9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  (3)丹羽春喜 著<政府貨幣特権を発動せよ>2009年(株)京都総合研究所

2016年02月29日 | 日記
とあるスナックで

コー
どんどん読んでいってみよう。 P-49


半身不随の経済政策と、日銀にかせられている過酷な任務

以上のような本章の論述に密接に関連した問題として、ここで、ぜひとも考察しておかねばならない重要なことがある。それは、我が国の経済政策における、きわめて不自然かつ不健全な現状と、それにともなって、今日、日銀が直面している状況が、日銀にとって異常に苦しいものになっているという点である。すなわち、現在の我が国においては、累積してやまない厖大な国家債務の重圧によって、総需要政策としての財政政策がほとんど全面的に封止されてしまっており、経済のマクロ・コントロール(とりわけ景気の振興)は、日銀の金融政策のみによって行なわれる他ないといった状態が続いてきている。これは、不自然、不健全な<半身不随>の経済政策とも言うべき異常事態である。そして、それにゆえ、過酷きわまる任務が日銀にかせられているということでもある。しかも、平成不況の発生以降、現在にまでおよんでいるような深刻かつ長期にわたる経済の不振・停滞の状況下では、経済学の用語で<流動性の罠>(利下げしても、民間投資があまり喚起されない現象)とよばれている症状がひどくなっていて、景気刺激への金融政策の効果が、きわめて乏しくなってしまっているのだから、なおさらのことである。

小林
体の血(お金)が足りなくなって、だんだん体(経済)が弱ってきている時に、一生懸命に輸血して体(経済)を良くしようとしても、ちっとも血液(お金)が体に回らなくて、いたるところでうっ血(血がたまってしまう)状態だということでしょうか。

今の日本、安倍政権と同じですね。


コー
小林君、うまいこと言うね。
日銀による輸血と、政府による心臓、全身マッサージが必要だということだろう。
ところが政府は<国債>を増やしたくないものだから、ちっとも財政政策をしようとしない。

だから丹羽春喜は、その財源に<政府が貨幣を発行して>当てるべきだと言ってるわけだ。


そしてこの人も昔からデフレから脱却するには、政府は財政政策をしろと言っていると思う
そのさい、政府は民間銀行からお金を借りてと言っているようだね。

ついでにこちらも見てみると、勉強になる。<信用創造>ということだと思う。

そしてこちらも。消費税増税がどれだけバカげた政策だったかということだ。デフレの時には絶対してはいけないんだ。逆噴射なんだ。

日本人は70年前と同じに、大本営の報道をちっとも疑わない。どれだけ政府や国が間違った政策をしているかを、考えようともしない。


そして、農業でも大きな間違いをしようとしているみたいだな

<300人委員会>は、徹底的に日本を、壊そうとしてる。

まったく、天才的だ。 日本人はまったく、気がついていない。
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9.11について (2)丹羽春喜著 <政府貨幣特権を発動せよ>2009年1月

2016年02月26日 | 日記
とあるスナックで

コー
とりあえず、どんどん読んでいってみよう。 P-36

<政府貨幣は政府の負債にならない>

実は、この第一章で述べることは、まことに初歩的なことにすぎないが、意外にも、むしろプロのエコノミストたちのあいだでも盲点になっていて、思い違いをしている向きが非常に多いようであるので、明瞭に書いておくことにしたい。初歩的・基本的なことに見えても、実は、本章の内容は、ケインズ的財政政策がおこなわれるさいの理想的な財源調達手段を考察し、提言しているものになっている。すなわち、本章での提言は、まさに<救国の秘策>のための秘策なのである。
古来、常に指摘されてきたように、そして、現在でも、経済学や財政学の教科書には必ず明記してあるように、政府の財政収入を得る手段は 3つ ある。

すなわち、

(1) 租税徴収
(2) 国債発行
(3) 通貨発行

の 3つ である。

現在のわが国においては、(1)の租税徴収も(2)の国債発行も、もはや限界にきているわけであるから、今日の深刻な財政・経済の危機を打開するための財源調達には、(3)の通貨発行という手段の何らかのバリエーションを、下記のごとく工夫するべきだというのが、過去10年以上も繰り返し行ってきた筆者(丹羽)の政策提言の基本ビジョンである。


小林
(3)の政府の通貨発行が、政府の収入になるとは驚きですね。そんなことが出来るんですかね。
コー
明治のはじめにはそれをやっていたらしんだな。 P-108

かつて、明治維新のさい、たとえば明治2年(1869年)秋までの時期で見れば、戊辰戦役の戦費支出をも含む維新政府の財政支出の実に94%が、坂本竜馬と三岡八郎(由利公正)の夜を徹しての協議(慶応3年・1867年・10月末)による献策に基づいて慶応4年・明治元年(1868年)の初頭から発行され始めた不換政府紙幣<太政官札>の発券収入(造幣益)によって、賄われたのであった。まさに、、この〔打出の小槌)こそが、維新の大業成功の決定打であったのである。


小林
この事は、海外の経済学者も提言してるみたいですね。 P-123

なお、デフレ・ギャップが発生しているようなときには、景気振興のための財政政策のための財源は、<国(政府)の貨幣発行特権>(seigniorage セイニャーリッジ権限)、すなわち、<打出の小槌>の発動に依存するべきだという提言は、前述したように、20世紀の中葉より近年まで、ラーナー(A.P.Lerner),ディラード(D.Dillard),ブキャナン(J.M.Buchanan),スティグリッツ(J.E.Stiglitz),といった数多くのノーベル賞級の巨匠経済学者たちからなされてきている。このことは、読者諸氏の多くにおいても、かなりよく知られていることではないかと思う。


でもコーさん、各国の政府が貨幣を発行しだしたら、いまの中央銀行は、大きな大きな<権限・利益>を失ってしまうんじゃないですか。

コー
俺もそう思うな。だから、P-51

実は、いみじくも日銀法の第4条では、日銀の金融政策はあくまでも政府の経済政策の一環であること、したがって、それは政府の経済政策の基本方針と整合的であるべきことを、義務づけている。まことに当然のことである。したがって、前記の経済政策上きわめて重要な方策として、政府サイドから日銀に対してなされる認可と指示・要望を、日銀サイドも(前向きで肯定的なスタンス)でうけいれるべきであるということが、きわめて重要で妥当な必要条件となるわけである。ましてや、この方策が、現在のわが国が陥りつつある国難打開への必須の<国家の基本権>の発動という切実な意味を持っているようなときには、なおさらのことであろう。

しかし、必ずしも楽観し得ない気がかりな要因もある。それは、現在の日銀総裁の白川方明氏が、<国の貨幣発行特権>の発動としての<政府紙幣>の発行ということに対して、かなりネガティブな意見の持ち主であるらしいからである。このことは、2003年の春にノーベル経済学賞受賞者スティグリッツ教授が来日して、日本政府に対して、<政府紙幣>の発行を行うべきだと提言したときの、白川氏(当時は日銀理事)の批判的コメント発言(日本経済新聞・平成15年4月30日付)によっても、うかがい知ることができる。(本稿で前述・指摘したような<日銀券>と<政府紙幣>の特性の大きな違いを、白川氏は認識しえてなかったようである)。



小林
白川日銀総裁が反対しなかったら、彼は<300人委員会>に失脚させられるか、ころされてしまうでしょうね。


コー
俺も、そう思うな。
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9.11について  丹羽春喜著 <政府貨幣特権を発動せよ> 2009年1月(株)京都総合研究所 発行

2016年02月25日 | 日記
とあるスナックで

コー
いやーこの本にもおどろいたね。まったく。<政府貨幣>の話題や議論なんかも、新聞やテレビで見たり読んだりした記憶がないな。そしてこの本の大前提は、日本が<デフレ>の状態だという事だ。これが大前提ということだろうこの政策は。それにしてもこんな事が出来るなんてやはり信じられないね。うそみたいな話だ。

小林
そのためには、三つの条件が必要だと言ってますね。 P-175

しかし、(ケインズ革命)によるそのような特質をもった政策システムを稼働させうるための基本的な(必要条件)は、全世界的に、そして、とりわけ、我が国においては、まだ完全には充足されていないままに放置されてきているのが、現状である。
すでに、本書の各章における詳細な論述によって明白になっているように、(ケインズ革命)に基づくマクロ経済政策システムを稼働させるための必要条件は、

1、デフレ・ギャップ、 インフレ・ギャップの計測と確認
2、「有効需要の原理」(乗数効果)の作動状況の把握
3、「国(政府)の貨幣発行特権」の確立と、その財政財源への活用

の3点につきると言ってよい。


コー
いよいよ、むずかしくなってきたよ。
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9.11について   小野盛司  <落ち込む景気 再増税どころではない>

2016年02月22日 | 日記
とあるスナックで

コー
この人は、経済の学者じゃないけどずうーと、政府の経済政策は間違っていると言っているみたいだね。

日銀の政策のことより、政府の政策だね。
そして、デフレのときの<増税>は、間違っているといっているね。

そして、日本は間違った政策のため、世界の中のおもだった国で日本だけ<一人当たりの所得>が1994年頃から落ちっぱなしになっていると言っているみたいだね。しかもやはり科学者だね、数字をしっかりと比較してる


小林
そうですね、私たちはゆっくりゆっくりなんだけど、ひどい経済状況になっているということに、はっきりと気がつくべきですね。


コー
だから、みんな怒るべきなんだ、増税なんてとんでもないんだと。経済オンチもいい加減にすべきなんだ。デフレ、インフレもわからず、ましてや、通貨発行権も分からず、ましてや信用創造もわからないなんて、情けないよ。

おい、みんな、どうしちまったんだよ、日本人てそんなにバカなんかよ。


小林
コーさん、大丈夫ですか。なんか今日ちょっと変ですよ。
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9.11について  リチャード・A・ヴェルナー著 < 謎解き 平成大不況 >PHP研究所 2003年4月発行

2016年02月21日 | 日記
とあるスナックで

コー
<虚構の終焉>は、<謎解き 平成大不況>の結論をくわしく、理論的に、数式を使って説明しているんだな。

ところで<謎解き 平成大不況>のPー193にこう書いてある

  これまでの経済理論では語られなかった現実

これまで数えきれないほどの経済学者が<経済成長はいかにして実現できるのか>を模索し、経済政策を研究してきましたが、明確な答えを導き出すことはできませんでした。 しかし、ここまで読み進まれたみなさんは、その答えがわかったのではないでしょうか。

そうです。経済成長の最大の条件は <信用創造> です。完全雇用に近い状態で2、3%の経済成長をしている国でも、<信用創造>によってお金の量を増やすことで、経済をより拡大させることが可能になります。

あまりに単純な答えなので、(それだけであるはずがない。どうもあやしい)と思う人もいるでしょう。私も、あらゆる国のあらゆる時期におけるデータで検証を行いました。また、統計学上の検証も行っています(検証方法等の詳細は本書と同時発売の私の本<虚構の終焉>でしめしています)。その結論が、<信用創造の量>でした。これまで分厚い経済学理論の本を何冊も読み、勉強と研究を重ねてきたエコノミストの方はとくに、この単純な答えは信じたくないかもしれません。しかし、これでさまざまな経済の現実が説明できるのです。

  信用創造のお金が<生産を高める>ほうにむかうことが重要

信用創造によってお金の量を増やせば経済成長ができる、というと、(単に銀行がジャブジャブ融資をすれば努力しないでも成長できるのか)という印象を持つかもしれません。しかし、これまで見てきたように、<信用創造>によるお金が、より多く不動産など資産部門の取引に向かえば、資産インフレだけを引き起こします。それがバブルになると、遅かれ早かれそのバブルは崩壊し、銀行は不良債権の山を抱えてしまいます。そうなると、否応なしに<信用創造>を縮小せざるを得ません。したがって、これでは、持続的な経済成長にはなりません。

また、<信用創造>のお金が、生産を高めることにならない消費などに多く向かってしまうと、物価上昇だけを引き起こし、実質的な所得は増加しないことになります。これでは名目上は経済成長しているようでも、実質的に国民の豊かさが向上したことにはなりません。
とくに不況だという状態ではなく、ある程度の経済成長をしている国が実質的に所得をより向上させるためには、<信用創造>によるお金が、生産を高める<投資>に多く使われる必要があります。<信用創造>によるお金の量の増加と、先行投資の結果もたらされた生産の向上が同程度であれば、物価は上昇せずに実質GDPが拡大することになります。つまり、<インフレなき経済成長>です。

その<インフレなき経済成長>を達成する方法は、単純ではあるものの、簡単に実行できるわけではありません。まず、<信用創造>のお金が生産を高める方向に向かうよう、政府による賢明かつ適切な介入が必要です。繰り返し述べてきたように、お金を<貸す><借りる>の信用創造の市場、不均衡の市場であり、貸す側が借り手を選別するという割り当てがおこなわれます。国全体の経済を考えるならば、やはり政府による介入は不可欠です。



小林
この、<信用創造のお金が生産を高めるほうに向かう>という事が、やはり難しいということでしょうね。


コー
俺もそう思うな。かつての日本の資産バブル、アメリカの住宅バブル、最近の中国のバブル、みんなはじけ崩壊してしまったからね。

だから、まず政府が国債を発行して、それを民間の人や会社ではなく、銀行が買いそれを日銀が買い取って、政府はそのお金で<将来、生産を高める>事業に投資する。たとえば超先端科学事業などに。ちょとやそっとで真似のできない技術に、そして将来かならず必要な技術に。たとえばこちらなんかに

小林
でもコーさん、なぜ国債を民間ではなく、銀行がしかもその国債を日銀が買うんですか。

コー
小林君、もうそろそろ<信用創造>の仕組みが分かってもいい頃だと思うよ。銀行しか無からお金を増やせないんだよ。世の中にお金の量を増やすことができないんだよ。そしてそれを日銀が買い取るということは、もちろん帳簿上に(当座預金)に数字を書き込むだけでそれができるわけで、それで政府は、発行した国債を返す(償還)必要がなくなるわけだ。日銀が政府に買い取ってくださいということがなければね。


ママ
えー、それってパチンコ屋の景品交換所の仕組みみたい。

小林
ママ、上手いこというね。


コー
それは、そもそも政府がお金を発行できないからなんだな。でも硬貨(百円や十円など)は日銀でなく政府が発行しているわけだから、憲法(法律)上できるはずだというのが、この人たち(丹羽春喜)の意見だと思う。


ママ
いやー、最近の天野君、ここで見れるわね、あいかわらず二枚目ね。がんばっているのね、がんばって、天野くーん。


小林
ーーーーーー。


コー
コメント
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