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オニヒトデ駆除に光明 OIST・豪のチーム、集合仕組み解明

2017-04-07 05:15:54 | ニュース

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沖縄科学技術大学院大学(OIST)やオーストラリアの研究チームはこのほど、共同で沖縄とオーストラリアのオニヒトデの全遺伝子情報(ゲノム)を解読し、オニヒトデが誘引物質を海に出して、仲間を集める習性があることを突き止めた。県内では大量発生したオニヒトデによるサンゴの食害が深刻化し駆除が追い付いていないが、この仕組みを活用することで、効果的な駆除につなげられる可能性が出てきた。

オニヒトデの全ゲノム解読は世界初で、成果は5日付の英科学誌「ネイチャー」電子版に掲載された。

オニヒトデが反応するとみられる誘引物質として、特殊なタンパク質が確認された。水槽を使った実験で、別のオニヒトデを飼育した海水を入れると、水槽内のオニヒトデが海水に向かう反応を見せた。このことから、オニヒトデ同士が特有のタンパク質を放出し受容することでコミュニケーションしている可能性が導き出された。オニヒトデは産卵時期に同じ場所に集まる習性がある。

研究では沖縄とオーストラリア・グレートバリアリーフのオニヒトデをゲノム解読し、双方が98・8%一致することも分かった。研究に関わったOISTの佐藤矩行教授は「驚くべき結果だ」と述べた。約5千キロ離れたゲノムが極めて似通っていることからオニヒトデが徐々に生息域を広げていったとは考えにくく、両地域のオニヒトデは同一の種類で、何らかの原因で急速かつ広範囲に大量発生したことを示唆しているという。

オニヒトデの駆除は1匹ずつ捕獲しているのが現状だ。佐藤教授は、誘引物質を使いオニヒトデが集まる習性を利用することで「今よりはるかに多く駆除できる可能性がある」と語った。

 

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福原愛の夫・江が沖縄に 琉球アスティーダと契約

2017-04-07 04:53:30 | ニュース

江宏傑(日本卓球リーグ実業団連盟提供)

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卓球の日本リーグ男子2部・琉球アスティーダに、2016年のリオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑(ジャン・ホンジェ)が新加入したことが5日までに分かった。1部昇格を掲げる琉球は江の加入で昇格と1部定着を目指す。江は16年9月、ロンドン、リオ両五輪団体メダリストの福原愛と結婚した。来年秋に発足を予定する国内新リーグ「Tリーグ」に向けたチーム強化を目的に、江は琉球と6月1日から2年間の契約を結んだ。

6月の日本リーグからの出場を目指し、調整を進めている。大会参加を前に、5月中旬には東京都内で記者会見も予定。実業団に所属していない選手で日本リーグに参加が可能なのは、1部、2部を通じてクラブチームの琉球か大学の選手のみ。江の加入は来年秋に始まる「Tリーグ」のうち、トップ選手が集まるT1(1部)リーグを見据えた取り組みの先駆けとなる。江の台湾文化大学時代の最高成績は09年のユニバーシアードS1位で、社会人以降の最高成績は16年のハンガリーオープンS3位。

琉球のメーンスポンサーのピーチアビエーションは江の出身地である台湾と県内との発着便が多く、両地域の発展を目指してスポンサー料を増加。今回の契約に結び付いた。

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佐喜眞義肢、スポーツにも 運動用装具を開発

2017-04-07 00:57:32 | ニュース

義肢装具の製作・販売を手掛ける佐喜眞義肢(金武町、佐喜眞保社長)はこのほど、運動の際に装着して膝のけがの予防や荷重負担を軽減する関節装具「CBブレースカーボニー ライトスポーツ」を開発し、スポーツ産業への参入を本格化する。これまで同社が開発した世界で最軽量という「CBブレース」は、膝の病気や障がいの治療装具として販売してきたが、新型CBブレースはスポーツ愛好家など新しい利用層の開拓を狙う。同社によると、スポーツ向けの関節装具は全国でも珍しいという。


スポーツ愛好家らを対象とした関節装具「CBブレースカーボニーライトスポーツ」をPRする
佐喜眞義肢の佐喜眞保社長=5日、金武町金武
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 今月末に県内の義肢装具会社に説明会を開いて、取扱店を広げる。今後、量産化を視野に全国展開を図っていく。

 「ライトスポーツ」は1台約180グラムで、関節の支持力が高く、運動した後の関節へのダメージが少ない。スポーツウエアなどに使われている伸縮性に優れた新素材バンドを採用したことで、地肌に直接装着でき、履き心地も良い。治療用の「CBブレース」に比べて装具のずれ落ちがなくなり、体の動きに対する追従性や耐久性が高まった。

 変型性膝関節症や軽度靱帯(じんたい)損傷、軽度半月板損傷といった症例の痛みを軽減するだけでなく、症例のない人でも、膝の負担が大きいマラソンや登山、生涯スポーツとして高齢者の愛好者が多いゴルフなどスポーツやレジャーの幅広い場面で装着してもらうことを想定する。けがの不安なくスポーツを通じた体力づくりを支援、促進する。

 佐喜眞社長は「新商品の普及で利用者の運動モチベーションを向上させていきたい。今後、県内の体育協会や県外のゴルフクラブなどにも紹介し、利用層の新規開拓を図っていく」と述べた。/(呉俐君)

 

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