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なんとなくな毎日

秋田へマイル  読書その2

2016-07-01 20:50:01 | Weblog
オバマケアに関する本は2、3時間で一気に読んでしまったので、
可愛くない本2冊目は、『国家の盛衰』 渡部昇一、木村凌二著 祥伝社新書

日頃から、多数派世論とは違うかもしれないけど
「憲法9条は素晴らしいし、ファンタスティックだけど、憲法9条を保持していれば平和でいられると思うのはファンタジー」だと思っています。

それを裏付ける一節を発見。
 「平和は軍事力がバックにあるから成り立つ。これは歴史を通じて、明らかである。
  少なくともあと500年、人間がもうすこし賢くなれば軍事力がなくても、平和が維持できる時代がくるかもしれないが、現時点ではまだ軍事力がなければ、本当の平和など構築できない」

マキャベリも「平和でいたければ、戦いに備えよ」と言うとります。


わたしの意見は少数派かもしれないし、非難する方もいらっしゃるでしょう。
本の中で「『9条を守り戦わずして死ぬ民族がいてもいいのではないか』との意見もある」とありました。
しかし、この言葉には、憤りを覚えます。

戦わずして死んだ人はいい。だけど残された日本の国民は、搾取されたり隷属させられたりとそんな時代がくるのではないでしょうか? そんな時代を引き継がせていいのでしょうか?  そんな支配と隷属の関係は、また新たな戦争を引き起こすことを歴史は伝えています。

確かに日本人には平和のDNAが組み込まれているたぐいまれな民族だと思います。
でもそれを高らかに謳うには、 過去の戦争の歴史や、最近の殺人の多さから、世界の人を説得することはできないでしょう。

ならば、個人の人間関係と同じ、自分の身は自分で守る。


そう私は考えます。

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