takano_nagano@yahoo.co.jp
前述の「麻績村の自立」は、決して麻績村だけ良ければ良いと云うことではない。「筑北地域はひとつ、皆で仲良く地域全体の発展を目指そう。」とは当然のことで、合併に至るまでは二村が友好連携を持ってすれば、多くの事業が効率的にできると考えている。
○地域資源を活用しての都市との交流事業
○新たな地場産業興しと販路開拓
○歴史的文化遺産の保全や活用
○空家情報共有などの定住促進事業
○子どもたちの教育環境整備(学校統合など)
○福祉施設等の相互利用
○スポーツや文化振興 などなど。
これらの事業は、両村が共同して進めれば大きな効果が期待できることは明らかだ。筑北地域全体の発展のためには、積極的に取組みたいと考えている。
行政関係者だけでなく、一般住民を含めたこれらの友好連携事業が進められることが、将来の合併に向けた信頼関係の醸成にもなるのではないだろうか。
合併は、よく結婚に例えられる。お互いの全てを知り合い、相思相愛の仲になってこそ幸せな結婚へつながる。両村の関係もこんな形になることを願っている。
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▲この子たちのためにも、元気な麻績村を
筑北村との合併については色々な意見がある。
私は、「麻績村は当面、麻績村自立計画に沿って、自立路線を歩むべき」との考えだ。
「筑北地域はひとつ、皆で仲良く地域全体の発展を目指そう。」とは当然のことで、決して将来に亘り合併を否定するつもりは無い。しかし、現段階で合併へ向かうことには、慎重にならざるを得ないのだ。
その理由の一つ目は、財政運営の相違だ。
麻績村は、自立計画(平成17~26年度)に沿って自立路線を歩んでいる。特に、厳しい財政状況を想定した財政計画では、事務的経費の削減を図り、より簡素で効率的な財政運営に努め、できる限り住民に負担を転嫁しない方向となっている。しかし、ここ数年の財政指標は悪化する方向にあり、私もこれを心配する一人であるのだが。
一方、筑北村は「財政力の弱い3村にとって、合併という手段が将来の自立の道に最も近い方法だ」として、新村建設計画に沿い手厚い合併特例法のもとで新たな村づくりを進めている。計画によれば、前期5カ年最終年度となる平成22年度末には、財政状況は大幅に改善することになっている。しかし、現実は違うようだ。平成19年度決算状況を見ても、計画通りに進んでいないことが分かる。現時点でこれ以上申し上げることは控えさせて頂くが、財政状況は県下町村の中で厳しい自治体の一つであることは事実だ。
「両村の財政に差はあるが、合併をしてそれを薄め合ってもお互いに納得できる範囲だ」と云う人もいるが、私は決してそうは思えないのだ。先ずは、筑北村さんには新村建設計画に沿った、健全な財政運営を期待したいのである。
理由の二つ目は、合併特例法期限が今年度末となる今、両村にとって、取分け麻績村にとって早急に合併しなければならない重大な行政課題が無いことだ。
両村共に新たな村づくり計画の前期が過ぎようとしている今、お互いの方針を尊重し合い、しばらくはそれぞれの計画に沿って進むことが、将来にとっても必要ではないだろうか。
新たな行政事務や民間活動において不都合なことが生じていることはあるが、これらは友好的な連携を持ってすれば十分解決できることだと確信している。
理由の三つ目は、合併をした県下の旧町村住民の気持ちは今どうなのかだ。
ほとんどの合併した地域では、住民サービスの低下などデメリットが多いという実感を抱いている住民が圧倒的に多いと聞く。
近隣の住民からの、「こんな筈ではなかった・・・」との声を聞くにつけても、合併には慎重にならざるを得ない思いがする。
お帰りにはこちらも
筑北村との合併については色々な意見がある。
私は、「麻績村は当面、麻績村自立計画に沿って、自立路線を歩むべき」との考えだ。
「筑北地域はひとつ、皆で仲良く地域全体の発展を目指そう。」とは当然のことで、決して将来に亘り合併を否定するつもりは無い。しかし、現段階で合併へ向かうことには、慎重にならざるを得ないのだ。
その理由の一つ目は、財政運営の相違だ。
麻績村は、自立計画(平成17~26年度)に沿って自立路線を歩んでいる。特に、厳しい財政状況を想定した財政計画では、事務的経費の削減を図り、より簡素で効率的な財政運営に努め、できる限り住民に負担を転嫁しない方向となっている。しかし、ここ数年の財政指標は悪化する方向にあり、私もこれを心配する一人であるのだが。
一方、筑北村は「財政力の弱い3村にとって、合併という手段が将来の自立の道に最も近い方法だ」として、新村建設計画に沿い手厚い合併特例法のもとで新たな村づくりを進めている。計画によれば、前期5カ年最終年度となる平成22年度末には、財政状況は大幅に改善することになっている。しかし、現実は違うようだ。平成19年度決算状況を見ても、計画通りに進んでいないことが分かる。現時点でこれ以上申し上げることは控えさせて頂くが、財政状況は県下町村の中で厳しい自治体の一つであることは事実だ。
「両村の財政に差はあるが、合併をしてそれを薄め合ってもお互いに納得できる範囲だ」と云う人もいるが、私は決してそうは思えないのだ。先ずは、筑北村さんには新村建設計画に沿った、健全な財政運営を期待したいのである。
理由の二つ目は、合併特例法期限が今年度末となる今、両村にとって、取分け麻績村にとって早急に合併しなければならない重大な行政課題が無いことだ。
両村共に新たな村づくり計画の前期が過ぎようとしている今、お互いの方針を尊重し合い、しばらくはそれぞれの計画に沿って進むことが、将来にとっても必要ではないだろうか。
新たな行政事務や民間活動において不都合なことが生じていることはあるが、これらは友好的な連携を持ってすれば十分解決できることだと確信している。
理由の三つ目は、合併をした県下の旧町村住民の気持ちは今どうなのかだ。
ほとんどの合併した地域では、住民サービスの低下などデメリットが多いという実感を抱いている住民が圧倒的に多いと聞く。
近隣の住民からの、「こんな筈ではなかった・・・」との声を聞くにつけても、合併には慎重にならざるを得ない思いがする。
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