とあるスナックで
コー
どっかに書いてあったと思ったら、この本に書いてあったよ。
天野統康(あまのもとやす)著 2012年11月 成甲書房
サヨナラ!操作された「お金と民主主義」 なるほど!「マネーの構造」がよーく分かった
p-46
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日々マネーを使い、マネーに追われて生きている資本主義経済に住む私たちが、通貨について多くのことを知らないのはこのことが原因なのである。
そこに権力の意図的な作為を感じるのは当然なことだ。
実は、このことは日本だけの問題ではなく、多くの自由民主主義諸国に住む市民に共通している現象なのである。
ところで、銀行がいくらでも預金を創造できるなら、なぜ銀行は預金をたくさん集めようとするのだろうか?多くの方が思う疑問でる。その主な理由は二つある。
* 銀行は預金準備率分の現金を確保しなければならない。
* 銀行は国債や社債などの有価証券を購入するときに、資産の現金が必要になる。
以上のようなことが原因で銀行は市場から預金を一生懸命に集めているのである。
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小林
なるほど、そういうことなんですね。
来年からトランプの改革が本格的に始まると思うんですが、特に金融、銀行、FRBの改革はなぜ必要なのかを考えるときに、この天野統康の著作は非常に参考になると思いますね。
コー
ところで銀行は国債を買うとき、「信用創造」で買えのかという事は、ちょっと考えると出来ないとわかるんだろうな。
たとえば、銀行が自社の社員用にマンションを購入したとする。それの代金を「信用創造」で買えるわけはない。
社員の給料を払うときに、「信用創造」で払えるわけはない。
当たり前と言えば当たり前だ。
それができるのなら、銀行は完全な偽札を作ってばら撒いているという事になる。