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「夢は五輪開会式で琉球舞踊」 東京沖縄県人会、華やかに60周年

2016-11-27 23:12:57 | ニュース

 東京沖縄県人会(仲松健雄会長)創立60周年記念「沖縄芸能フェスティバル2016」が26日、板橋区立文化会館で開かれ、都内や関東の古典音楽研究会や琉舞道場などで活動する実演家ら約300人が出演。古典音楽の合奏や民謡、舞踊、ポップスなど多彩な演目で集まった約800人の観客を楽しませた。

東京沖縄県人会創立60周年記念「沖縄芸能フェスティバル」で「かぎやで風」を披露し、盛り上げる仲松健雄会長(右)と玉城流七扇敏風之会の諸見喜子師範=東京・板橋区立文化会館


 舞踊「かぎやで風」では仲松会長が約3カ月間の猛特訓の成果を披露。指導した玉城流七扇敏風之会の諸見喜子師範とともに堂々の踊りで会場を盛り上げた。

 また、八重山の豊年祭を舞台で再現する趣向を凝らした演目も。旗頭や棒術のほか、大綱引きの前に演じられる「ツナヌミン」では板舞台上に鎌と長刀を持った武者2人による勇壮で迫力ある演武に、観客らは拍手と指笛で沸いた。

 フェスティバルに先立ち開かれた記念フォーラムで、仲松会長は県人会の夢として、沖縄県人会館の建設と2020年の東京五輪の開会式で舞踊「四つ竹」を2020人で踊り沖縄芸能の世界へのアピール、同年の沖縄芸能フェスティバルを日本武道館または両国国技館で開催を挙げた。 

 基調講演したボクシング元世界王者の具志堅用高さんも、スポーツ界や芸能界などで活躍する県系人らにも声掛けして「東京ドームを貸し切って2~3万人規模の沖縄大会を開きたい」と語った。


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「映画はココロの栄養だ!」 こども国際映画祭開幕

2016-11-27 02:30:10 | ニュース

子どもたちが審査員やスタッフとして運営に関わる「第3回こども国際映画祭in沖縄(KIFFO)2016」(同実行委員会主催)が26日午前10時から、那覇市若狭公民館で始まった。

今回のテーマは「映画はココロの栄養だ!」。開会式で同映画祭ディレクターの宮平貴子さんは「肌の色や言葉など、違って当たり前の世界を知り、子どもも大人も想像力を育てる映画祭にしたい」とあいさつした。

「こども審査委員長」の平良結さん(松島中3年)は「映画3作品の共通点と違いを見つけながら公平に審査したい」と意気込みを見せた。

午前中は聴覚障がいの少女が聴者の仲間と一緒にダンスを特訓し、舞台に立つまでを描く「あぜみちジャンピンッ!」(日本)が上映された。午後1時半から「いっしょの目線で」(ドイツ)、「ペリカンマン」(フィンランド)の2作品が上映される。映画祭は27日まで開催される。

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アセロラの果汁で「島恵み」 オリオンビール新発泡酒 全国のイオンで発売

2016-11-26 17:07:33 | ニュース

イオン琉球とイオン、オリオンビールが共同開発したアセロラの果汁を使った発泡酒「オリオン島恵み」が29日から、イオン琉球全41店舗と全国のイオングループ3900店舗で販売される。

イオンは国内の伝統的な食文化を生産者と共に保存、継承に取り組む活動を展開しており、その一環で本部町や同町のアセロラ生産者らと「本部町アセローラ果実販売研究会」を立ち上げ、新商品開発につなげた。

イオン琉球の坊池学社長は「生産者の“思い”を全国に届けたい」と話した。オリオンビールの新垣昌光副社長は「やんばるから発信する新たなビール類。全国の人に飲んでいただきたい」とアピールした。

22日に本部町役場で開かれた発表会見には、高良文雄町長、農業生産法人アセローラフレッシュの並里哲子代表も出席して「島恵み」をPRした。

29日午後2時からはイオンモール沖縄ライカムで記念セレモニーが開かれる。

 

アセローラ関連では、2015年11月に行われた第6回ニッポン全国おやつランキングで本部町の株式会社アセローラフレッシュが出したアセローラフローズンがグランプリを獲得しています。 沖縄県本部町のアセロラ人気が高まりそうです。

株式会社アセローラフレッシュ公式サイトはこちら☆



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沖縄からフィリピン直行便 4月就航向け調整へ

2016-11-26 08:04:24 | ニュース

下地幹郎衆院議員(維新)は23、24の両日にフィリピンを訪問し、同国のツガデ運輸相と会談した。会談で、ツガデ氏は沖縄-フィリピン間の航空機の直行便の就航について意欲を示し、年内に沖縄を訪問して、就航に向け日比両国による調印式を行いたい考えを示した。ツガデ氏は航空機の路線として那覇-クラーク、那覇-ダバオなどで検討を進め、来年4月にも就航する方向で調整を進める考えを示した。

会談でツガデ氏は那覇-クラークの直行便について「非常にいいアイデア」と語った上で、下地氏に対して那覇-ダバオの直行便も提案した。今後は本格的に航空会社の選定作業に着手する考えも示した。

 会談には国交省航空局の河田敦弥国際航空室長も同席した。ツガデ氏が沖縄で調印式をする考えを示していることについて、国土交通省は琉球新報の取材に対して「しかるべく対応を検討していきたい」と述べた。関係者によると、石井啓一国土交通相が調印式に出席する方向で政府内の調整が始まっている。

ツガデ氏は10月末、フィリピンのドゥテルテ大統領と日本を訪問し、その際に石井国交相と会談していた。同氏は運輸相の前は同国のクラーク特別経済区に投資する企業に対し、免税や各種優遇措置の付与などを行う政府機関「クラーク開発公社」の総裁を務めていた。

下地氏はフィリピン訪問期間中、フィリピン航空のバウティスタ社長、セブパシフィック航空のラオ副社長ら航空会社の幹部とも会談。両者とも沖縄就航に向けて調査を進める考えを示した。

フィリピンと沖縄の直行便を巡っては、フィリピン航空が2003年に那覇-マニラ路線を開設したが、旅客数の低迷で07年8月に運航を中止している。

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舞台で観光誘客 シップ・オブ・ザ・リュウキュウ 29日開幕

2016-11-25 06:41:39 | ニュース

沖縄の伝統芸能を生かして観光客や県民を引き付ける舞台を制作する「シップ・オブ・ザ・リュウキュウ 沖縄芸能マグネットコンテンツ舞台公演」が29日から2月12日まで那覇市のパレット市民劇場とてんぶす那覇で開催される。4人の演出家が5作品を上演する。県と県文化振興会の主催で2016年度文化観光戦略推進事業の一環。

15年度は国立劇場おきなわを中心に上演したが、16年度は県内外の観客が来やすいよう国際通り周辺の劇場を選んだ。県外・海外向けの広報に力を入れ、8月に観光業関係者に披露したり、多言語のリーフレットをホテルに置いたりしている。作品は同公演の経験者から選び、さらに磨いて新たな層に見せることを目指す。

県文化振興会の平田大一理事長と4人の演出家らが10月31日、同会で会見を開き、来場を呼び掛けた。

入場料は一般2500円、高校生以下2千円。詳細は公式サイトまたは同会(電話)098(987)0926。

上演作品の概要を紹介する。

「ボトルメール」(富田めぐみ脚本・演出)
古典舞踊、雑踊、エイサーなど幅広い琉球芸能を凝縮し、初めて見る人にも分かりやすく紹介する。アビニョン演劇祭で五つ星評価。29日~12月4日、てんぶす那覇で上演(1日除く)。


「五月九月(ぐんぐゎちくんぐゎち)」(同)
中国と薩摩の使者の歓待をダブルブッキングしてしまった琉球の役人たちのドタバタを描いた喜劇。劇中劇で琉球芸能を見せる。12月6~11日、てんぶす那覇で上演(8日除く)。


「REQUIOS・王朝伝」(照屋忠敏演出)
世界エイサー大会3連覇の創作芸団レキオスが出演する。琉球・中国の歴史上の人物を取り上げ、多彩なゲストと共に展開する。2017年1月25~29日、パレット市民劇場で上演。


「沖縄燦燦」(三隅治雄作・演出)
躍動的な舞踊、現代的にアレンジした民謡でつづる沖縄版ミュージカル。生演奏も魅力。エディンバラ、アビニョン両演劇祭で五つ星。1月31日~2月5日、てんぶす那覇で上演(2日除く)。


「YAESE芸能~結~」(神谷武史演出)
獅子舞など地域行事で演じられる演目を中心に「祈り」「祭り」「賑(にぎ)わい」の3部構成で展開。民俗芸能の魅力を伝える。17年2月7~12日、てんぶす那覇で上演(9日除く)。

芸能いいとこ取り ボトルメール
歓待巡るドタバタ 五月九月


「五月九月」「ボトルメール」に出演する(右から)横山太陽、比嘉大志、上原崇弘=17日、那覇市の琉球新報社

「シップ・オブ・ザ・リュウキュウ」では富田めぐみ脚本・演出の「ボトルメール」「五月九月」が幕開けを飾る。両作品とも2013年から好評を博し、再演を重ねている。出演者は「初めて琉球芸能を見る人でもファンでも楽しめる。お客さんと一緒に楽しみたい」と意気込んでいる。

富田は「ボトルメール」について「沖縄の芸能のいいとこ取りで、密度は濃くしている。演者に力があるのでいじる必要がなかった」と話す。エイサーはうるま市与那城青年会と北谷町栄口区青年会の指導を受けた。出演者は「エイサーは特に難しい」と口をそろえる。

「五月九月」は中国と薩摩の使者の歓待をダブルブッキングしてしまった琉球の役人を描くドタバタ喜劇。劇中劇で古典舞踊などを見せる。「(仕事や学業をしながら舞台を掛け持ちする)立方、地謡のリアルな忙しさが表れている。裏の顔を見られているようにも感じる」という。

両作品とも花城英樹が音楽、呉屋かなめが振り付けを担う。共演者は「2人の呼吸がすごい。曲と振り付けを同時に作っていく」と驚く。「ボトルメール」が海外の演劇祭に参加した時は振り付けやタイミングが毎日変わり「1日たりとも同じ舞台はなかった」という。

「ボトルメール」の他の出演者は玉城盛義、呉屋、花岡尚子、花城、チアキら。「五月九月」は宇座仁一、川満香多、天願雄一、岸本隼人、玉城匠、高宮城実人ら。日によって異なる。問い合わせはシアター・クリエイト(電話)090(3074)8295。

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