると確信しています。



お互い、良い写真に出会いましょう!自分の撮影した写真で。



素直な気持ちがこもったコメント、ありがとうございました。
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’さん’が抜けました! (とるてん)
2006-10-17 23:27:43
>akenbowさん

↑のコメントで、’さん’が抜けてしまいました。

いきなり呼び捨てでごめんね。失礼致しました。

(ブログの管理者なのに、書き直しが出来な~!)
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ビルの3階から垂れてるらしい。 (とるてん)
2006-10-17 23:37:44
>grassさん

実は、かなり前に撮影したのですが、垂れ幕を見てない!

今度、コッソリ覗きに行こうと思います。

なんか、コンテスト出るんだって?こっちこそ、熱烈応援オーラを

送っておきました!(笑)いつも、ありがとう!
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お付き合い頂きまして・・・。 (とるてん)
2006-10-17 23:52:12
>順さん

こんばんは。

私ってば。まあ、まとまりのない話をグダグダと。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

順さんにすっきりまとめて頂き、「そう、それがポイントです。」と

パソコンに向かってお話ししました。



やっぱり私は、他人様の相談に乗るのは無理みたいです!



写真、「食べたい!」と思って頂けるように。念を込めて、

撮影しています。でも基本的に私。厨房の雰囲気や、食に携わる人々が

ものすごく好きで。だからこの仕事を選んだのかも知れません。
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Unknown (Unknown)
2007-07-05 01:31:58
私のブログへコメントを頂きありがとう☆
おかげ様でこちらのグログを拝見出来て得しちゃいました!!!

こうしたブログを通して写真を勉強できるのは幸せなことです。
記事も面白く、『どうでしょう?5』まで夢中に読ませて頂きました。
また拝見したいのでリンク頂いていきますね。

ご存知かもしれませんが
私のブログリンクの『ココロ美人の素』の本田様も、
とるてん様と同じ様な志の道なのでもし良かったら訪ねてみて下さいね^^
返信する
↑↑↑↑↑↑↑↑ (shinri)
2007-07-05 01:34:15
名前を書き忘れてしまいごめんなさい
返信する
こちらこそ、ありがとうございました。 (とるてん)
2007-07-05 15:05:47
>shinriさん

こちらこそ、コメントを頂き、ありがとうございました

その上、この不必要に長い記事を読んで頂いたとはっ!
shinriさんの作品を拝見したいので、こちらからもリンクさせて下さい。

舞台撮影、良い写真が撮れることをお祈りしています。
蛇足ですが。長玉は振動に弱く、暗い場所では周囲に
ぶつけないよう注意が必要です。衝撃を吸収材が意外にと威力を発揮しますよ。

それから。本田さんのブログは、宅間さん経由で一度
お邪魔したことがございます。世間は狭いですね~。(笑)
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