takano_nagano@yahoo.co.jp
▲ソーラーパネルの電源装置が付いた電気柵
中山間地の畑や水田では、イノシシやシカ、ハクビシン、タヌキなど野生動物による被害が増えている。
イノシシが入り込み踏み荒らした水田では、収穫量が減るだけでなくお米に匂いが付くため食べられないという。ソバ畑でのシカ被害、ブドウやリンゴの果樹園でのハクビシン被害、モロコシやジャガイモ畑でのムジナの被害、これらは収穫間際に起きるので、農家にとっては切なく腹立たしい。
対策として、ネットを張り巡らしたり、人間の髪の毛を袋に入れて吊るしたり、トタン板を通り道に敷いたり、犬の糞をばら撒いたり、作物を新聞紙で包んだり、色々なことをするのだが決め手は無い。
そんな中で、最近よく見かけるのが電気柵だ。心理柵と云い、1万V近い高電圧の電気ショックを経験させて、心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄らせない仕組みだ。
効果はあるようだが、行政の助成があるとは云え農産物価格が低迷する今、農家にとっては大きな負担だ。
動物が檻(おり)の中に居るのではなく、農地や家や人間が檻の中に住む時代になった。中山間地域の農業を守るためにも、そして野生動物の適正保護のためにも、新たな対策が必要ではないだろうか。
お帰りにはこちらも
中山間地の畑や水田では、イノシシやシカ、ハクビシン、タヌキなど野生動物による被害が増えている。
イノシシが入り込み踏み荒らした水田では、収穫量が減るだけでなくお米に匂いが付くため食べられないという。ソバ畑でのシカ被害、ブドウやリンゴの果樹園でのハクビシン被害、モロコシやジャガイモ畑でのムジナの被害、これらは収穫間際に起きるので、農家にとっては切なく腹立たしい。
対策として、ネットを張り巡らしたり、人間の髪の毛を袋に入れて吊るしたり、トタン板を通り道に敷いたり、犬の糞をばら撒いたり、作物を新聞紙で包んだり、色々なことをするのだが決め手は無い。
そんな中で、最近よく見かけるのが電気柵だ。心理柵と云い、1万V近い高電圧の電気ショックを経験させて、心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄らせない仕組みだ。
効果はあるようだが、行政の助成があるとは云え農産物価格が低迷する今、農家にとっては大きな負担だ。
動物が檻(おり)の中に居るのではなく、農地や家や人間が檻の中に住む時代になった。中山間地域の農業を守るためにも、そして野生動物の適正保護のためにも、新たな対策が必要ではないだろうか。


