とあるスナックで
ママ
またまたコーさん、寝ながらブツブツ言ってるのね、全く困っちゃうわ。
コー
ブツブツ、ぶつぶつ・・・・・・・・
「おい銀行屋、調子はどうだい。」
「絶好調ですよ。まずロシアのプーチンが我々の罠にひっかっかりましたね、みごとに。
なかなか苦労しましたよ、ロシアの軍隊を引き出すには。
われわれのいくつもの作戦が、ロシアに対する宣戦布告と受け取ってくれましたね、ようやく。
あとは、ウクライナという底なし沼で、のたうち回して弱らせるだけですね。
北方の熊は体がデカいだけに、簡単には沼から抜け出せないんですよ。」
「ワクチンの方はどうだい、うまくいったのかい」
「こちらも、絶好調ですね。 2020年の3月11日、WHOのテドロスが(パンデミック宣言)を出せたことがおおきかったですね。テドロスを送り込んだ成果ですね。
次は(パンデミック条約)ですね。何しろ日本が先頭を切って押してくれますから、大丈夫でしょう。
これでほぼ勝負アリですね。」
「制度、法律を作ってしまえば、あとはどの政党が政権を取ろうが、誰が首相や大統領になろうが、関係ないということか。」
「左様ですね。金融制度と同じなんですね。」
「次は、一体何を撒くのかな。その準備はできているのかな。」
「殿、我々ははるか昔からウイルスや菌の研究をしているんですよ。準備万端ですよ。」
「それにしても、マスクは取れないのかな、最近息苦しくなってきたよ、年かな。」
「殿、マスクはあきらめてください。もうこれから永遠にマスクを外すことはないでしょう。次から次と我々は、撒きますよ。われわれも総力をかけているんですよ。
いまのところ、日本をおだててやってますので、うまくいくと思いますね。そのうち、憲法改正、核武装、の話がテレビの話題になるときがすぐきますよ。」
「え、日本に核武装をさせるのかい。」
「殿、それはありえませんよ。日本人みたいなわけのわからない民族に核を持たせることはできませんよ。なにをするかわかったもんじゃないですか。だいたい魚を生で食べるなんて、人間じゃないでしょう。そんな民族に危なくて危なくて核なんて持たせられないですよ。話題になること、それがだいじなんですよ。対中国、対ロシア、対朝鮮には。周りの国への恐怖心ですよ。恐怖心。そこがミソなんですよ。今回のウクライナ紛争も、プーチンに相手がロシアを攻撃してくると思わせることが出来たからうまくいったんですよ。実際だれが世界最大の核保有国のロシアに戦争を仕掛けることが出来るんでしょう、出来やしないですよ。2001年9月11日のアメリカのテロと同じなんですよ。あの時アメリカ人は全員思ったんですよ、これはアメリカに対する宣戦布告だと。でも冷静に考えてみればわかるんですが、だれがあんな巨大な軍事力を持っている国にいきなり宣戦布告しますか、宣戦布告に近いことをできますか。気がふれた人間しかできないんですよ。まともな人間はできないですよね。当時のアメリカ人は気が動転して分からなかったんですよ。いやいまでも、わかってないと思いますね。
だから日本が核武装するという話は、中国やロシアに対して、日本は核兵器で攻撃してくるんじゃないかという、恐怖心 を与えるのに必要だということですよ。そこがミソなんですよ。その恐怖心で中国に先に けん銃 を抜かせることが出来るんですよ。アメリカの西部劇では、善人と悪人が決闘をしたとき、必ず先に抜くのは悪人と決まっているんですよ。中国が先に拳銃を抜けば、アメリカ人も納得がいくんですよ、やっぱり中国人は悪い奴らだと。アメリカの一般の人たちに戦場で戦わせるのは、そういうことが必要なんですよ。」
「おぬし、なかなかやるのー。」
「恐れ入ります、殿。」
ぶつぶつ、ブツブツ・・・・・・・・・・・。
ママ
小林さん、今晩もお願いね、コーさんを送っていってね。だいぶ酔っているわ。
小林
はいわかりました、ママ。大丈夫ですよ。