ストローの不使用を広めようと、インスタグラムのフォトコンテストへの投稿を呼び掛けるマーガレット・ブリスディンさん(右)とトーマス真紀さん=5月31日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学
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プラスチックストローを使わず、海洋汚染を防ごう―。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)=恩納村=のOISTエコクラブは8日の「世界海の日」に合わせ、ストローの不使用を呼び掛けようと、写真共有アプリのインスタグラムを使ったフォトコンテストを始めた。コンビニや飲食店などが提供する飲み物をストローを使わずに飲んで、その写真を拡散することで啓発していく。
コンテストは海洋プランクトンの生態を研究するマーガレット・ブリスディンさん=米国出身=が発案した。マングローブを研究するトーマス真紀さん=神奈川県出身=と共に「ストローはわずかな時間の使用で終わり、ほとんどが必需品ではない。海洋汚染を防ごう」と写真投稿を呼び掛けた。
ブリスディンさんらによると、漂着プラスチックごみのうち、ストローが上位を占めるという。
海に流れた場合、細かく砕け、5ミリ以下のマイクロプラスチックとなる可能性がある。プラスチックには有害物質を吸着する性質があり、魚の体内に蓄積するため人体への影響も懸念される。世界的に問題視され、国際会議でも対策を協議している。沖縄県も2015年からマイクロプラスチックの調査をしている。
投稿には、
(1)#stopsucking、#OISTdosentsuck、#OISTストローフリーをそれぞれハッシュタグする
(2)@OISTeduをフォローしてタグする
(3)友達1人をタグする―ことが必要。投稿から優秀作品を選び、入賞者にエコグッズを贈る。
8日午後7時に締め切る。
OISTエコクラブは研究員や学生、その家族らからなり、環境をテーマに活動している。
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