9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  <円の支配者> リチャード・ヴェルナー著 その11

2017年04月30日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の  P-243


三重野の証言は、1987年の福井の説明と符号している。よく知られているように、プリンスたちは一緒に仕事していたから、このあたりで、福井と三重野を選んだ先輩も目標を同じくしていたのかどうか調べてみよう。ほんとうにそんな長期目標が存在していたかどうかを確認する必要があるからだ。そこで、若い三重野を採用し、日本のプリンスとして選んだ人物に遡って(さかのぼって)みることにする。佐々木直(ただし)である。彼は「法王」一万田(いちまだ)に選ばれた最初のプリンスだった。一万田は彼を営業局長に据えて、法王の厳しい信用配分メカニズムを実践させた。計画どおり、佐々木はまもなく一万田の跡を継ぎ、10年以上日本を支配した。一万田と同じく統制経済主義、介入主義の実践者であった佐々木は、融資計画の生殺与奪の権を徹底的に行使した。

だが佐々木は1980年代はじめに方針を180度転換したかに見える。とつぜん、金融自由化と日本経済の国際化という目標の積極的な支持者になったのだ。日本の経済体制には根元的な変革が必要だと思い至ったらしい。日銀のバトンをプリンス前川に渡した佐々木は、経済同友会代表幹事に就任し、1983年1月に「世界国家への自覚と行動」と題する日本経済の改革と自由化のための5ヵ年計画を作成した。

この計画は、日本は世界に向けて早急に市場を開放すべきであると呼びかけ、日本経済は「目先の国益擁護型から、世界共通の利益増進型へ転換しなければならない」と述べている。目標は農業、金融、サービス業の迅速な「完全」自由化だった。さらに、規制や官僚の指導の廃止、行政改革、政策決定に政治家が大きな役割を果たすこと、首相の権限を大幅に強化し、強力な指導力を発揮できるようにすることなどを強く求めていた。こうした変革は日本だけでなく世界のためでもある。と計画は述べている。こうした「大胆な市場開放は欧米との経済摩擦解消に役立つだけでなく、産業構造の変化を促して日本経済の活力維持にもつながる」。この革命的な改革のおかげで、日本経済は高成長を維持し、5パーセントの実質成長も可能になるにちがいない。

このレポートは主として国内の読者を対象としたもので、慎重で控えめな言葉使いではあったが、当時としては過激な内容だった。政治プロセスの変革から官僚の権力剥奪まで提案しているのだ。ベールに包まれているとはいえ、これは、戦後体制のエリートたち、とくに大蔵省に対する正面攻撃だった。

佐々木はこれに続いて、1年後にふたたび経済同友会を通じてレポートを発表した。今度は、国際化とポートフォリオの多様化の名のもとに、日本の銀行は積極的に海外事業を拡大すべきだと要求している。そのために、大蔵省は(それまで厳しくチェックしてきた)銀行の海外事業に対する規制を緩和し、海外子会社として信託銀行や証券会社をもつことを認めるべきだと言った。もちろん、銀行システムを支配し、窓口指導を通じて日本経済を動かしている日銀のやり方について、佐々木がこれを改革すべきだとは言っていないのは、興味深いところである。


コー
そりゃそうだろう。日銀の<窓口指導>は、まさに<信用創造>、<通貨発行>の権力はどこにあるのかということの答えを、如実に表しているわけだからね。

秘密中の秘密なわけだ。

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9,11について  またまた (HIROMI)

2017年04月29日 | 日記
とあるスナックで

コー
しかし、なんだなー。これが決まらないと、なにも始まらないんだなー。


ママ
え、なにが決まらないと、始まらないの、コーさん。


コー
だから、<通貨発行>と<信用創造>の権利だよ。その国の中で、一体どこが、そしてだれが、その権利を持っているかということさ。

そこが、一番大事なんだな。

後は、だれが大統領になろうとも、だれが議員になろうとも、どんな法律を作ろうとも、どの政党が実権をとろうとも、どうでもいいんだな。

<通貨発行>と<信用創造>の権力を握ったものには、だれもかなわないということだな。この権利、この権力、これが最強の権力だということさ。

そりゃそうだろう、<信用創造>と<通貨発行>の権力を握ったものは、その国の命運を左右できるということだから。


この男は、250年も前に、それがわかったんだな、理解できたんだな。まったくたいしたもんだよ。



ママ
コーさん、なにぶつぶつ独り言を言っているの。
あ、そうそうコーさん、とうとうCDを買ったんだって、(上原ひろみ)の。


コー
そう、買ったよ、何年ぶりだろう、CD買ったの。しかし、彼女すごいね。なんかジャズとかロックとかクラシックとか、そういう今までのジャンルを飛び越えているんじゃないのかな、自分でも知らないうちに。ジャズの(わび)(さび)なんか、吹っ飛ばしちゃえ、という感じなんだな。


体全体の、音楽の<格闘技><真剣勝負>という感じだな。自分でも知らないうちに、新しいジャンルに入っちゃっているんだな、おそらく。

すごいね。おれは、音痴だけど、そんな感じだな。これなんかまさにそんな感じだと思うな。これからも、世界中の<天才>達と、全身全霊で<真剣勝負>をしてもらいたいね。小さくまとまるんじゃなく。

いやー、
この動画の横顔、いいねー。こんなしっとりした面もあるんだね。おい、そこのオヤジ、あんまりカメラの前をうろちょろすんなよ、まぶしいんだよ。 


ママ
ちょっとコーさん、いい加減にしてちょうだい、本当に。
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9.11について  <謎解き 平成大不況> リチャード・A・ヴェルナー著  2003年4月 PHP出版 

2017年04月26日 | 日記
とあるスナックで

コー
ヴェルナーは、不思議で不思議でしょうがなかったんだろう。戦後まったく何もないところから、奇跡の経済回復と成長を成し遂げた日本が、なぜバブルがはじけ、そして大不況になり、なぜ回復できないのか、不思議で不思議でならなかったんだと思う。戦後いろいろと経済的な危機があった時に、それを政府と日銀は一体となって乗り越えてきたはずなのに。

そう今回、今回といったってもう30年前になるんだろうが、<グローバル企業><世界的寡頭銀行家><軍産複合体>ようするに欧米の政治や経済を操っている<300人委員会>側の逆鱗に触れて、日本の金融システム、経済システムを破壊させられたということだと思う。そして今も、それは続いているという事だ。彼らが何百年とかけて作り上げてきた<株主至上資本主義>を破壊するようなシステムを作っていないか、いつも目を光らせているわけだ。そのために、日銀のプリンスたちはおおいに役にたったし、これからも活躍してもらいたいのだろう。そしてアメリカの大学で経済学を学んだ人間にも大いに期待していると思う。彼らの経済学を広め、もう二度と日本が経済的に成功して、彼らの縄張りを荒らさないようにと。


ヴェルナーは違っていたんだな。そして日本のことを研究しているうちに、気がついたんだな。

あの株や土地の値段が上がり続けているときに、一般の物価はなぜそれほど上がらなかったのか。

日銀の(窓口指導)とはなんなのか。

そして今までの経済学の共通した 間違い に気がついたわけだ。


小林
この本は、そのことをわかりやすく書いてますね。新しい経済学の原点の本ですね。
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9.11について  <円の支配者> リチャード・ヴェルナー 著

2017年04月26日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本のP-321

本書は、経済成長も資産価格も為替レートも、じつは日本銀行が決めていたことを明らかにした。秘密の窓口指導による信用規制を使って、80年代には銀行に過剰な不動産融資を強制した。90年代には信用を抑制して、バブルを破裂させた。そのあとは信用創造を拡大せず、政府の景気刺激策を積極的に邪魔した。不況を長期化させたことに加えて、日銀はアメリカの連邦準備制度理事会と一緒になって為替相場を操作して円高に仕向けた。これはさらに大きな打撃を経済と投資家に与えた。中央銀行が景気回復策を邪魔したために、政府債務は莫大な額になり、将来の世代の税負担が重くなった。


コー
そう,だからいつの間にか <税金> がゆっくりゆっくりと重くなっていくわけだ。

この状態もひとつの <茹でガエル> 状態なんだろう。ゆっくりゆっくりならば、人々はその原因を考えないし追及しない。  P-323

残念ながら、ほかの国でも状況は似たようなものだ。誰も、市場と経済を動かす連邦準備制度理事会の権限について議論しようとはしない。しかし、この権限には民主的なチェック・アンド・バランスが働いていない。グリーンスパン議長が議会で政策と行動について証言しても、内容のあることは何も言わない。政治家のほうは知識が少ないから、誰もFRBが創造する信用量を監視したり、制限を加えたりできない。アラン・グリーンスパンは1990年代半ばから(アジア危機の時期をのぞいて)金利政策を通じて経済成長をスローダウンさせたがっているという印象を与えている。だが、実際にはこの期間ずっと、彼はFRBの信用創造を拡大してきた。90年代の日本銀行の政策とちょうど正反対である。日銀は表向きは低金利政策で景気回復を図ると見せていたが、実際の政策意図は量的政策にあらわれいた。1998年まで景気浮揚を行わなかったのだ。同様にアラン・グリーンスパンは、アメリカ経済の強さに驚きを表明している。しかし、彼は金利を上げるたびに、通貨の印刷に拍車をかけてきたように見える。したがって、多くの国の中央銀行は金利を煙幕に使って国民の目をごまかし、真の意図を隠しているとしか考えられない。真の政策意図は、信用創造の量をみればわかる。 P-324

中央銀行は通貨の量をコントロールできないというのは、水は濡れていないというようなものだ。


小林
<水はぬれていないというようなものだ> この表現もすごいですね。


コー
この本は、 <天野統康 あまのもとやす>の原点になった本だ。
衝撃だったんだろう。これほど、中央銀行と銀行が作り出す<信用創造>が経済をそして国の命運を決めていたなんて。


経済を勉強している人、そして経済を教えている人、そして国の経済を運営している役人さん、そして事業をしている人、そこで働いている人、そして家庭の財布を預かっている主婦、すべての国民に関係してくる問題なんだな。

特に経済を教えている学者さん、リチャード・ヴェルナーと天野統康が唱えているこの考えを、検討し、議論すべきじゃないんだろうか。

経済を考える金融を考えるというのは、<国を救う> ということではないんだろうか。<経世済民>の原点に返って、議論すべきではないだろうか。
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9.11について  今日はいい散歩日和だった

2017年04月24日 | 日記
とあるスナックで

ママ
コーさん、今日昼間、散歩にいってきたんだって。


コー
そうなんだよママ。いつもの川の土手を歩いてきたよ。風もなくいい日よりだったよ。

残念だけど、桜の花はほとんど散ってしまっていたけどね。でも別の草木の花が咲いていたね、ところどころに。

それと、ツバメが飛んでいたよ。今年初めてみたね。春の次の季節がすぐそこまできているんだな。

おだやかな日の光で、いい気持ちで歩いていたら、頭の上を、ジェット機がものすごい音をたてながら、一直線に雲の上をめがけて上昇していったな。


ママ
そうねー、近くに基地があるからね。米軍の艦載機が飛んでくるのよ。


コー
あの飛行機も一旦は航空母艦に向かうんだろうな、そして軍事演習に参加するんだろう

六機ほど飛んで行ったけど、今回の演習はいままでと、ちょっと違うだろうな。それぞれのパイロットはどんな気持ちで飛んで行ったんだろう。

まかり間違えば、実戦になるわけだ。その準備はできて、飛んで行ったんだろうな。

もし、指令1がきたら、北朝鮮のどこを爆撃をし、指令2がきたら、また別の地点を爆撃せよと、もう決まっていて、それを確認しているんだろう。

パイロットの気持ちとしたら、100パーセント実戦モードだな。

上昇して大きく右にまわって、富士山のほうに飛んで行ったけど、ひょっとしたら、富士の山を見れるのも最後かなと一瞬思ったパイロットもいたかもしれないな。

<刈り上げ>、ばかなマネはするなよ、たのむぞ、という気持ちだろう。

それとも、いよいよ普段の訓練の成果を発揮できる日が来たと、ワクワクしながら操縦かんを握っているのかな。


ママ
それにしても、いやねー。人間と人間が殺しあわなけばならないなんて、ほんといやね。

北朝鮮の軍人さんだって、下の人たちは、命を捨ててみんなのため国のためと、自分を犠牲にする覚悟なんでしょう。みんないい人たちなのよ。

おたがい、みんないい人たちだと思うわ、ひとりひとりは。


なんで殺しあわなきゃならないのよ、ほんとに。
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