全長14メートル! 琉球「江戸上り」絵巻
パームロイヤル(那覇市)の高倉幸一社長は24日、那覇市牧志のホテル「パームロイヤルNAHA国際通り」に隣接する新館「RAM(ロイヤル・アート・ミュージアム)タワー」の開業を前に、RAMタワーに展示する絵巻「琉球入朝図引(にゅうちょうずひき)(江戸上り)」を公開した。
絵巻は14メートルあり、冒頭に「山景徳正懋」「寛政二年」、末尾に「洞秀藤原美敬筆」などの文字が見られる。高倉さんの父・幸次郎さん(故人)が40年ほど前に手に入れ、自宅で保管していた。入手の経緯は分かっていないという。
そのほか、尚家から譲り受けた尚育王直筆の掛け軸と1853年に琉球王国を訪れたペリー提督の随行画家ウィリアム・ハイネの水彩画も公開した。
RAMタワーは26日開業で、9階建ての各フロアにテーマ別で高倉社長所蔵の美術品100点以上を展示する。絵巻は12月29日まで同タワー1階のパームギャラリーで一般公開する。