とあるスナックで
小林
小林
お金は誰が作るのか、そしてそのお金はどのように日本の経済に作用して、一般の人々の生活に影響を与えるのか、 この本を読むと、ようくわかりますね。
コーほんとにそうだね。通貨を作っている所は、中央銀行と民間銀行しかないんだね。政府は作れないんだ、通貨を。国民が一生懸命に働いて<物>を生産しても、それに見合った適正な<通貨量>が世の中にないと、<デフレ>になったり<インフレ>になってしまうと言うことだ。そしてママや俺や小林君は勝手にお金を作れないんだ。
ママでも、うちのパソコンのコピー機ってすごく性能がよくて、一万円札なんかつくれそうよ。
小林ママ、ばか言っちゃだめですよ、逮捕されて刑務所行きですよ。
コーだから、<中央銀行と民間銀行>は特権中の特権を、持っているという事だ。
しかも、帳簿上に、数字を書き込むだけで、新たなお金を<作りだせる>んだ。 無からお金を作るようなもんだ。もし、1億2000万人の日本の中で、小林君だけがお金を勝手に作れるとしたらどうする?
小林しかも、帳簿上に、数字を書き込むだけで、新たなお金を<作りだせる>んだ。 無からお金を作るようなもんだ。もし、1億2000万人の日本の中で、小林君だけがお金を勝手に作れるとしたらどうする?
えー、まず家を大きいのに立て替えて、それから会社を辞めて、家族で世界旅行でも行きますか。
ママそしたら小林君私に、1億円貸してちょうだい。しかも返却の期限は200年後にしてね。ね、いいでしょ。
コー小林君が、無制限にどんどんお金を印刷してばら撒いたら、しまいには、お金はただの紙切れになっちゃうけどね。第一次世界大戦後のドイツやジンバブエみたいにね。