とあるスナックで
コー
ママ
コー
ママ
コー
小林
コー
ママ、いろいろ俺らも勉強してきたけど、ここらへんでちょっと復習しようか?
世の中に回っている<お金>が、増えるときってどういう時か、そして減るときは。
世の中に回っている<お金>が、増えるときってどういう時か、そして減るときは。
ママ
なによコーさん、いきなり。なかなか難しいわよ。ただこないだの、金細工師の話でなんとなく分かってきたわ。
ようするに、金細工師が私たちに<お金>を貸出した時に、増えるんでしょう。そして私たちが<お金>を返した時に、減るんでしょ。
ようするに、金細工師が私たちに<お金>を貸出した時に、増えるんでしょう。そして私たちが<お金>を返した時に、減るんでしょ。
コー
その通り。俺も同じ答えだ。
いやーこんな単純なことなんだけど、世の中の人はほとんどの人が、知らないんだと思うな。
おそらく国会議員のほとんどの人も知らないと思う。
なんなら、アンケートをとってみるとわかると思うけどね、面白いと思うよ。
だいたい、<お金>を作っている銀行に勤めている人が分かっていないんだよ。自分たちは<無>から<お金>を作り出していることを。
たぶんこう答えると思う。
私たちは、お客さんからとりあえずは使わないお金をお預かりして、そのなかからお金の必要な人や企業や公共団体に、融資をしているんですよ、だからなにもないところからお金を作り出してそれを貸し出しているんじゃないんですよって。 100パーセントの銀行員がそう答えると思う。
いやーこんな単純なことなんだけど、世の中の人はほとんどの人が、知らないんだと思うな。
おそらく国会議員のほとんどの人も知らないと思う。
なんなら、アンケートをとってみるとわかると思うけどね、面白いと思うよ。
だいたい、<お金>を作っている銀行に勤めている人が分かっていないんだよ。自分たちは<無>から<お金>を作り出していることを。
たぶんこう答えると思う。
私たちは、お客さんからとりあえずは使わないお金をお預かりして、そのなかからお金の必要な人や企業や公共団体に、融資をしているんですよ、だからなにもないところからお金を作り出してそれを貸し出しているんじゃないんですよって。 100パーセントの銀行員がそう答えると思う。
ママ
そうなのよコーさん、こないだお店に来た銀行員の人に聞いたのよ、銀行って、何もないところから<お金>を作って貸出してるんですかって、そしたら顔を真っ赤にして怒っちゃって、帰っていっちゃったのよ。もうびっくりしたわ。
コー
まあ、仕方ないんだな。銀行の仕事は、預金、為替、融資業務でその融資業務の説明では、預金業務によって預かったお金を、資金を必要とするところに貸し出す業務と説明されているからね。でもまったく説明されていない重大な事があるだろうということだ。それは銀行の貸出しによって世の中のお金の量が増えたり、返済によって世の中のお金の量が減ってしまうという、重大な銀行しかできない仕事があるだろうということだ。
このことは、中央銀行と銀行でしか出来ないわけだ、金融機関はいろいろあるが。
流通しているお金の量が、増えたり減ったりするということは、その経済に重大なインパクトを与える事だろ。
インフレになったりデフレになったり、好景気になったり不景気になったり、バブルになったりバブル破綻になったりと。
なぜこの重大なことを学校で教えないんだということだ。
そして通貨発行権は、中央銀行と銀行にあるということだ。他の金融機関にはないんだ。
このことは、中央銀行と銀行でしか出来ないわけだ、金融機関はいろいろあるが。
流通しているお金の量が、増えたり減ったりするということは、その経済に重大なインパクトを与える事だろ。
インフレになったりデフレになったり、好景気になったり不景気になったり、バブルになったりバブル破綻になったりと。
なぜこの重大なことを学校で教えないんだということだ。
そして通貨発行権は、中央銀行と銀行にあるということだ。他の金融機関にはないんだ。
小林
しょうがないかも知れませんね、コーさん。経済学そのものが、この事に触れていないらしいですから。ところで、この本の Pー237 にこう書かれていますね。
ロバート・ヘンフィルはアトランタ連銀の信用担当理事だった。アーヴィング・フィッシャーの著書に寄せた序文のなかで、ヘンフィルはこう述べている。
銀行融資がすべて返済されたら、誰も銀行預金をもてなくなり、一ドルの貨幣も紙幣も流通しなくなるだろう。考えると仰天するが、そうなのだ。わたしたちは完全に商業銀行に依存している。流通している現金あるいは信用は、一ドル残らず誰かが借りているはずだ。銀行が人工的なマネーをたっぷりと創出すれば、わたしたちは繁栄する。しなければ飢える。わたしたちには永続的なマネー・システムはまったく存在しない。この事実がはっきり呑み込めたとき、とてつもなく悲劇的で絶望的な信じがたい状況がみえてくる。
信じがたいが、事実なのである。
ロバート・ヘンフィルはアトランタ連銀の信用担当理事だった。アーヴィング・フィッシャーの著書に寄せた序文のなかで、ヘンフィルはこう述べている。
銀行融資がすべて返済されたら、誰も銀行預金をもてなくなり、一ドルの貨幣も紙幣も流通しなくなるだろう。考えると仰天するが、そうなのだ。わたしたちは完全に商業銀行に依存している。流通している現金あるいは信用は、一ドル残らず誰かが借りているはずだ。銀行が人工的なマネーをたっぷりと創出すれば、わたしたちは繁栄する。しなければ飢える。わたしたちには永続的なマネー・システムはまったく存在しない。この事実がはっきり呑み込めたとき、とてつもなく悲劇的で絶望的な信じがたい状況がみえてくる。
信じがたいが、事実なのである。