那覇市にある世界遺産・首里城跡の敷地内で「守礼門」など三つの建築物と鐘のレプリカに油のような液体が付着しているのが見つかり、施設管理者が3日、沖縄県警に通報した。那覇署は何者かがかけたとみて器物損壊容疑で調べている。
那覇署と首里城公園によると、被害が見つかったのは、2千円札に描かれている守礼門のほか瑞泉門、漏刻門の柱や土台の石材と「万国津梁の鐘」のレプリカ上部。警備員が2日午前から3日午前にかけて確認した。
守礼門については、柱の地面から約1メートルの高さなどに複数の染みがあった。鐘のレプリカは、吹きかけられたような形跡だった。
(共同通信)