大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

三つの真実

2010-07-26 17:12:19 | 読書
 今日も午前中本屋さんに行き、何冊か立ち読みしちょっと得した気分になりながら二冊の本を買ってみた。一冊は「三つの真実 野口嘉則」ビジネス社から出ている本で自分が常日頃思っていることがそのまま文章になっているのをみて思わず買ってしまったのです。
 人間は悩んでいるときの理由というのは大概じぶんの中心軸が定まっていない。偉大な人たちは自分の中心軸を持っていたのでピンチや問題が起きてもぶれることはない。真の豊かさを実現するためには自分の中心軸を定めることがとても大切だという指摘。自分の中心軸というのは心の軸と言い換えてもいいように僕は思います。「人生を通じて最も望むものは何か」を明確にする事によって中心軸を定めることができる。人は誰でも幸せであることを心から望んでいる。それでは本当の幸せはなにかと自問した時に大抵の人はその意味を十分に理解できないために寂しい人生を送ることになる。本当の幸せというのは成功することではなくて、人間同士のつながりを求めること、つまり真実の絆を希求する行為ではないのか?。つながりや絆こそが幸せであるためのカギを握るものである。人から認められることが成功でも幸せなことでもない。また、人から評価されることも幸せとは少し違うように思う。人に認められることを目標にするということは周囲の人間の価値観に振り回されること
になるし、目に見える結果によって認められようとすると比較と競争原理の世界に陥ってしまう。人は皆、つながりや絆を求めるけれども人から認められることでつながりや絆を得ようとすると人の価値観に左右され、最後は人を敵にしてしまう事もある。著者は人間の行動の動機というのは突き詰めていくと愛かおそれのどちらかしかないと主張する。大抵行動する時、人から認められたいというおそれからきている。だからこそ、おそれに支配されないためにまず、自分のなかのおそれを認めることが重要である。最近僕は人間が不安とおそれを持つことは幸せから最もかけ離れた愚かな行為だとしみじみ悟っていたのでこの本を読んで我が意を得たりという気持ちになりました。「この世は地上楽園!」という気持ちで過ごす人生はハッピーだと思うのです。