大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

孔子とドラッカー

2010-08-15 16:00:00 | 読書
先日尊敬する一条真也さんからいただいた「孔子とドラッカー」三五館刊を読み終えた。人生と人間について深く洞察した教科書のような気がする。まるで道徳の授業を受けているような気持ちになりページをめくるのが楽しかった。一行一行に宇宙の根本原理がさりげなく込められていて、一条さんの知性と該博な知識・教養に裏付けられた書物であることがよくわかった。ずっと以前から気になっていたことが紹介されている文章を見つけた時は思わずラッキー!と心の中で叫んでしまった。

「小才は縁に出会って縁に気付かず、中才は縁に気付いて縁を生かさず、大才は袖すり合った縁をも生かす」という言葉が家訓であること…

自分自身も絶えず心がけていることが先人の家訓であることがとても嬉しく感じる。
かなり読みやすく仕立てられた書物ですので良かったらどうぞご覧ください。今回は一度も線を引かずページの角も折らない読み方でしたので、二回目赤ボールペンを用意してトライします。

「慈悲の光を放ち、おだやかな影をつくるものこそ月光経営である。各企業がそれぞれの社会的使命を自覚し、世の人々の幸福に貢献し、徳業となることをめざすならば、その結果として利益という月の影ができるのである」 一条真也