とあるスナックで
コー
小林君、「信用創造」が分かったい。この仕組みを分からずして経済は語れないよ。それにもしトランプが来年から金融制度を改革しようとするなら、なぜ、どこを、何のために、と言ったことが分からないよ。そのためにもこの「信用創造」を理解する必要があるんだ。
小林
「信用創造」とは、お金を発行する仕組みですよね。
コー
小林君、分かってきたじゃないかい。でももっとしっかり理解するために、もう一度この天野統康のこの本を読んでみよう。図がふんだんにあり、とても分かりやすい。
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p-23
国民が銀行制度や貨幣制度を理解してないことは良いことだ。
もし国民がそれを理解したら、明日夜が明ける前に革命が起きるだろう。
ヘンリー・フォード(フォードモーター社創業者)
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p-3
まえがきーーー日本の社会システムは、国民が貧しくなるように周到に設計されている
なぜ、毎日馬車馬のように働いているのに、豊かに過ごすことができないんだろうか。
なぜ、日本の経済は上向きにならないのだろう。
失業率はどんどん上がり、生活保護受給者は過去最高、学生の就職内定率は過去最低。
収入の減少や将来の不安感でローンが組めず、家を買うのもあきらめざるを得ない。
子供ができても頭をよぎるのは生活費。
多くの人がその人生を「お金」に振り回されている。
私のクライアントの多くが、生活の苦労や老後の心配を口にする。
しかしその原因は何かと聞くと、大抵は世界経済が悪化しているからだとか、リーマンショックから大変になったとか、表面的なことしかご存じないようだ。
生活が苦しいのは、当たり前なのだ。
人生のほとんどを借金で過ごさなければならないのは、あたりまえなのだ。
なぜならば、「お金」のルーツは、「借金」だからだ。
世の中のお金のシステムは、「借金システム」そのものである。
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ーーーーーーーーー。 <続く>
(コー注:そもそも政府が使うお金を、わざわざ銀行からなぜ借りなければならないのか。バカバカしい。)