自分にとって青春時代同志社に入学して一番良かったことを一つあげてみたら、良心碑に出会ったことかなと思う。構内で「良心之全身二充満シタル丈夫(ますらお)ノ起リ来ラン事ヲ」という碑を何回も読み返したことは感謝の気持ちで一杯です。東北の片田舎から京都に行けて本当に良かったと思う。
20数年振りに同志社此春寮の同窓会に出席してきた。最初のうちは誰が誰だかよく判らなかったけど、暫くして顔の面影と輪郭で名前が浮かんできた。青春時代に京都で学生生活を過ごせたことは感謝の念にたえない。割と優秀な先輩と同級生に出会えたお蔭で今日の自分が存在していると考えている。読書とアルバイトに明け暮れた日々を思い出す。とてもお世話になった寮母さんが今年の始めに亡くなり追悼の意も込めて今回集まって近況報告をしたけど皆元気そうで安心した。寮にも訪問したけど設備が良くなり隔世の感がした。寮母のママチンが少女のような穏やかな顔で永遠の眠りについたという話を伺ってほんの少しだけ安心した。言葉にならないくらいお世話になったので今でも頭が上がらない。経済的な成功と人生の成功をダブルで実現することが真の恩返しだと自分は心に誓って生きて行きたいと思う。